SNSはソーシャルネットワーキングサービスの略称です。個人から企業、公的機関さえ利用する程に広まっており、SNS無しには過ごせないレベルです。
SNSは情報の拡散や共有で大きく役立ちます。昔はテレビやラジオ、メールでしか発信出来なかったものが、今はタイムリーな速さで広められます。
誰もが発信出来、どこでも伝わるし通じる利便性はSNSの強力なメリットです。ビジネスにも使えるので、アフィリエイトで活用する例も多くなりました。
アフィリエイトはネット空間に作ったブログやサイトから、広告へ誘導して購入やクリックで収入を得る仕組みなので、いかに訪問して貰うかが重要になります。
その点でSNSはシナジーがあり、ジャンルによってはSNSからの流入の方が望めるケースもあります。特に活かせるアフィリエイトジャンルを扱うなら使わない理由はありません。
SNSは拡散が早い為、炎上やデマが広まるなどのデメリットもありますが、拡散や共有でネット検索より有利な点は非常に強いメリットになります。
アフィリエイトブログやサイトが読まれないのが一番不味いので、それを解消するSNSのメリットを強く受けられます。
写真や動画が活きるジャンルならSNSは持ってこいです。説明が苦手でもSNSを使うことで補える点もあります。
ジャンルに限らず使わない理由が少ないので、アフィリエイトするならSNSの利用を考えて損はありません。
SNSとアフィリエイトジャンル。これについて考えてみましょう。特にSNSの特性を見ると、どう使えばいいかが分かりやすいと思います。
アフィリエイトでSNSは使うべき理由

アフィリエイトでSNSは役立ちます。理由は特に初期のアクセスアップに使える点です。
SNSからの流入でアクセスを増やせる為、アクセスが大事なアフィリエイトでは使う方が有利になります。
SNSごとに特性が変わるので、それを考えてアフィリエイトに役立てるといいでしょう。複数のSNSを使っても構いません。
初期の流入が見込める
アフィリエイトで一番辛いのは初期から稼げるまでの間です。ここが最も大きな壁となります。
アフィリエイトは独自ドメインを取ってブログやサイトを開設するのが一般的ですが、この独自ドメインが悩ましいものです。
独自ドメインはネット空間における名刺や住所であり、初期は全く無名の存在になります。これをいかに育てて皆に認識して貰うかが重要です。
老舗やブランドが強いのは製品開発力や営業力だけではありません。長年やって来た実績や大きく稼いできた歴史が背景にあり、それが知名度や人気に繋がっています。
いくら優れた個人がいても初めは全く知られず、信用も無いのが普通です。ここから記事やページを作ってコンテンツを増やしていき、信用を得る努力が要ります。
目安として半年から1年は下積みに近い所があります。早い人は数カ月で伸びますが、こればかりは運や相性も絡むので急ぐのは難しいです。
そうしてブログやサイトがネット空間で認識されれば、全体の順位が上昇していきます。特に読まれる・読ませたいコンテンツを中心に作り込み、売上を高めるのも大事です。
その間がキツい。どうしても初期はアクセスも知名度も無い為、ここでスピードアップが図れるのが望ましい所です。そこでSNSが使えます。
SNSに作ったコンテンツを投稿し、中身の概要を説明した情報を発信する。SNSは若者を中心に見る他、多くの人がビジネスに使うものでもあります。
そこで投稿したものが誰かの目に留まり、興味があれば覗いて貰えるという形です。こうしてアクセスを増やし、知名度を高めていくのも大事な戦略になります。
最終的な流入ルートの割合は直接検索からが半分以上になりますが、初期はSNS経由が多くなると思います。SNSを活用して知って貰うのは良い選択です。
流入が大きく広がる
SNSの素晴らしい機能は拡散です。見た人がイイ!と思えば、友人や知人などにシェアという形で拡散してくれる可能性があります。
SNSに投稿しても見て貰えるかは分かりません。多くの人に見て貰わないと、知名度やアクセスの増加は見込めません。
拡散や共有をして貰うことで友人からその知人へ、知人から関係のある人へと広がっていきます。広がるスピードがアクセスに繋がりやすくなる。
最も、コンテンツがちゃんと作られたものという前提が要ります。一番はコンテンツの中身にかかって来るので、ダメなコンテンツでは拡散して貰えません。
