アフィリエイトは古い。個人ブログでアフィリエイトしても稼げない。
こんな言葉を一度は耳にしたことってありませんか?
Googleを中心とする検索エンジンの仕様の変化で、多くの個人ブログやサイトの検索順位が下がったのは記憶に新しい。アフィリエイトにおいて、上位表示はすごく大事なポイントです。
医療や法律など、ガチガチの専門家でないと扱えないジャンルに変わったものもあります。それ系のサイトを運営していた人にとっては青天の霹靂だったでしょう。
法人や企業のサイトが上位表示され、個人だと表示されないといったことやジャンルもある。
こうなると、個人ブログのアフィリエイトはオワコンだと言う人が出るのはよく分かります。
では本当に個人ブログはもう無理なのか? 私は違うと思う。
個人ブログがオワコンと言われるのは、別に今に始まったことではありません。
2010年代には既に言われていたこと。今は2021年ですから、10年は経過していることになります。
それでも多くの個人がブログでアフィリエイト出来ている実態がある。収入額はともかくとして、稼げないというのは明確に違うでしょう。
稼げない、稼げなくなったという人の声が大きいので、全体の意見として聞こえているのが背景にあると見ます。稼げている人は騒いでないから、その声は伝わりにくいのでしょう。
戦い方やルールが変わったと見るのが的を得ているかな。サッカーだったのがラグビーに変わった感じ。
ブログは別にオワコンでも飽和したわけでもない。1億人いれば1億のブログがあり、それぞれ違う色や内容になると思います。無価値なものは無いと考えれる。
2021年以降のアフィリエイト。個人ブログでやっていける理由を考察していきます。
目次
個人ブログはこれからの時代でも需要がある

個人ブログはこれからの時代でも需要があると思う。リアルの仕事でも、個人の資質や能力が支えになっているケースはとても多いです。
歴史を見ると、個人にも価値はあることが証明出来る。偉人や賢人はその能力や強烈な個性で時代を動かしました。時代が進んでもそれは変わっていません。
iPhoneを開発したスティーブ・ジョブズは分かりやすいですね。彼がIT革命を起こしたからこそ今がある
個人ブログの価値。これを歴史を通して考えてみます。
歴史は分業化・専門化へと進んだ
歴史は繰り返す。割と歴史ってパターンが確立されている部分が多いです。
日本史で言えばこんな感じです。
各地で力を付けた豪族が中央に集まって朝廷を創設→豪族が貴族化して地方政治を疎かにする→地方の役人や有力者が土着化して武力を蓄える→武力を付けた地方の勢力が武士や武装集団になる→中央へ進み、権力交代
非常にザクっとしたものですが、権力者が貴族から武士へ変わった時や、武士が衰退して四民平等へと変化した明治などはこんなパターンだと思います。
武士は江戸時代の平和で戦をしなくなり、銃の撃ち方も知らない侍も多くなった。対して農民は狩りの為に鉄砲を保有している家も多く、幕末で活躍した武装勢力の構成員は彼らが母体だったと言われています。
貴族が腑抜けたから武士に代わられ、武士が貴族化したので農民など他の階層から取って代わる動きが起きた。
産業でも似たような動きのパターンがあります。
原始時代の仕事は狩猟と採集。食べ物を集めることが仕事と言えました。やがて農耕が始まると狩猟と採集よりも要求される仕事の種類や質が上昇した。
農業は天候で左右されるので、種まきから収穫までの見積もりを出さないと失敗しやすい。収穫後の作物の保管も重要でネズミなどの害獣から守ったり、腐らないような保管方法を考えないといけなくなった。
農作業は重労働。1つの家だけで行うのは厳しいものがあり、田植えや稲刈りは何件もの農家が協力して行うようになりました。計画や予定の擦り合わせが必要となり、隣人と仲良く暮らす為の工夫や慣習が生まれた。
見積もりを出す役人。しっかりした倉庫や家を作る建築家。皆を取りまとめるリーダーなどなど。
他の産業でもそうですが、仕事内容は時代が下る程に分業化が進んでいます。分業化された仕事はより専門的に変わっていく。AさんとBさんは同じ職場にいても、やる職務は全く違うというのはよくあることです。
分業化された仕事をそれぞれ個々人にやってもらう。今の企業はそういったスタイルで回している。
国家→民間企業→個人?
