アフィリエイト記事のリライトは結構悩ましいものがあります。まずリライトの定義や、やり方がよく分からないという人が割といるからです。
リライトは英語で「rewrite」と書くように、直訳で「書き直し」を意味する言葉です。
確かに文章の見直しや手入れと見るなら、リライトは「書き直し」と見ても間違いではありません。しかし、アフィリエイト記事のリライトはこれだけでは不十分です。
アフィリエイト記事のリライトとは、著作権に気を付けながら記事の質を高める行為を指します。この著作権に注意する所も含めるのが重要な要素になります。
検索上位にあるブログやサイトは、Googleが優れたコンテンツと認めたのと同じです。それを参考にする観点は正しいのですが、やりがちなのが著作権違反になります。
優れているものを真似するのは悪くない。問題はパクりやコピペで自分のアフィリエイト記事を強化してしまうことです。リライトはパクりやコピペとは違います。
パクりやコピペは著作権違反になります。著作権はブログやサイトの文章にも及ぶので、抜き出してそのまま使う行為は著作権違反として咎められます。
自分がよく知っていることならパクりはしないで済みますね。自分の得意分野を活かすのは、こうした著作権違反への対策が自然に出来ることも兼ねています。
アフィリエイトでは個性や強みが重要ですが、それを明確化するのは記事作成の効率化だけで無く、リライト時のリスクも下げることになります。
アフィリエイト記事をリライトする。これを考える上で外せない要素が著作権です。著作権違反を避けることが、リライトに付き纏うリスク回避に繋がる。
アフィリエイト記事のリライトと著作権。これについて考えていきましょう。
目次
アフィリエイトのリライトにおいて、記事の軸は不変でもOK

アフィリエイト記事をリライトする際、変える所と不変な所があります。不変な点は記事の主張や結論です。
どんなアフィリエイト記事にも伝えたいものがある筈です。そこは人ごとに違って当然なので、主張や結論は変えなくて大丈夫になります。
リライトで変えるのは文章になります。情報の更新や要素の強化など、より今に合わせたり、上位にある媒体に近づけて質を上げる行為がリライトになります。
アフィリエイト記事のリライトするポイント。それが何かを書いていきます。
記事のリライトは「書き改めや書き加え」
アフィリエイト記事のリライトとは、情報や主張の「書き改めや書き加え」になります。当時の状態から今に合わせて変えたり、新しくするのがリライトになります。
トレンドやニュースなどは一気にアクセスが集まりますが、1週間もすれば古くなるレベルで情報の旬が短いです。他のジャンルやテーマでも旬は存在します。
家や賃貸の話は情報の鮮度が落ちにくいけど、ちょっとした変化は常に起き続けています。毎日は不要だけど、3ヵ月や半年単位で見直しや変革は入れた方がいいです。
情報自体の価値が古くなって劣化する性質。これに対処するのがリライトの持つ役割の1つになります。情報の更新や新情報の追加があれば、記事の質は保たれます。
これとは別に情報の質に関係無く、記事の検索順位が上下する場合もよくあります。こちらはGoogleのアップデートの仕様が関係するので、下がる時は下がるものです。
狙った記事の上位表示や、記事全般の検索上位キープは意外と難しい所があります。全ての記事で上位を狙うのはかなり大変で、個人では厳しいものがあります。
一時的な上位は達成出来ても、恒久的な上位キープはかなり難しい。不可能では無いのは、リライトを適宜・適切に行うことで実現は可能になり得る為です。
記事の順位が下がったら、自分と引き換えに上位に上がった記事が必ず存在しています。その上位から学び、記事をリライトして評価を取り戻すのが、上位維持には必要になります。
具体的には自分が考えたり、調べたことはそのままにして言葉を変えるとか増やしてみる。また、画像を増やすなども評価のポイントになっています。
自分の記事の軸はブラさず、それを形作る言葉をいじるのが、アフィリエイト記事のリライトでは大事な要点です。キーワードの有無や数・種類が重要になります。
新たな気づきを加えたり、変化にマッチした情報に変える