SNSを見たり、SNSで共有や拡散して貰った情報からアクセスへと繋げられる。SNSで流入を大きく広げられる点は大いに活用すべきでしょう。
SNSは大別して2つに分かれる
SNSは大きく見て2つの違うグループに分かれます。「オープン型とクローズ型」、「ストックコンテンツとフローコンテンツ」です。
投稿がどの範囲の閲覧者に公開されるかで、オープン型かクローズ型かが決まります。不特定多数なら前者となり、特定のユーザーだけに公開される場合は後者となります。
企業やビジネス目的で運用する場合は、皆に広く知って貰えるオープン型のSNSを推奨します。特にTwitterやInstagram、TikTokがオープン型に該当します。
一方でLINEはクローズ型です。閉じたコミュニティ間でやり取りするのに向きます。アフィリエイトには不向きな為、特別な事情が無い限りは他のSNSを使いましょう。
Facebookは関係性が強い傾向にあるユーザーに、投稿が表示されるアルゴリズムを持つ。その為、オープンとクローズの間と言えます。
コンテンツも意味や活用法が異なります。文字や画像、動画ではそれぞれ大きく違いがあります。
ストックコンテンツは時間が経過しても情報の価値が下がりにくいコンテンツを指し、フローコンテンツは時間と共に情報の価値が下がるものを指します。
時間が経過しても検索から流入があるブログやサイトのページはストックコンテンツに、タイムラインで流れていくSNS(特にTwitter)の投稿はフローコンテンツになります。
InstagramやFacebookはブログのように使われたり、ハッシュタグ検索で過去の投稿も探せるなどストックコンテンツに近づいた部分もあります。
最も、SNSはソーシャルメディアなので、個人や企業が持つサイトやブログのような占有権はありません。
そこに誘導は出来ても、広告からクリックや購入に進めることは出来ません。あくまでもブログやサイトのサブにあると考えた方がいいです。
また、近年利用者数が増加しているnoteやYoutubeはストックコンテンツとなります。
SNSごとに違う特性

SNSは大きく見て4つの部類になります。Twitterのような短文で素早く拡散するタイプや、Instagramのような画像と写真共有が強いもの。
Youtubeのように動画を主に扱うタイプや、Facebookのようにビジネスや公的な付き合いを重視するものです。他にもSNSがありますが、基本はこの4つになります。
5つ目として近年登場したSNSはライブ配信系があります。それは後述するので、今は4つのSNSについて書いていきます。
国内ではLINEに次ぎ、2番目に利用者の数が多いのがTwitterです。月間のユーザー数は4,500万人、世界全体ですと3億4,000万人になります。10代から20代が多いようです。
投稿可能なのは280文字以内のテキスト、画像、動画になります。ブログやサイトのリンクも貼ってOKです。
TwitterはTwitter系SNSと呼ばれ、オープンで自由な発信が可能なメディアの代表例です。Twitter社が厳格なルールが定めて運営しており、中央集権型のメディアとも言われます。
Twitterと似ているマストドンというメディアもあります。こちらはサーバーが分散しており、政治的に言えば地方分権な印象があります。ルールも緩いです。
フォローした相手の投稿や、いいね・リツイートなどを見ることが出来ます。ツイートなどがリアルタイムでカラムに表示される、タイムライン機能もあります。
実社会の関係より、趣味や嗜好の合う人同士で繋がる傾向が強いです。若者で利用者が多いのは、この性質と短い文章でやり取り出来る特徴があるからです。
実名以外のアカウントを作って利用するパターンが多く見られます。実名を出すのはビジネスや公的機関、特別に親しい関係がある場合が多いです。
政府機関やその要人、エンタメ系の有名人は実名で登録しています。ユーザー数が多いので、広報や周知にピッタリですね。
カスタマーサポートの一部としても活用出来る。ユーザーのツイートを検索することで、顧客の商品・サービスに対する不満や疑問を汲み取りやすいからです。
一方で拡散力が非常に高い為、他のSNSより炎上するリスクが高いことや、ツイートが埋もれて探しにくいという欠点もあります。
