アフィリエイトは立派なビジネスですが、そこにはデメリットも隠れています。全員が取り組んで稼げるビジネスでは無いのが、アフィリエイトになります。
会社に隠れて副業をする・したい。こう思っている人は実に多いです。今は新型コロナの蔓延で実体経済が委縮し、会社の業績や給料が下がった人も多くいるでしょう。
会社バレしにくい副業と考えた時、アフィリエイトを選ぶ人も多いです。アフィリエイトは家で1人で完結出来るし、税金の処理さえミスらなければ、バレない副業になります。
一方でアフィリエイトにはデメリットがあります。また、そのデメリットが副業として選ぶ場合に及ぶ悪影響も、アフィリエイトのデメリットとなり得る。
アフィリエイトそのものは副業に向くビジネスですが、それでもデメリットを拭うことは不可能です。
端的にデメリットを上げるなら「時間がかかる」・「スキルや知識が要る」・「収入の不安定さ」の3つが出て来ます。
成功すれば大きく稼げる反面、全く稼げない人の割合が大きいのがアフィリエイトです。専業にしろ副業にしろ、稼げない時間は誰もが経験しています。
「1日30分で」とか、「見るだけで稼げる」なんてことは絶対にありません。アフィリエイトは信用やスキルを対価にする「成果報酬型ビジネス」だからです。
副業でも仕事に変わりは無いので、アフィリエイトで稼ぐには信用やスキルを得ないといけません。
これらはアフィリエイトの性質に起因する為、どうしても解消出来ないデメリットです。これを超える忍耐や継続力が稼ぐ為には必要になります。
副業は会社にバレる心配が、一番大きなデメリットと言えるでしょう。特に職場まで出かけて働く、アルバイトやパート形式の副業は身バレしやすい。
副業をやる条件は「本業に迷惑をかけない」「会社バレ・身バレしない」・「健康を害さない」の3点が必須です。
これを守りにくい副業は、デメリットがメリットを上回ってしまいます。アフィリエイトは守りやすい方ですが、それでも完全とはいきません。
アフィリエイトを副業でやるなら、具体的にどんなデメリットがあるのか。これをもう少し深堀してみましょう。
目次
アフィリエイトのデメリットはこれら

アフィリエイトのデメリットで挙げられるのは主に3つですが、4つ目を入れてみました。
「結果が出るまでの時間の長さ」・「知識やスキルが必要」・「収入が不安定である」の3点に加え、「マインド>ノウハウを知らないといけない」をデメリットに入れています。
アフィリエイトは稼ぐことが強調されるので、どうしてもノウハウに目が行きがちです。そこが密かにデメリットかもしれないと感じたので、加えた形になります。
アフィリエイトのデメリット。それを見ていきましょう。
時間がかかる
何度も言ってきたことですが、アフィリエイトはせどりや在宅での内職のような、即金性のあるビジネスではありません。時間がどうしてもかかります。
これは後述する成果報酬型のビジネスである為です。成果報酬型ビジネスは、「自分のスキルや信用」を対価にしてお金を稼ぐ性質があります。
アフィリエイトを始めた時点では「スキル・経験・信用」のいずれもが足りません。ユーザーが自分のブログやサイトを見てお金を出してくれるかは、この部分に掛かっています。
会社の仕事の多くは時間労働型、いわゆる時給や日給・月給制で考えられています。これは「その時間分働いて提供する労働力」を対価にお金を得る仕組みです。
スキルや経験が必要なこともありますが、大抵は労働力を対価にするので、すぐにお金が得られるものばかりです。アフィリエイトにこのメリットはありません。
成果報酬型は労働力を対価にする訳では無いので、自分が頑張ったからと言ってもお金にはなりません。相手が信用して買ってくれないと稼げない。
この信用を得るまでに時間がかかります。スキルや経験を身に付け、ユーザーが価値や信用を自分に感じてくれるようになったら売れるようになります。
信用がビジネスの根本なので、特に労働をしなくても、信用を得たらお金を稼げる点はメリットと言えます。そこまでが大変なのがデメリットですが。