記事を増やしていくと知識や認識は増えていきます。記事を書く(アウトプット)のは自分の勉強(インプット)にもなっていますね。
そうなると過去記事で書いた情報で、書き直したくなる部分も出て来ます。新たに知ったことや分かったものを、過去記事に逆輸入すれば質が高まります。
また、以前書いたことで状況の変化から価値や位置づけが変化するケースもあります。以前はOKだったけど、法改正や取り締まりでダメになったとかです。
情報や主張の価値や中身は時間と共に変化します。自分の信念や考えは変えなくても、気づきや変化を反映させていくことは有効な方法になります。
別の情報源から「引用」してもいい
全ての知識や情報を持つ人は皆無なので、記事やページを作る際は自分の知識や認識を軸にしつつ、ネットやリアルで調べた情報を盛り込むのが普通だと思います。
どれだけ詳しくても、全てを網羅出来る人は極稀です。範囲が広くなる程、知らないことや不明瞭な部分は出て来ます。そこを調べるのは問題ありません。
この時に大事なのが、「引用」に当たる情報の扱い方をしているかになります。外部から知らないことを補うのはいいですが、パクりやコピペにならない工夫が要ります。
「引用」については後述しているので、そちらを見られるといいと思います。
ユーザーが求めるのは、「活用して良い結果を生みやすい情報や主張・商品やサービス」です。記事作成やリライトで、その点を盛り込むことが重要になります。
その際に外部からの「引用」を活用するのは有効な方法になります。自分以外の情報源を使い、自分のコンテンツの質を高めるのがリライトに役立つ考え方です。
自分の著作物からのコピペはOK
自分の記事やページから内容を抜き出して貼ったり、書き直して文章を増やす行為はOKです。理由は自分の著作物なので、著作権は自分に存在しているからです。
漫画やアニメとかでシーンやキャラを使い回すことはよくありますが、これは製作者や権利者が自分の創作物、つまり、著作権が自分にあるものを多用しているだけになります。
著作権は他者が無許可で使った場合に問題になるので、自分の創作物を自分で抜き出して来るのは問題ありません。内容を少し変えて合わせる手間はありますが。
宣伝や紹介ページへの誘導で、全く同じ言葉や文章をいくつも記事に貼るのは、自分が作ったページである限りは無問題です。
記事やページで過去記事と似通ったことを書く場合や、関連記事を作るケースではよく見られます。時間短縮にもなるので有用な手です。
アフィリエイト記事で気になる著作権

アフィリエイト記事を書く際に気になるのが著作権です。リライトの時も著作権は気にしないといけません。
著作権は著作物全てに及ぶものでは無いですが、リライトの対象になる文章や情報は著作権が及びます。
アフィリエイト記事を作る上でも考えるべき著作権。これを書いていきます。
引用の条件を満たすなら大体OK
他者の著作物を勝手に抜き出して来るのは、原則禁止されています。しかし、著作権法で定める例外に該当する場合には、著作権侵害とはなりません。
リライトでよくあるのが、上位記事や別の情報源からの「引用」だと思います。この引用には条件があり、全て満たす場合はパクりにはなりません。
著作権法の定める引用の内容は、かなり抽象的な文言が使用されています。分かりにくいので要約を見た方が早いです。
{引用は「公表された著作物」を用いるものであり、かつ「公正な慣行に合致し」、「引用の目的上正当な範囲内」でなければならない}という文言です。
意味は「何かの目的で引用するなら、その目的に合致した使い方だけが許されるよ。但し、悪用や不当な使い方をしてはダメです」になります。
加えて「引用元は公表された信憑性が高いと確認出来るものであり、引用元も明示することを忘れないようにして下さい」も入ります。
より端的にするなら、以下の5項目が成り立ちます。5つ全てを満たすのが引用と呼べるものになる。
- ネットも含め、世間に公表や公開された情報であること
- 引用部分と自作した部分が明確に区別されているか
- 自分の創作物が主体で、引用や利用した部分は副的なポジションになっているか
- 引用した情報と自分の創作物との関係性(皆無なものはNG)
- 出典や引用元が明示されているか