簡潔かつスピーディーに拡散や共有が為され、誰もが短い文字数でやり取り可能な気軽さが特徴のSNSです。
2018年には全世界で月間ユーザー数が10億を超えたのがInstagramです。国内でも爆発的な成長を遂げるSNSであり、日本の月間ユーザー数も3,300万人に達しています。
Instagramは女性に人気のSNSです。それは独自の性質があるからです。写真や動画は勿論、ショートムービーやIGTVなどがあります。
写真や動画に特化しており、スマホで撮影した画像の編集も簡単で投稿や共有がしやすい。女性が利用者の過半数を占めています。
Instagramの影響力は特に女性に強く出ています。ある統計ではInstagramを利用する女性の約7割が、投稿されるコンテンツを見て消費行動を起こしたと答えたそうです。
注目すべきポイントは有名人や友人・知人ではなく、企業の公式アカウントの投稿が、消費行動のきっかけになったことがある割合が高いこと。
この質問に「ある」と答えたユーザーが35%にも上り、Instagramの利用者が企業の影響も受けやすいということを示しています。
Instagramのデメリットは投稿の拡散力が小さいことです。Twitterならリツイートされれば、フォロワーのタイムラインに投稿が流れます。Facebookなら友達の友達まで投稿を届けられる。
しかし、Instagramでは投稿が届くのはフォロワーのみです。フォロワーも実際に面識のある、友人や知人が中心となるので拡散する傾向は小さいです。
故に、フォローしているアカウント以外の投稿を見るには、ハッシュタグと呼ばれる投稿内容を説明するラベルを利用する必要があります。
特に親しい間柄で真価を発揮するSNSと言えます。インフルエンサーが一番利用するものであり、フォロワーとの関係性が重要と言えるでしょう。
日本では親会社の運営するFacebookの利用者数を既に上回っています。近い内に世界的にもInstagramがFacebookを上回り、SNSのトップになる日が来るかもしれません。
利用者数が世界で最も多いSNSで、言わずと知れたソーシャルメディアの代表的存在「Facebook」。
1ヶ月の間に1回以上利用があったことを示す月間ユーザー数は、全世界で約24億人にもなります。日本でも約2,800万人が利用しています。
原則として実名で登録することが推奨されている為、他のSNSに比べても実社会的な雰囲気が特徴のSNSです。ビジネスや公共利用に向いています。
ネット上で新たな交流関係を結ぶような目的には向かず、リアルで繋がりのある友人・知人との情報交換、近況報告(テキストや画像、動画の投稿)を中心としたやり取りが多いです。
Twitterのようにタイムライン的に投稿が更新されるシステムではありません。クローズ型の性質がここに現れています。
独自のアルゴリズム「エッジランク」により、共通の感性やジャンルを持つ相手向けにコンテンツが紹介されるようになっています。
また、対象を細かく設定した広告選択や設置が出来るので、ビジネス向きでしょうか。プライベートならInstagramの方が遥かに向くでしょう。
Youtube・Tiktok
SNSにおいてはFacebookの次にユーザー数が多いです。全世界の月間ユーザー数は19億人、日本では6,200万人が利用する動画メディアになります。
ネットで動画を視聴するユーザーの全てがYoutubeを利用しているデータが存在し、動画投稿・共有サービスにおける絶対王者として君臨しています。
アカウント登録をせずに動画を視聴可能で、アカウントを作成すれば誰もが自由に動画を投稿出来る。どちらの使用も無料で出来ます。
ライブ映像を配信出来る他、7日間で自動的に削除されるストーリー投稿の機能も実装されました(ストーリーの投稿はチャンネル登録者が1万人以上のユーザーのみ可能)。
大手ウェブ解析会社のSimilarWebが出している、世界のアクセス数ランキングではYoutubeは親会社のGoogleに次ぐ第2位の座に収まっています。
今後もSNSという枠には収まらず、世界的なプラットフォームとしての地位は不動と断言出来るのがYouTubeです。
他に動画のSNSと言えばTiktokがあります。これは中国のBytedance社によって作られたSNSです。