知識・スキルアップが必要
信用を得る上でも重要ですが、稼ぐ為にはブログやサイトを運営・更新して付加価値を生み続けないといけません。その為には知識やスキルの向上が要ります。
単に記事を書けばいい訳では無く、「自分のジャンルやテーマと関係が深いキーワードをどう使うか」・「アクセスや掲載順位をどう見るか」などの知識が必要になります。
また、文章量もある程度要求されるケースも多く、前に書いたブログ記事をリライトして質を高めることも重要です。スキルアップが欠かせないのがアフィリエイトになります。
こうした努力が嫌な人には向かない。これがアフィリエイトのデメリットの1つと言えるでしょう。
収入が不安定になりやすい
これも大きなデメリットです。アフィリエイトで稼げない・稼げなくなったという声がよくありますが、これはGoogleのアップデートや変化が効いています。
Googleはアップデートを繰り返し、新規記事や情報を上位に持ってきたり、専門性の無いサイトやブログを下位に落とすなどの対処を常にしています。
要はGoogleという審査官がいて、彼らが常にネットを巡回して順位を決めたり、評価を入れ替えるなどしている感じです。このルールが少しずつ変わっていってます。
更新やリライトが無く、付加価値や革新が見られない媒体は順位を下げます。一度上位表示しても、常に上位をキープするには定期的に手を入れる必要があります。
時々大きな変更を入れることもあり、この時に順位の大変動が起きます。ここで検索圏外に飛ばされると、今まで稼げていた人も稼げなくなってしまう訳です。
こうしたGoogleに振り回される性質がアフィリエイトには強い為、収入が不安定化しやすいです。
マインド>ノウハウという構図
上記3つと関連しますが、ノウハウは出た時には新しくて通じるものでも、時間が経てば対策されたり、陳腐化して通じなくなることも起きます。
ノウハウコレクターになる人は、ノウハウだけを追いかける傾向があります。ノウハウは「know-how」と書くように、「どのようにやるかの知識」を意味します。
料理で言えばご飯を炊く為の方法、パンを焼く為のやり方に相当するのがノウハウです。とりあえずご飯やパンが食べられるならそれでいいと済ませる所があります。
それに対し、「なぜそうなるのか?」・「この結果は何が原因か?」・「こうするにはどこをいじればいいか?」と思考する部分があります。
こちらがマインドです。料理で言えば、ご飯が炊ける理由やパンが膨らむ仕組みを知る・理解するイメージでしょうか。また、これらが準備出来ない時のことを考える能力でもあります。
世の中にはご飯もパンもアレルギーがあって食べられないという人もいます。もしノウハウしか持ってなかったら、ここでご飯とパン以外の選択肢を考えることが出来ません。
思考する能力であるマインドがあれば、「米や小麦以外で食べられる糖質はあるか?」・「それをどう調理すればいいか?」・「他の食材で栄養を補えるか?」と考えられます。
マインドは直接的な稼ぎ方ではありませんが、原因と結果を考える能力を作る上で非常に重要なものです。売れる・評価されるのは必ず原因となるものが裏にあります。
これは時代や環境が変わっても通じる力です。新型コロナの流行前と後で社会の価値観や在り方がガラリと変わったように、今までのものでは通じなくなった時にも役立ちます。
アップデートを繰り返すGoogleの下にいる以上は、その影響から逃れることは不可能です。コアアップデートなどの大きな変化に飲み込まれた時に、どう対処出来るかが問われます。
その時にノウハウが崩れることも起きています。そうしたピンチにおいても焦らず対応する為の能力がマインドになります。
故に、マインド>ノウハウという構図を覚えておかないと、思わぬ失敗をするのがアフィリエイトのデメリットと言えるでしょう。
副業としてアフィリエイトに取り組むデメリットとは?