1つでも欠けていると引用にはならないので、記事を作る時やリライトする時にパクりになってしまいます。引用の条件を満たす限りはひっかかりません。
最も、リライトは元となる文章を変えることも多いので、漫画やアニメの画像のことで問題化しやすい2番目と5番目の項目がかなり曖昧ではあります。
元になる情報や記事もネットで拾うから、1番目は常に満たしていることになります(例外は考えません)。となると、3番目と4番目がリライトと関係して来ますね。
リライトは記事作成段階とは異なり、手を加える部分はずっと小さくて済みます。また、既に自分が作成したコンテンツなので、主体は自分の著作(創作)物と言えるものです。
リライトで参考にする対象も、自分と関係性が強い筈です。無関係な記事からリライトの視点は得られません。3番目と4番目も満たしやすい状態にあります。
では全く安全かと言えば、それは違います。ここで相手の文章や表現をそのまま持って来ると、コピペになります。ちょっとの抜き出しでもコピペはコピペです。
抜き出してもOKになるのは、そこに考えや情報を付け足して自分の文章に変えた場合です。改変や添加が元の文章よりも多いと、コピペとは見られません。
但し、全体がそれだけで構成されている場合は、見逃されないケースもあります。一部に「抜き出し+自分の文章化」がある時にだけ有効な方法です。
上位記事や別の情報源から抜き出して改変するのは、引用の条件を満たしやすいので有用ではあります。多用し過ぎなければ問題にはなりません。
著作権はどこまで適用される?
記事やページに書かれた文章は大体が著作権の範囲に含まれます。但し、文章内でも対象外になるものは存在しています。
例えば創作的な表現で無いものは著作物に該当しません。「ありふれた表現」や「題名・名称のような短いフレーズ」、「アイデアや着想」などは著作権とは無縁です。
名言とか名台詞を使ってもいいということですね。好きな言葉を著作権違反と言われるのは皆悲しくなります。
ブログや記事のタイトルを真似ても別に問題はありません。ドメインは別物にしないと認証されませんが。
例えばサイトで「Googleまとめ」があったとしたら、「Googleのポータル」みたいな名前のサイトを作っても咎められないということです。
また、ブログやサイトで自分のアバターなどに、他で使われている名前や似た名称を付けるのも問題は少ないです。同じサービス内だと違う名前にしないといけませんが。
理由はアバターの名前や喋る言葉などは著作物には当たらないことが多いからです。その台詞や名前から特定の何かが浮かんでも、著作物そのものとは言えないからです。
最も、どこまでが著作物か否かの判断で争いとなるケースも考えられるので、安易に決めるのも危険です。専門家の判断を仰ぐのが賢明なこともあります。
しかし、漫画やアニメはともかく、ブログやサイトで発信が似通ることは結構起きます。数人が同じ話題で同じような結論や主張を出すことも珍しくありません。
言葉は多少違うけど内容は同じという場合も、どこまで著作権で見れるかが不明確なのはあるでしょう。
もし似ていたら違反なら、大半のブログやサイトはアウトになってしまいます。現実には起きていないので、リライトの定義を守る範囲なら無問題と考えて構いません。
リライトの定義は端的にまとめると以下の通りになります。
- 自分の記事やページの内容をリニューアル・上位に寄せる
- 単に「書き直す」のでは無く、「書き改める・書き加える」
- キーワードの有無や数・種類を意識して詰め込む(機械判定がキーワード重視だから)
- 内部リンクを増やす、画像や写真を載せる・増やす
同じものでも見る人ごとに見解が変わったり、似た結論でも違いがあるのは普通です。同じでは無く、似た答えや主張なら、パクりやコピペには該当しません。
纏めると著作権に該当しないものは「アイデアやあり触れた表現」・「ブログやサイトのタイトル(完全に同じはダメ)」・「似た発信内容」になります。
アフィリエイト記事のリライトとは機械と人の目に合わせること

アフィリエイト記事のリライトは、Googleを含む検索エンジンの判定で高得点を取るのが目的になります。
元の記事がそれなりに優れているのが前提で、そこに点数をプラスして評価を高めて上位に持って来ることがリライトと言えます。