口コミに加えてCMでも大規模な宣伝を行い、2017年から2018年にかけて10代~20代の若者に爆発的な広がりを見せました。
国内の月間ユーザー数は約1000万人で、世界全体では月間ユーザー数が約5億人になります。
1分以内の短い映像を撮影、編集・作成、投稿するアプリで、自分だけのオリジナル動画を作って知人や友人と共有出来る点が特徴です。
Youtubeは動画を投稿や再生は出来ますが、撮影や編集する機能はありません。Tiktokはそれが出来る代わりに長時間の動画には不向きです。
近年はアメリカと中国の関係悪化が響いており、中国製の電子機器やアプリなどの排除や買収が盛んになっています。
Tiktokもオラクルというアメリカの会社が買収に手を上げており、中国と揉める原因になっている。今後どうなるかは不明瞭なSNSです。
SNSとアフィリエイトジャンルの相性を考える

SNSでも強みがそれぞれ変わるので、アフィリエイトジャンルに合わせた活用が望ましいでしょう。
写真や画像が大事なジャンルなら、Instagramが一番適します。動画とアフィリエイトを組み合わせるなら、YouTubeやTiktokを考えるといいでしょう。
特にSNS間でビジネスの付き合いを作るなら、Facebookが使いやすいと思います。アフィリエイトでもFacebookを使うのは悪くありません。
ジャンルに適した強みを持つSNSの選択。SNSは複数併用出来るので、全て使って紹介していくのもいいと思います。
写真や画像が重要
Instagramの適性が高いと言えるでしょう。特に女性が強い美容や婚活などは、雰囲気や臨場感が伝わる写真や画像の重要度が高いです。
私的に親しい間柄だけで共有し、周りには話したくない情報は、婚活やお得なものなどの女性向けが多いですInstagramを使うならこのジャンルはハマると思います。
他には健康や旅行・観光など、親しい人達だけで共有したいものが多いジャンルは写真や画像が活きます。Instagramを中心に使えばいいでしょう。
男性は女性向けであるのを逆手に取るのも有りだと思います。男性から見る女性向けの話題やジャンルという形で紹介していくのは面白いかもしれません。
動画が活きるもの
YouTubeやTiktokなどの動画を専門に使うSNSは、多くのジャンルで活かせます。中でも動画が強いのはアニメやドラマ、映画などのVOD系です。
アニメやドラマは登場人物が動いて喋ることが基本です。写真や文章では伝わりにくい動きも、動画なら一発で伝えられます。
VODを扱うなら動画は欠かせません。これに画像や写真を加えていいと思います。また、ライブや集会などのイベント系も動画の強みが出しやすいです。
後述のライブ配信系との差別化は、ライブではやりにくい学習や解説などの利用に使える点が1つは挙がる
でしょう。利用は他にも考えられます。
即時性が重要
Twitterが最も適していると考えられます。短い文字でどんどん拡散される性質は、量よりスピードを重視するニュースや出来事で効果を発揮します。
ジャンルで言えばトレンドやイベント、ニュース系が該当します。これらはいかに早く情報が拡散されるかが鍵なので、素早く広まるTwitter系はいいでしょう。
ブログやサイトのリンクを貼るのもOKです。拡散力で随一のTwitterとの相性は良好です。動画や写真も貼り付けられます。
鮮度が命!みたいな情報を中心にアフィリエイトするなら、Twitterは絶対欠かせないSNSです。災害時や緊急時でも大活躍します。
情報量が必要
知識量や科学的見地、論理的思考を要するジャンルは文章量も自然と多くなります。こうした分野で繋がり合う人達は、社会や職業的な関係を持ちやすいです。
社会的な繋がりはFacebook向きです。Facebookは比較的長い文章も書けるので、疑似的なブログにもなります。多くのジャンルで活用出来るSNSと言えます。
性格的にも真面目な感がある人に向くので、そういった付き合いがしたい人向けのSNSです。特に強いジャンルは無いけど、苦手も少ないのが特徴ですね。
FacebookとInstagramは互換性があるので、どちらも使うというのも有りです。Instagramに投稿したものをFacebookにも、という使い方でいけます。
SNSの流行りと廃り。アフィリエイトで使える点は?