副業には会社バレや身バレというリスクがありますが、アフィリエイトはその点ではデメリットが出にくい副業になります。
では視点を変えて、副業と専業でアフィリエイトをする際の比較を考えてみます。ここで副業の形でアフィリエイトをやる時のデメリットが見れると思います。
アフィリエイトを副業でする場合、専業と比べて何がデメリットになるかを書いていきます。
専業より時間が取れない・取りにくい
時間と労力を最初に投下し、自分の分身となるブログやサイトを作るビジネスがアフィリエイトです。その為、作業時間が取れないことには始まりません。
人によっては週に1~2日しか作業が出来ないというケースもあります。作業時間がそのまま稼ぎや成功とイコールではありませんが、ある程度は必要になります。
専業でやる余裕がある人と比べれば、副業でやるアフィリエイトは不利と言えるでしょう。時間に制約がある中でどれだけ作業出来るかが問われることになります。
誰でも出来る反面、誰もが稼げず、続けられないビジネスがアフィリエイトです。継続が出来ればチャンスはいくらでも大きく出来ますが、それが簡単では無いのが実態です。
成功までにかかる時間があるとすれば、専業より副業の方が日数はかかってしまいます。必ずしも副業が不利という訳では無いにせよ、作業時間の確保は結構大変でしょう。
無理をしやすい・本業との兼ね合いの難しさ
早く結果を出さなきゃ! こう思って無理をしてしまうのは副業でも専業でもありますが、副業は本業への悪影響を考えないといけません。
本業で想像以上に疲れている場合、副業のアフィリエイトまでリソースを回せないこともあり得ます。
体力や生活習慣、仕事内容ごとに変わりますが、本業<副業とはどのケースでも出来ない相談です。副業は本業に影響しない範囲で認められるものだからです。
昼も夜も寝る間を惜しんでビジネスが出来る。これが理想ではありますが、身体はどうにもなりません。身体が付いていけない、健康を害するパターンもあり得ます。
身体を壊したり、本業でミスをして睨まれるリスクを負ってまで、副業に精を出すことは推奨出来ません。特に身体と心は、一度でも悪くすると後を曳きます。
こうした無理をしやすいのが、アフィリエイトを副業でやる際に考えられるデメリットになります。頑張るのは尊いことですが、頑張り過ぎて潰れるのは賢くありません。
本業にいかに影響を出さずに収めるか。健康を守って取り組めるか。これらを厳守した上で作業時間を取れるか。
これがアフィリエイトを副業でやる時には必須条件となります。守れない・守れそうにない目標やスタイルを組んではダメです。
それぞれの副業のメリットとデメリット

アフィリエイトを含む副業は、大別して3種類に分けられます。それぞれ成果報酬型・資産運用型・時間労働型です。アフィリエイトは成果報酬型になります。
それぞれの副業のタイプにはメリットとデメリットがありますが、中でも時間労働型は副業に選ぶにはデメリットが大きくなります。
3種類の副業の特徴を、デメリットも含めて掘り下げていきましょう。
成果報酬型(アフィリエイトや在宅ワーク)
時間をお金に換える副業のほかに、自分の持つキャリアやスキルを提供して収入を得る成果報酬型という種類の副業もあります。
メリット
先述したように信用やスキルがお金になるので、単純な労働力を引き換えにする時間労働型のビジネスより大ききく稼げるチャンスがあります。
イメージは信用やスキルという自分の分身が、自分と一緒ないし自分の代わりに働いてくれる感じです。馬力が上がるので、その分大きく稼げることになります。
また、在宅での仕事も多いので、空き時間や休日に取り組みやすいのもメリットと言えるでしょう。副業として始めやすく、続けやすいのは良い所です。
アフィリエイトもこの成果報酬型ビジネスになります。貴方が作ったブログやサイトが信用を得れば、訪問した人がクリックや購入に進み、お金になる仕組みです。
夜も休日も休み無く働いてくれる自分の分身を作るイメージ。これが成果報酬型ビジネスのメリットになります。
デメリット