明治時代の産業の変遷を見ると分かることがあります。
殖産興業の為、明治政府は海外から技術者や教育者を雇い入れた。彼らの指導の下、あらゆる産業を立ち上げたり、設備投資をして発展させました。
公共事業を起こし、積極的に維新後に国民となった日本人を雇うようにした。その過程で後に財閥となる三菱や三井などの企業も設立されていきます。公共事業を国営企業に与え、企業が個人を雇って仕事をやってもらう。
国営では採算が取れない事業もありました。戦後にJRとなった国鉄や、民営化された郵政事業は分かりやすい例だと思います。そういった不採算事業を民間企業に与えることもあった。
国家が事業や仕事を作る。需要の喚起をして企業にそれを与える。仕事が取れた企業は積極的に人を雇う方向になりました。こうして国家→国営企業→民間企業→個人といったステップで仕事や職が普及していった。
鉄鋼を自前でほしいので国がニーズを出す→ニーズに応えて各鉄鋼メーカーがそれぞれ、独自の技術やコネを使って調達・製造する→その過程でたくさんの人を社員として雇い、調達や製造を任せる
具体化するとこんなイメージでしょうか。
これもニーズや仕事が分業化・専門化していることを意味していると思います。独自技術や独自のコネクションは、企業ごとにあって宝となるもの。それを支える個人が人財として集まっていると見れます。
時代が進む程、仕事やニーズは分業化と専門化を深めていく。広く浅くから、狭く深くといった変化が常に起きている。個人がこれにフォーカスすれば、世の需要を満たすものを提供出来るようになってきています。
個人ブログのチャンスとはここにあると思う。オワコンではない理由の1つは確実にこれと見れます。
勝てる所を見つければ逆にチャンス?
企業や強豪と競争しないといけないのが、個人でブログアフィリやサイトアフィリをする場合にはあります。まともに戦っては勝ち目が無いのは言われなくても分かる。
勝てる戦い方を考える必要があります。勝てる土俵を探すと言い換えてもいい。
お相撲さんに土俵で勝負を挑むのは無謀ですが、土俵の外から飛び道具で攻撃すれば勝てる目が出て来ます。
鉄鋼でも性質や求められる性能はそれぞれ異なる。A社は建築資材用の鉄鋼で多数のシェアを持ち、B社は海底などの掘削困難な岩盤を砕ける特殊鋼で強いメーカーとします。
これは鉄鋼という分野でも棲み分けが出来ていることを示している。
A社に求められるのは「地震や災害に強くて腐食しにくい鋼鉄」。B社へのニーズは「超高圧でも曲がらず、折れない強度を実現した鋼鉄」。
作り方も全く変わるでしょうね。同じ鉄鋼メーカーであっても、仕事の中身は全然違う。
それぞれの企業の強みと市場をマッチングさせているから、どちらも鉄鋼メーカーとして経営が成立している。被ったら確実に価格競争となるでしょう。売上も過当競争で減少すると考えられます。
個人でもこれは共通だと言える。同じ分野でも意見は異なるし、おすすめしたい商品も変わってくるでしょう。
勝てる所を探してそこに注力する。これが個人でも成功できる基本だと思います。
個人ブログでアフィリエイトしていくには?

