マインド

コンサルを受ける。それは成長を描く戦略を作る為。

成長はいつも大切なこと。

大人になると勉強する機会が減ります。学生時の勉強内容もどんどん忘れていく。仕事に関することは覚えたり、増えていくけど、それ以外のことは学ばなくなる人も多くなる。

今の時代は変化が早い。テクノロジーの進化、ITの他産業への進出、必要なスキルの変化など、目まぐるしく移り変わっている。

かつては終身雇用・年功序列制が機能していました。今ほど変化は早くなく、競争する相手も少なかった。企業は人をまず抱え込み、仕事は後からでも取ってきて回すことができた。1つの会社に勤めて定年まで働く。労働者側もこのスタイルで安定が約束され、長期ローンを組んで家を購入し、家族を養うビジョンが描けた。

しかし、平成不況から今に至るまで、雇用の安定はどんどん失われていった。非正規雇用の割合は今や4割に達している。企業にかつての余裕はなく、人を雇うハードルが上がっている。企業は即戦力の人材を求め、新卒からじっくり育てるといった昔のスタイルは失われつつある。

昨年から始まったコロナと同一労働・同一賃金制は、今までの仕事の在り方や雇用形態を大きく揺るがしている。会社はもう従業員を守ってくれる存在ではなくなる。

でも私たちはまだ生きています。生きなければならない。会社が自分達を守れないなら、自分で自分を守れるように変化しないとなりません。

成長は子供だけでなく、大人にとっても必須の時代となっている。

成長には痛みを伴う。今まで経験していないことは、誰もが幼児のようなもの。

痛くて辛いばかりだと、やろうという気持ちにはならない。少しでもいいから、その痛みを軽くしたい。

私も同じです。痛くて辛いのは嫌。痛いのは仕方ないけど、その先が開かれる展望が欲しい。展望が開けるなら、痛いのは我慢ができます。希望があればやれるというのは、時代を経ても変わりません。

成長にくっついて言われるのが戦略。成長の為、変化に対応する為の戦略が必要とされている。

戦略は、ゴールを設定してそこに向かう為の道筋を作る為にある。戦略はイメージとしてカーナビになると言えます。目的地というゴールがあり、ルート案内でそこまでの道のりを示す。早さを重視するなら有料の高速道路を使い、渋滞が予想されるなら遠回りでも、そのポイントを避けるルートを選択する。

進み方は違えども、ゴールへ辿り着く。戦略はこういうもの。辿り着けないなら、その戦略は修正が必要になる。

カーナビ位なら、誰でも使えるしできますね。では仕事やビジネスではどうでしょうか。

成果物が要求されていて、それを得ることがゴールとします。得られるならルートは何でもOK。パソコンで作ろうが手で作ろうが、どちらでもいいです。そこでパッと作る道筋が見えるでしょうか?

見える人は達成できるでしょう。時間はかかってもゴールに行き着ける。では見えない人は?

カーナビも地図もない車を運転しているような状態です。目的地は知っている。でも道が分からない。これではゴールに辿り着けない。

成果を出せる人が評価が高くなるのは、資本主義社会の原則です。成果を出す為の実力の向上は、自分の成長から生まれます。成長を描くにはその戦略も必要になってくる。

でも自分だけでは解決できないことも多い。そもそも何がダメなのかが分からない。

自分だけでは解決できない問題を、サポートしてくれる人が欲しい。

コンサルの需要はそこにあると思います。

ではコンサルを入れることで、どんな変化が出てくるでしょうか。

そもそもコンサルとは?

コンサル≒教師っぽい? 割と近いんじゃないかな

コンサル」 ってよく聞くけど、その中身はあんまり知らないな~

意味は、「専門的な立場から企業・組織・個人の依頼に応じ、各種のアドバイスを与えること」 だそうです。コンサルタントは、ノウハウや専門知識・業績に裏打ちされたものを持ち、それを提供してお金を頂く人のことを指します。

こう見ると、学校の先生を思い出しますね。国数英社理の5教科に加え、体育や芸術などを担当していた教師達って、学生へのコンサルをしていたという感じでしょうか。

ん?

教科書は最初に用意するから、極論で言えば自分だけで勉強することはできる。問題が足りなければ、ドリルとかチャート式みたいな問題集を買えばいい。参考書を買えば、分からない所も説明が付いてくる。

あれ? これって教師がいる意味ってなんなんだろう?