ここで重要なのが、機械の評価が検索順位である点です。機械の目に合うリライトが、アフィリエイト記事の順位上昇と一致するということになります。
アフィリエイト記事のリライト。それは機械と人のどちらも気に入る形に整えるという意味です。
Googleのアルゴリズムの傾向
Googleのスタイルは、シンプルisベストを目指している感があります。家で言うなら見た目の綺麗さより、住み心地や利便性、コスト面の良さなどを重視している感じです。
中古物件でも駅に近いなどの交通の利便性が良かったり、自然災害が起きにくくて買い物もしやすいなどの住み心地が良いものは好まれます。売値も高く設定出来るでしょう。
川沿いや水の通り道で風水害に遭いやすい、交通も買い物にも不便な土地にある物件は、新築でも嫌われやすいです。どれだけ綺麗な外観でも売るのは難しいでしょう。
ブログやサイトも同じ見方が出来ると思います。いかに良い・役立つ情報にアクセス出来そうな感を出せるかが、Googleの評価基準になっている印象です。
家や賃貸を見たいなら、それに関する言葉が多用されている媒体を探すのが一般的です。美容やトレンドなどを載せた媒体は探されないのが普通だと思います。
不動産ブログなら、「不動産」「土地」「税金」「住宅ローン」などの言葉がキーワードとして上がるでしょう。それが記事やページにどれだけあるかで判断されます。
「このブログやサイトはこんなキーワードが多いな」「だからこの媒体は不動産に特化しているんだな」
Googleの判定はここで決まります。権威性と専門性の判断もここで出て来ます。少ないと認められないということです。
不動産に詳しく、不動産ブログを作るならこのキーワードがたくさん入っていることが前提となります。記事数に加え、いかにキーワードを使っているかが焦点になって来る。
機械の目と人の目の違い
機械判定と人の診断は結構違う所もあります。良い文章やコンテンツの定義が、機械と人では異なって来るといことです。
人は文章を重視します。キーワードがたくさんあっても文章として繋がらない、表現の幅が狭いと感じる文章は評価しません。
また、適切な句読点や改行、段落分けで読みやすくしているかも注目します。一言で言えば「読みやすさ」が人の評価基準の根底になっています。
また、人は長い文章でも読みやすさを感じるケースも多いです。短文は読みやすいですが、長文でも読ませる書き方が出来ると、文章表現力の高さを見ることが出来ます。
文章の上手さとは人を飽きさせず、楽しませる能力と言い換えられるでしょう。長くても読ませる・読める能力は人の素晴らしさかもしれません。
もう少し詳しく言うと、人は「キーワードや言葉」<「文章表現」となっている感があるということです。
機械はこの逆になっています。重視するのが「キーワードや言葉」>「文章表現」という違いです。ここが上位表示のポイントになっています。
機械はスピーディーな反面、人の持つ文章を把握・共感する能力は低いです。どれだけ素晴らしい文章でも、そこに価値や理解を感じるのは人だけとなります。
では何を見てGoogleのような検索エンジンは判断しているのか?
それがキーワードや言葉です。テーマやジャンルに関係するキーワードの有無で、その媒体が何を語るものかを判断しています。少ないと認識しないのもそれです。
さらに、機械は長文が苦手です。短文かつキーワードが盛り込まれた文章から、そのブログやサイトのジャンルを判断します。
この辺りは不思議ですね。交通量調査もカメラからの判定で可能になった程、画像や映像の認識技術は発達したというのに。
文章から読み取る能力は人に劣るのが機械というのは興味深いと感じます。長文や暗喩・言い回しを読み解けるのは人の持つ特殊性なのかもしれませんね。
この機械の目と人の目の違い。これが記事作成やリライトで意識するポイントとなります。目指すのはどちらも満たすやり方です。
キーワード+短文+意味の通る文章
不動産ブログを作るなら、「家」や「住宅ローン」などが入って来る筈です。これが無いブログは不動産ジャンルにはなり得ないでしょう。
例として、この2つのキーワードを入れた文章を2つ作ってみます。AとBで何が違うでしょうか?