SNSにも流行りと廃りがあります。新しく出て来たライブ配信系SNSもあれば、利用者を減らしていくSNSも見られます。
流行りだからと使うのは正しく無く、あくまでも目的や適性に合ったSNSを使う方がいいでしょう。アフィリエイトで使う場合も同じです。
新しいSNSのライブ配信系は、新型コロナで変化した社会にマッチしていると考えられます。アフィリエイトで活用出来れば差別化や面白さが出そうです。
SNSの変遷や活用。これはアフィリエイトにも深く関わるテーマになるでしょう。
文字のみ→+画像→+画像+動画
昔のSNSと言えばmixiが多かったと思います。今は国内に数百万人のユーザーしかおらず、Twitterや他のSNSに完全に勢いで負ける程減ってしまいました。
mixiは短い文章で登録者同士がやり取りする、Twitterの前身的なSNSです。廃れた理由は、文章だけしかやり取り出来ないのと拡散が難しい点だと思います。
mixiで可能なことは他のSNSで代用が出来、しかもmixiが得意とするものが無い。これでは他のSNSに負けて廃れてしまうのは理解出来ます。
自分の投稿に写真や画像を入れられるようになれば、日常や趣味なども投稿内容に含めやすくなります。老若男女問わず、友人や知人などに発信しやすくなりました。
写真で自分の姿や旅行先の話、友人の話題や関係者の動きを互いに知りやすくなります。文章だけでは伝わりにくい、リアルな感覚が鮮明になりました。
動画まで加われば、自分の活動や足跡をよりリアルに示しやすくなります。イベントや現場でのリアリティーや臨場感が一層強く示せます。
YouTubeが伸びているのも、誰もが動画という動きを伴ったリアリティーが濃い情報を共有・発信出来るからです。より強力に自分の関心あるものに触れられる。
一時期異常に盛り上がったTiktokですが、短い時間で面白い動画を作って投稿・共有出来てしまう点が画期的なのはあるでしょう。
動画だと写真や文章も入れることが可能です。写真や画像では文章を入れるのは難しく、文章だけでも味気なさや固さが強いです。動画が加わってSNSもさらに飛躍したと思います。
流れとしては単に身内間での情報のやり取りから、友人の友人・知人といったもう少し大きな枠組みに広がり、さらには不特定多数の人同士が交流する方向へ進んでいます。
文字だけだったものに写真や画像が加わり、さらに動画も入って色々な情報やニュースが素早く共有・拡散されるようになりました。
端的に言えばSNSは文字や画像、動画というツールを通じて、社会や人類全体で共有や相互の関係性を構築する方向へ進化しているということです。
その性質がビジネスや公的機関にも役立てられる為、SNSをアフィリエイトや他のビジネスに活用する話に繋がっていると思います。
この流れは今後も続くことが確実でしょう。世界はSNSを通じて距離を縮め、誰もが自由と責任を持って発信や相互のやり取り、共有の関係性を目指すと考えられます。
SNSの浮き沈みを考えてみる
SNSもツールで流行り廃りがあります。かつてのmixiが廃れたように、今後どうなっていくかは気になる要素だと思います。
これから流行ったり、廃れにくいものはYouTube、Instagram、Twitterの他に、音声版TwitterのClubhouseがあると思います。
Clubhouseは音声でコミュニケーションを行うSNSです。ユーザーはアプリ内の仮想の部屋(ルーム)を選択して入室して使用が出来ます。
部屋を作る際に、誰が発言(話せる)出来るか決められており、ユーザーは挙手をすることで話に参加出来ます。部屋の作成は誰でも可能で、入退室も自由です。
パーティー会場で話題・テーマごとに人々の集まりが形成され、話すも離さないも自由なイメージです。
日本では2021年1月末よりiOSで出たばかりのSNSです。Android版はまだ出ていない。今は招待制を敷いており、一人のユーザーが二人まで招待して使用出来る形です。
友人・知人同士の会話の延長線上で使える他、ライブパフォーマンスやトークイベントなど、これまでに無い新しい使われ方が予想されます。
盲目の人でも使える画期的なSNSですね。音でやり取りするので、音楽や直に話しながら交流出来る点はとても強い独自性があると思います。
Twitterのように相互フォローし合える仕様になれば、Clubhouseを通じてラジオや音楽のイベントを開催するなんてことも出来そうですね。