デメリットはアフィリエイトでも書いた通り、軌道に乗せるまでの難しさや苦労は避けられない点です。すぐに結果を求める人には向きません。
この副業に向くのは、すぐに多くのお金を求めない・少し余裕のある人となります。切羽詰まっていると厳しいのが成果報酬型ビジネスです。
即金性、つまり経済的に困窮している状態で優先順位を上げるなら、時間労働型>>>成果報酬型>資産運用型ビジネスになります。副業でも同じです。
逆に稼げる大きさは資産運用型>成果報酬型>時間労働型となります。資産運用型と成果報酬型はどれだけ稼げるかは条件によって変わるので、感覚としての比較です。
コツコツ続けられる忍耐力や継続力が必須のビジネスとなります。故に、成果報酬型で成功を収めるには余裕と続けるマインドを持たなくてはなりません。
ネットを介して依頼される仕事を請け負う、クラウドソーシングやアフィリエイトが代表的な副業になります。また、せどりのような転売ビジネスもこちらに含まれることもあります。
後述の資産運用型と併せて、自分の勉強と継続が鍵になるビジネスモデルなので、結果ばかりを求める人には向かない副業と言えるでしょう。
資産運用型(投資全般)
株やFX、不動産投資などの纏まったお金がある人向けのビジネスが資産運用型です。大きく稼ぐなら、これが最も可能性を持つ副業になります。
体力が無くても出来る反面、相当な知識とスキル・経験が要求される性質も持ちます。失敗したら大損するリスクも持つ、ハイリスク・ハイリターンのビジネスです
メリット
資産運用型は、自分以外に働いて貰ってお金を増やすがコンセプトです。資産という原資を使って増やすという考え方です。
会社の株を買うのは、その会社が頑張って業績を上げることで出る利益を、配当として受け取る形になります。自分では無く、その会社が働いた対価の一部を貰う訳ですね。
時間労働型と資産運用型の中間にあるのが、成果報酬型となるかな?
成果報酬型は自分の分身や代わりを育てる必要性がありますが、資産運用型はその必要が薄いです。ここは明確なメリットと言えます。
また、動かすお金が大きいので、配当や見返りも大きく出来る点も良い所となります。一番稼げるチャンスがある副業が、資産運用型と言えるでしょう。
デメリット
資産運用型は、投資出来るだけのお金があって成立します。無ければスタート出来ません。
また、色んな情報を得る情報収集能力や、情勢を分析して的確な運用をする能力が要ります。知識やスキルは成果報酬型以上に必要になります。
短期間で多額の利益が出ることもあれば、失敗して大損・借金を抱えるというリスクも持っています。損益に一喜一憂しないマインドが無いと不可能な副業です。
お金に余裕があり、損をしても損切りや許容出来る人が、資産運用型の副業に向きます。無理ならしない方が無難です。
資産運用型も成果報酬型と同様に、労働を対価にしない代わりに長期的な視点が必要になります。トータルで利益を出す辛抱強さが鍵です。
副業として資産運用をする場合は投資信託やFX、株や不動産投資が候補に上がります。投資信託は投資のプロにお金を預け、運用益を出して貰うやり方です。
利益が無くても手数料が発生するデメリットもありますが、投資に自信が無い人向けの副業になります。比較的リスクもリターンも小さいものです。
FXは金額の変動する外国為替を使い、売買時の差額分の利益を得る方法です。世界情勢や株式などの豊富な知識と投資スキルが要るので、経験者向けの副業になります。
ネット上の取引で使われる仮想通貨も、価格変動を利用するタイプです。株式が仮想通貨になったと思えばイメージしやすいでしょうか。
株式や不動産投資は、それらを購入して売る時の差額や、配当を受け取ってお金を稼ぐものです。価値が上がれば儲けますが、下がれば維持費や手数料などで損が上回ります。
時間労働型(アルバイトやパート)
パートやアルバイトは会社の仕事と同じく、時間労働型の仕事になります。これは決められた時間の中で労働力を対価にして働き、収入を得るタイプです。
メリット
比較的求人が多く、会社の仕事の延長として始めやすい所があります。時間労働型の副業が持つメリットは、即金性と収入の安定性です。