コンサルを受けるか否かは置いて、この点を考えてみましょう。

初心者は何も分からない・・・

初めから分かる、できる人は皆無。

自転車に乗るのだって、最初は恐かったしできなかった。乗れるようになったのは、何度も練習したから。

もしかすると、自分ひとりで練習して乗れたのかもしれません。しかし、練習する横で親や大人に付いてもらいながらやったという人も多いのではないでしょうか。乗れるようになるまで、アドバイスや支えをもらった。

よく耳にする、「正しい努力」がこれになるのかな。

車の免許でも仕事でも、できるようになるまでに、本人の努力が一番大事なのは頷ける話です。でも、努力が結果に繋がるかは分かりません。いくら頑張ってもできないことはあるし、苦手という人もいます。

その答えは、「初心者に道筋は見えない」ことが関係している。

道筋が間違った努力は、言わば正しくない努力といえるのかも。

「正しいこと」と「適性や相性」の違い

じゃあ正しい努力っていうけど、正しいとは何でしょうか?

私が思うに、正しいとは、望む結果を導けることが当てはまるのかな。

数学とかだと、計算やその過程、条件設定をミスすれば正解には至りません。過程を整えて結果に辿り着く。正しいならば、テストの点数に反映されてくる。ビジネスでも、該当することは多いような気がします。

料理で例えれば、お米の糠をちゃんととらずに炊いて、美味しくないご飯ができてしまう。入れる手順を無視して煮込み料理を作り、野菜が煮崩れしたり、肉に火が通ってなかったりetc・・・

正しい努力が伴えば、いい結果を得られるような気がしますね。

しかし、同じやり方でも結果が出る人と出ない人がいるのも、よく聞く話です。

思うにそれは、「人には適性や相性があり、一概に正しいものと相容れるとは限らないから」。

同じマニュアル・指導者がいて教えを受けている人が2人いるとします。できる方をA、できない方をBと置く。同じように教えられて努力しているにも関わらず、BはAには全く及ばない。Aが結果を出しているのだから、その教えや努力が間違っているとは思えない。

Bは悔しくてたまらないはず。怠けている訳でもないのに、結果を出せないのだから。

現実でもこういったことは、至る所で見られるでしょう。

配置転換で、Bは違う所で違う仕事を始めた。すると別人のように結果を上げていった。今までの悔しさや苦労はなんだったのか・・・

こういったこともまた、よく見られる内容ではないでしょうか。

つまり、前の仕事や職場ではA程の適性や相性の良さが無かった。異動した先の所の方が、Bに適していた。こう言えるのは間違っていないと思います。

一般に正しいと言えど、それが当人に相応しいかは未知数。

そこを見極めるのが、初心者や素人にはとても難しいのかもしれません。

自分でできるならいいけど・・・

勉強ができたという人は、大別して2種類いると思います。

授業に加えて塾など、指導者を付けて学力を上げたパターン。もう一つは学校と家での自習で結果を出した人。

自学自習で学力アップができたなら、コンサルは要らないのかもしれません。1人でうまくやれるなら、お金を使わないで済みますし( ひとりでできるもん! って古いな)。

では自学自習では厳しい場合、どうすれば?。コンサルを受ける意味は、ここに集約されるような気がします。

先に述べたように、その人に取って適したものを選ぶ。自分でできるならそれで良し。できないなら、外部からそれを見極めて提供する。それができれば、成功に大きく近づける。

本当に難しく、奥深い問題ですね。教える側も教わる側も悩みは尽きないでしょう。

何事も成長が大切。その戦略を描くには?

コンサルを通して成長戦略を作る。自分に適した戦略が大事。

戦略を描く。字だけで見ると難しそう・・・

私たちは子供の頃、小学校で九九や漢字を習いました。中学では英語、高校では大学受験の為の知識を詰め込まれたはずです。受験や進学といった、明確な目的があったと思います。そこに向けて進んでいくのが、学生の苦しみで、思い出でもあったでしょう。

教師は主に授業を通じて、生徒をその目的に導いていくのが仕事。生徒だけでは描けない道筋を、教師が示してそこを歩かせるようなイメージ(行動するのは生徒で、生徒が頑張るのが肝心だけど)。

コンサルタントは、このイメージに近いと感じます。

初心者をレベル1とし、稼ぎに繋がるのがレベル10、安定まで行くのがレベル50とします。

レベル1では何もできないに等しい。お金に行き着くにはレベル10までいかないとダメ。でもレベル1にとってレベル10は遠く感じる。そもそもそこまで行けるビジョンが湧かない。

コンサルがそこに入ることで、レベル10までの道のりを初心者に示す。道のりが分かれば初心者は歩きやすくなる。レベル10に達したら、安定となるレベル50までを目指したくなる。今までのやり方でいければいいが、いけないならそこで足踏みすることになってしまう。

またコンサルの力を借りる。こうしてレベル50まで歩き続けることが可能になる。

こういった、成長戦略を提供するのが、コンサルタントの役割かと。

「成長戦略」≒「学校教育のカリキュラム」?