LINEは何とも言えません。個人やプライバシーのやり取りではいいけど、今後はビジネス利用されなくなる方向に進むと思います。アフィリエイトには向かなくなる。
ビジネスという観点で見るなら廃れると言えます。それは上記の記事で書いた内容に載っているので、良ければご参照下さい。
Facebookはプライベートから、ビジネスや公的な利用へ特化していくと考えられます。私的な交流やジャンルはInstagramと分け合う方向性に進むでしょう。
特に社会的な意味で、親和性や共通性がある人とグループ化しやすい点は、Facebookの強みと言えます。
仕事やビジネスで関係を持ちやすい相手を探せるメリットを活かし、ビジネス利用で根強く残りそうな気がします。
ライブ配信系SNSは面白そう
ライブ配信系のSNSもこれから興隆すると考えられます。特に新型コロナの影響で家に居る時間が長くなった今、ニーズに刺さる可能性が高まっています。
日本で一番盛り上がっているライブ配信のSNSがShowroomです。収益では一位をキープしています。
Showroomは他のライブ配信アプリとは異なり、アイドルや芸人、タレントといった有名人が多く利用している点があります。人気なのも分かる背景です。
テレビとは違い、視聴者が返した反応に有名人が反応してくれるという、非日常的コミュニケーションが可能なのも人気がある理由です。
視聴者がルームと言う配信ページにアクセスすると、自身で設定したアバターで入室が出来ます。これにより、配信を盛り上げて視聴者と配信者の特別感のある関係性が作られる。
視聴者自身が、配信者を直に応援している実感を強く感じられるので、投げ銭やギフトなどへの心理的ハードルが下がり、収益性の向上に繋がっているのでしょう。
ネット上であたかもライブハウスやスタジオに入って参加している、臨場感が感じられるイメージでしょうか。それが視聴者がお金を出しやすくしていると考えられます。
他のライブ配信SNSはイチナナ(17live)とLive.Meがあります。アジアで多いのが前者で、アメリカで人気なのが後者です。
イチナナは全世界で利用者が4,000万人を超えています。制作したのは台湾のM17-Entertainmentという企業です。日本にも子会社があって利用出来ます。
Showroomと同様に、視聴者からの投げ銭(ギフト)が運営会社や配信者の主な利益となっています。
ライバーと呼ばれるライブ配信者は誰でもOKな一般ライバーと、運営会社に認められたイチナナ公式ライバーの2つに分かれます。後者の方が稼ぎやすい。
ランキングは投げ銭の多さで決まり、上位者はアプリストアの広告モデルとして起用されることもあるようです。
インフルエンサーとしても影響力は大きく、今後の発展が期待されるSNSと言えます。一般人が多いのはShowroomとの違いですね。
Live.Meはアメリカで生まれ、日本ではキングソフト社が運営・流通を行っています。開発は中国の企業だそうです。機能や仕組みは他とあまり変わりません。
国内においてはShowroomやイチナナに押されていますが、全世界80ヵ国で5,000万人以上のユーザーを抱えています。世界を相手取るならこちらが強いです。
独自の特徴は、海外の様々な配信者と触れ合うことが可能な点でしょう。海外マーケティング、商材のグローバル展開に使いやすいのは他のライブ配信系SNSに無いメリットです。
これらライブ配信系SNSをビジネス利用する観点においては、インフルエンサーの起用が現実的だと考えられています。
ネット空間に存在するテレビやスタジオみたいな所が強いので、CMを常に流して宣伝している印象が近いでしょうか。
一般的にTwitterやInstagramのフォロワーと比べ、視聴者は配信者や提供者への想いが強い傾向があると見られています。熱心なファンが多いイメージです。
直接的な支持として投げ銭(ギフト)が普及しており、収益性も直結している点からそれが伺えます。
ライブ配信系SNSは活かし方次第ですが、今後はTwitterやInstagramと並ぶSNSとして人気やビジネス利用がされる可能性が高いと思います。
それをどう活かすか。それぞれの特徴に合わせたSNSを組み合わせるのが、ビジネスで問われる領域になると考えられます。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。