会社に来て仕事をこなせば、給料が払われるのと同じ仕組みですね。固定給や月給という形で、決まった時間に労働した対価が約束されているのが時間労働型です。
時給制や日給制となっている仕事も多く、決められた労働をこなせばお金は稼げるという点で、安定感や結果がすぐに出る嬉しさがあります。
本業以外の時間を活用したい・時間に余裕がある人に向くのが、時間労働型ビジネスになります。
また、働く場所が多くて仕事を選びやすい点もメリットと言えるでしょう。特にスキルや能力を問われず、ただ労働力を提供出来ればいいという簡単さがあります。
デメリット
デメリットで最たるものが副業で最も身バレや会社バレしやすい点です。会社の同僚と生活圏が被る場合、思わぬ所で見つかるリスクがあります。
また、今は新型コロナの蔓延が収まらない為、外出して感染するリスクも最も高いです。時間労働型のビジネスや副業は、職場まで出向くのが前提となっているからです。
他には時間を対価にする点があるので、プライベートの時間が減る所もデメリットと言えるでしょう。体力も必要になります。
スキルや信用がお金に変わるビジネスでは無いので、いくら働いても対価になる時間が減ることはありません。労働する体力が無くなると出来なくなるのも厳しいです。
深夜に体力を使うアルバイトなどの副業をする場合、体調管理を万全にしないと本業に差し障りがあります。若い内はいいですが、加齢と共に難しくなる選択だと思います。
時間労働型のビジネスの代表例はアルバイトやパートですが、これらは会社バレやコロナ感染のリスク、体力の低下などの本業への悪影響が厳しい要素が強いです。
故に、最も副業に向かないビジネスモデルと言えるでしょう。本業は時間労働型でも、副業は成果報酬型か資産運用型にしておく方が、後々有利に働きます。
アフィリエイトを含めた副業が複業に進んだ場合の未来

アフィリエイトを含む副業とされるビジネス。これらはネットビジネスも多くあります。この多くが今はこっそりと隠れてやる風潮になっています。
副業解禁の会社が増えたとは言え、まだまだ副業への当たりが強い世の中ですが、これが全面的に認められた社会になったらどうなるでしょうか?
アフィリエイトを含めた副業がオープンになった時代。そこで起きる変化を考えてみます。副業が複業になることも含めての考察です。
副業がもたらす「自助」作用
今は副業として認識されているアフィリエイトやせどり、株式投資などが一般化した場合の想定になります。
これまでは一部の人とか、隠れてこっそりと取り組むという風潮だったのが、一般的になってオープン化したイメージです。副業をして当たり前になった世界。
こうなると、敢えて会社に就職する選択肢を取らない人も増えるでしょう。元々会社勤めが苦手とか、自分でビジネスをやりたいという人は昔から一定数はいました。
社会不適合者とは、社会に上手く適合出来ない人の総称です。一口に不適合と言っても事情や背景は千差万別です。共通しているのは「会社や社会に馴染めない」でしょうか。
例えば寡黙な職人タイプという人は昔からいました。あまり口を開かず、黙々と仕事や作業に取り組むのを美徳とする人達です。彼らも社会を構成する人達になります。
コミュ力や外交的な性格が重視されるようになったのは、バブル崩壊後のグローバル化や社会不安から顕著になったと思います。
それまでは内向的だったり、孤独が好きというタイプも許容されやすい社会だったのが、経済的な余裕が無くなって利益や営業重視の傾向が強くなった。
こうなると馴染めない・適合しにくい人達が出てきてもおかしくありません。ここから外れてしまった人達もひっくるめて社会不適合者と呼ばれるようになります。
単に今の社会や会社の在り方に馴染めないだけであって、決して無能とか無価値では無いのが社会的不適合者です。この人達の多くは仕事やビジネスを嫌っている訳では無い。
そういう人達は社会で大手を振って仕事していくのが難しくなっています。彼らが生きにくい時代が、これまで続いて来たと言い換えられるでしょう。
仮に副業が全面的に認められ、オープン化した社会になったらどうでしょうか?