A:家を買うならこのサイトを使いましょう。貴方が望む条件を入力し、AI判定で望みの家を瞬時に探してくれます。お問い合わせから家の無料相談も出来ますよ。
住宅ローンについてもご安心を! どこよりも安い金利で住宅ローンが契約出来るプランがあります。家探しや住宅ローンでお悩みの方は一度はご覧下さい。
B:家を買うなら貴方が望む条件からAIで探し出せる、このサイトがおすすめです。お問い合わせから無料相談も出来るし、私も何度か相談に乗ってもらいました。
住宅ローンについても、どこよりも低金利で契約が結べるプランが用意されているのが魅力です。家探しや住宅ローンなどで悩んでいる方は、このサイトを利用してはどうでしょうか?
AはキーワードがBよりも多いです。「家」はAが4つでBが2つ、「住宅ローン」はそれぞれ3つと2つです。
また、AはBよりも短文になっている傾向があります。どちらも家や住宅ローンが調べられるサイトの内容になるが、Aの方が機械に好まれる文章となっています。
Aのような表現が多い記事の方が、同じ内容でも機械判定で良いとなるので、上位表示されやすくなります。
また、AもBも人が読んで違和感は無い文章だと思います。これがこんな文章だと評価されなくなります。
C:家を買うならこのサイト。家探しや住宅ローンの相談も無料。住宅ローンも低金利で出来る。家探しや住宅ローンの相談はこのサイトだけで十分。家と住宅ローンをAIで診断もしてくれる。
Cは「家」が4つで「住宅ローン」も4つとAよりキーワードが多くなっています。しかし、片言や箇条書きチックで、文章表現としては逆に読みにくくなっています。
キーワードが多いのは良いことですが、日本語として不自然な感が出ています。これだと評価は下がり、場合によってはスパム判定(キーワード濫用による)もあり得ます。
理想は「短文+キーワードが入る+日本語として自然」な文章になることです。これを意識すると機械にも人にも評価されやすくなります。
キーワードを重視するメリット
キーワードが多く入ることのメリットはもう1つあります。話が自然に選んだ話題やジャンルに寄って来るという点です。
家の話で美容やトレンドは出て来ませんよね。家というキーワードが入ると、関連する住宅ローンや賃貸などの話になります。
家そのものについて語る場合も、家というキーワードがたくさん入る筈です。家が多く入れば、読み手も家やそれに関する話だと理解しやすくなります。
著作権違反によるペナルティはアフィリエイトに致命的

著作権違反を繰り返すと、権利者から訴えられる危険性があります。実際にどこまでが著作権的に許されるかは曖昧ですが、訴えられるリスクは避けた方が無難です。
少なからず著作権に触れる所は誰もがあるので、露骨にやらない限りはそこまで怖く無いでしょう。しかし、著作権違反を咎めるのは権利者だけではありません。
アフィリエイトはGoogleの機嫌を伺う所が強いので、Googleに咎められる著作権違反はリスクになります。アフィリエイトをやる上で著作権は意識せざるを得ません。
著作権違反によるGoogleからのペナルティ。それがアフィリエイトをやる上で致命的な事態を招くこともあり得ます。
検索圏外や検索下位に飛ばされる
分かりやすいペナルティですね。コピペやパクりがバレるとGoogleは容赦しません。検索で上位に来るのは、有用性や専門性の他に「独自性」が大事になります。
独自性は自分から生まれるものです。誰かをコピーしまくるのは独自性とはなりません。それだけで誤魔化しても本物には勝てません。
引用は有用ですが、それが多くなり過ぎるとパクりを疑われます。部分的に使うから記事やコンテンツの独自性が保たれる。多すぎれば独自性が薄れます。
独自性を維持するには、自分の守備範囲と言える「得意や好き」が及ぶ所を押さえるのが確実だと思います。
そこから飛び出すとパクりやコピペがどうしても拭いにくくなる。守備範囲を増やすのは大事ですが、及ばない所は素直に諦めるのも大事です。