学校の勉強は大きな目的として、受験に向けた内容となっているのはご存じかと。

公立でも中学生からは、高校受験への対策を掲げて授業が行われます。高校では大学受験について、耳タコになる程強調されて言われるでしょう(大学と大学院はまた変わってきますが)。

生徒には受験や志望校といった目的が明確にあり、そこに向かっていく道筋を作っていくのが、教師の役目と言える。理系学科なら重きが置かれるのは理数科目。文理問わず、英語は切り離せない科目として存在する(英文法が嫌いで嫌いで仕方なかったなー・・・)。

特に高校で顕著になるのが、予習を前提とした授業内容になっていること。宿題や課題として授業外での学習を先に行い、授業でその内容を反復したり、疑問点を洗い出して解消するといったスタイルとなる。

単に問題を解くだけなら、極論で言えば自習で全て進められるはずです。授業すら出なくともいいかもしれません。でもほとんどの人は、高校に所属して授業に出る。これはなぜでしょうか?

それは多分、「闇雲や独りよがりなやり方ではなく、効率や精度を確立したやり方を学ぶ為」だと思います。

成績優秀者や教え方が上手い先生のことは、記憶に残っているんじゃないでしょうか。同じ授業内容や課題をこなしているのに、成績が全く違う。あの先生が担当している授業は分かりやすい。頭がいいから?才能があるから?

確かに、才能や資質に依存する部分はあるのは間違いありません。記憶力が強ければ一度読んだだけで頭に入るし、入る知識量は増える。処理能力が高ければ、暗算や目測を素早く立てて問題を解ける。

しかし、一定の水準までは効率や精度が確かめられたやり方を仕込まれることで、誰でもできるようになる。

「コンサルタント」≒「学校や塾の先生」と見ると、

コンサルを受ける。それはあたかも、その分野の学校や塾に入るような感じです。

生徒は分からないことだらけ。先も見えない。そこに灯りを着けていくのがコンサルタント。

どこまでやればいい? 何から始めるべき? これで合っている?

逐一レスポンスを返し、生徒の不明や不安を取り除いていく。それを繰り返す内に、小学1年生からステップアップし、中高大と上がっていくイメージ。

小学生では分からない、できないことも高校生や大学生なら簡単になる。

高校以上となれば、就職や自立が視野に入ります。そこまで持っていけるようサポートする。

こうして見ると、コンサルは学校の教師や塾の先生っぽく思える。

学生時代を思い返して。

自分の学生時代を振り返ってみると、最初は何1つ分からないしできなかった。数学を例にとると、文章題から公式を当てはめて解答する。まず文章から式を作るのに必要なデータが読み取れない。式は分かっているのに、データを読み取れないから計算に繋がらない。物理や化学も同じ経験があります。

実験前に予習しておき、いざ実験となると、教科書には書いていない変化や現象が出てくる。当然知らないのでパニックになります。その通りにしてみたはず。でも本番になると通じないことが出てくる。

これは経験がないから。積み重ねがあって初めてパッと理解できる。

でも自分はぺーぺーです。分からないし対処できない。

そんな時にやるのは1つ。先達やプロに聞くです。

先生を呼んで一緒に考えてもらう。先輩に協力を仰ぐ。

仕事も同じではないでしょうか。最初は先輩やその部署にとってお邪魔な存在ですよね。教育期間中は彼らの仕事を圧迫する。自分達は成果を上げていません。できないと給料泥棒のままです。

だから先輩社員は「早く仕事を覚え、職場に慣れること」を要求する。それが自分達の利益にもなるから新入りもそこを目指す。

もしそれが難しいなら、何とかそこに行き着けるように努力したり、協力を仰ぐことを考える(無理なら部署移動や転職も考えるでしょうが)。

そこで頑張りたい、やっていきたいと思うなら、やれるようになる必要がある。その思いは決して間違っていない。その背中を押してくれる存在が欲しい。

そう思うなら、コンサルを受けてみるのも1つの手だと思います。

本記事もお読み頂きまして、ありがとうございます。それでは!

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