会社勤めが苦手で、副業として扱われてきたアフィリエイトやせどりなどに取り組んでいた人達。その人達が自分の仕事として、世間にアピールするようになるかもしれません。
ネットでブログからこっそりと、PDFやメールでせどりを教えますというスタイルだったのが、近場にいる人限定でリアルに指導します、みたいなことを始めるかもしれません。
何が言いたいかというと、今までは社会から半ばドロップアウトしていたような人達が、副業を通じて社会に再び参加するようになる可能性についてです。
政府ははっきりとは言っていませんが、制度や保証の根っこにあるのは、全ての日本人が日本社会に参画して経済を回してほしいという考えがあります。
生活保護や唱えられているベーシックインカム、負の所得税などもその一環です。これは人を経済的な困窮から救い、経済活動の輪に戻す狙いから作られています。
どんなお題目であれ、経済的に苦しい人も掬い上げようとする制度は歓迎すべきだと思います。「自分ももしかしたら」なんてことがあり得るからです。
但し国が面倒を見る「公助」だけで無く、自分で自分を救う「自助」や社会で助け合う「共助」も必要になります。その自助の1つが副業や複業という訳です。
副業が複業になったら?
敢えて会社に勤めず、自分で副業とされるビジネスを色々経験するのも選択肢の1つになる。そんな未来が副業全面解禁の後には来ると思います。
履歴書には書けないかもしれませんが、副業を複業にすることで得たスキルや経験から起業したり、会社に顧問として入るような働き方も見えて来る可能性はあります。
例えば、ネットショップの設立・運営の経験があればEC事業やIOTへの進出を目指す企業に、そのスキルや経験を売り込むことが出来ます。
アフィリエイトで文章やウェブマーケティング能力が身に付けば、企業や広告主の為に宣伝を打つことも可能になります。アフィリエイト収入も併せて稼げる。
デザインやプログラミングが出来れば、サイト設計やシステム設立で大いに役立つでしょう。その能力と信用をお金にする、成果報酬型ビジネスに出来ます。
こうした副業とされやすいビジネスを、複業にして稼ぐ生き方。これが当たり前になる時代は結構あり得る気がします。
世の中はジョブ型雇用へと進んでいます。ジョブ型は時間労働型の働き方でも、中身をスキルや経験に寄せた感が強いものです。
つまり、成果報酬型に労働の中身が近づいたことになります。スキルや経験を重視する流れは今後さらに強まる為、それを学ぶ重要性も増しています。
副業を通じて食べていけるスキルを磨く。経験や実績を積んで独立や高度な仕事に取り組む。それが副業の役割になっていくと思います。
また、副業の最大のメリットは、家で1人でも完結出来る点にあります。副業を複数自分でやることも不可能では無い訳です。
それを活かして社会からドロップアウトしてしまった人達が、再び戻って来るきっかけを作れるかもしれません。
副業としてアフィリエイトを経験するのは良い
そういう観点から見ると、ウェブマーケティングスキルに通じるアフィリエイトを経験するのは、良い選択だと思います。副業から始めるのは悪くないです。
今の自分の仕事がいつまで残っているか。いつまで自分は働けるか。この問いに瞬時に答えられる人なら安心ですが、かなり少ないと思います。
そうならない為に、アフィリエイトを通じてスキルを身に付けるのは間違ってないと考えられます。副業でもいいから経験しておくのは、未経験より遥かに大事です。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。お役に立てれば嬉しいです。