Googleが直接著作権違反を指摘したり、訴えるという形は取りませんが、検索から外す措置は強烈な悪影響を受けます。
上位から外れたブログやサイトの集客力はガタ落ちになります。集客が出来ない媒体では稼ぐのは不可能です。
検索で圏外や下位に落ちる可能性。それが著作権違反を犯すデメリットの1つです。
ドメイン規制を受ける
最もキツいのがドメイン規制です。タイトルや外観は変えられても、ドメインは変えられないのがブログやサイトです。
ドメインは名刺や住所に相当するもので、この価値の大きさが全体順位と大きく関係しています。老舗やブランド化されたドメインは強い集客力を持っています。
逆に言えば、どれだけ老舗に似せた媒体を作っても、ドメインの価値が認められないと検索順位は低いままです。ドメインの強さはそのまま稼げるチャンスに繋がって来ます。
厳密にはドメインを変えることは不可能ではありません。但し、ドメインを変えると集客力は大きく下がります。ドメインパワーはドメインに付属するものだからです。
ドメインパワーは運用実績やコンテンツの全体順位など、これまでの頑張りがドメインへの信用として反映されたと考えれば分かりやすいでしょう。
中古ドメインの価値があるのは、このドメインパワーの強さが新規ドメインよりもあるからになります。
ドメイン規制を受けるとドメインパワーが剥奪されます。ゲームに例えると、パワーが無くなったドメインはレベルが0や1に下げられたキャラと一緒です。
規制されたドメインはレベルの上がらないキャラになります。新規ドメインなら頑張れば上がりますが、レベルアップ出来ないドメインは無価値になってしまいます。
どうしようも無いドメインを抱えたブログやサイトでは、挽回はほぼ不可能です。新規ドメインを取得して再出発した方がまだ望みがあります。
ドメイン規制の恐怖。これが著作権違反で咎められたブログやサイトの最も恐ろしいペナルティです。
ASPや広告主からの提携解除
Google以外からもペナルティを受ける危険性があります。ASPや広告主もアフィリエイトに深く関わるので、そちらの機嫌を損ねる著作権違反は不味いです。
著作権違反をしているサイトやブログに広告を貼ると、広告主やASPもそれに加担することになってしまいます。知らぬまま悪事に協力してしまう形です。
広告の出稿先のせいで風評被害を受けてしまうリスクは犯せません。ASPも広告主も、広告利用を停止する措置を取ることが考えれます。
一度でも措置をされた媒体の記録はASP側に残ります。金融で言えば、ブラックリストに登録されたイメージです。
ブラックリスト入りするとクレカも使えず、ローン審査も通らなくなります。こうなると日常生活でも不便や悪影響を免れません。
広告が貼れないブログやサイトの価値はゼロに近いと思います。ブラックSEOと並んで、著作権違反をすると自分の媒体の価値がダダ下がりになってしまいます。
ASPや広告主から睨まれる。このリスクが著作権違反には考えれます。稼ぐスキームが消えてしまうのは恐ろしい事態です。
自分で書くことがまず第一
外注の話でもありましたが、自分の媒体は自分で作り上げるのが何よりも重要ということです。「自分」がやる限りは「独自性」も「主導権」も自分に残ります。
「誰が書いているか」が重視されるので、「自分」がはっきり残らないブログやサイトの価値は大きく下がります。外注もパクりも危険性が大きくなっていると言えます。
時間はかかっても自分で稼げるコンテンツ作りを頑張る方が、長期的なリターンが大きくなります。リスクは下げてリターンを大きくする方が良いと思います。
上手くライバルや上位陣を活用し、自分の記事やコンテンツを強化する。著作権違反にならないリライトは、この意識が軸になる筈です。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。