個人ブログでアフィリエイトしていくには戦略を立てる必要性があります。
「自分の強みや専門性を出す」「量をこなして質も磨く」「雑記にしない」の3点をここでは挙げます。
アフィリエイトもビジネスなので、ライバルとの競争がどうしてもある。競争に勝たないと収益化は出来ません。
個人ブログでライバルに勝つ為に必要な3点。それを書いていきますね。
自分の専門分野を活かす・作る
個人ブログやサイトは、店に例えると個人商店に近いです。法人のサイトは大型スーパーや家電量販店かな。
スーパーや雑貨店みたいに多種多様な商品を扱うのは、個人商店では難しいもの。
個人が勝つには何かの分野やジャンルに特化したり、独自色の強い店づくりをしていく必要があります。
一言で言えば、その店でしか買えないものがある状態。これならコアなお客さんがやって来るでしょう。そこにしかないオプションやサービスを付けるのも良い。
人には何かしら得意や好きが存在します。これが無いなんて人はいないでしょう。それを活かせばいいと思う。
私なら世界遺産に関心がある。とても詳しい訳じゃないけど、ある程度知っているものはあります。それを調べてまとめたり、考えや意見を加えて色を付ける。
唯のまとめではなく、なるべく読者がそこに行きたくなるような情報や考えを加える。こうすると独自色のあるブログやサイトに変わってくると思います。安いアクセスの仕方や名物などを盛り込む感じ。
思いつかないなら、今やっていることをネタにしてもいいと思う。勿論学びは要りますが、成長過程を綴るとその人しか出せないオリジナリティが加わるでしょう。これも悪くないです。
何かしらのジャンルに特化した記事を書く。これがユーザーに価値を届けるブログになります。
記事を書き貯める・量をこなして質も磨く
書きまくればいい訳じゃないけど、量をこなさないと質が磨かれないのは他でも同じ。
サッカーが上手くなりたいなら毎日リフティングをするように、文章を作るなら書き続けるのは必要になる。
SEO的にも記事数が少ないと効果が薄いことが多い。1記事1記事は良質でも、検索エンジンが評価するのは質だけではありません。それなりの量が揃って質も評価してくれるようになります。
書く内に頭の中の回路が作られてくる。最初は書けなかったり、時間がかかっていた人が、慣れてくるとサラサラ書けるようになる。こんな成長を経験した人はたくさんいます。
本人の成長とSEO。どちらにも効果があるのはやはり記事作成。これを継続して記事を作り続けるのが、個人でも法人でも重要な要素です(特に個人)。
雑記のような焦点が定まらないものはNG
雑記だと何でも屋になる。何の店か分かりにくい。
品揃えや規模は大型スーパーや大型店に完敗します。そこにしかない商品や強みが無い。あっても分かりにくい印象になる。ブログやサイトでも同じ所があります。
ネタが豊富な反面、情報を届ける対象が分かりにくいのが雑記の特性。万人向けの内容になると、どうしても中身や色が薄くなってしまう。
ある記事が掃除について書かれていて、別の記事だと列車の内容になっている。これだと誰を対象にしているかが不明確です。掃除で悩む主婦向けなのか、通勤通学で疲れているサラリーマン向けなのかが分からない。
特化ブログが赤や緑といった特定の色を出しているなら、雑記ブログはカラフルなイメージ。但し、それぞれの色が弱いので、特化した色を持つ特化ブログやサイトよりもアピール力は弱くなります。
こうなると強豪や法人サイトに勝てない。深く狭くニーズを掘り下げて書くからこそ、対象となるユーザーにまで届くブログになる。自信や根拠があるならともかく、個人ブログで雑記にいくのは難しいです。
アフィリエイトで個人ブログが法人に負けない為には?

アフィリエイトで個人ブログが法人に負けないやり方。ジャンルによっては使えないけど、個人ブログが上位表示されたり、アクセス数を増やす方法は存在します。
検索以外にもアクセスが出来るルートの構築。これ以外にもアクセスを集める為の基盤を作る要素があります。
アフィリエイトで稼いでいく為に必要なポイント。それをまとめたのがこちらです。
SNSを使う(流入ルートを検索以外に求める)
記事やブログへのアクセスルートを増やすのは、今のSEO的に必須。近年は法人や企業サイトが台頭し、同じジャンルだと個人ブログやサイトはSEOで不利になって来ています。
今はスマフォが普及し、どこでもYoutubeや音楽を楽しめる時代になった。SNSもアプリで触れます。
SNSを活用してアクセスを増やす。これも重要な戦略になります。流れはSNS→ブログや記事という形。
検索と併用出来て無料なのはGood。記事を書いたらSNSに投稿しましょう。
やり方はTwitterならアカウントを取得し、ツイートに記事の簡単な紹介と記事のURLを貼って投稿する形。FacebookやInstagramも大体同じです。
Twitterは電話番号無しでも登録できます。複数のアカウントを持てるので、ブログやサイトを複数持ったらそれぞれのアカウントを使い分けて投稿するといいです。
Facebookは電話番号が要る。アカウントは原則1つしか持てません。
故にFacebookは本名で登録し、そこに更新した記事を貼り続けてアカウントをアップデートしていくイメージになります。
Instagramは複数のアカウントを持てるので、Twitterのようなアカウントの使い分けは出来ます。TwitterとFacebookの中間のような利用法になると思う。
SNSを使って流入するルートを増やす。これが個人ブログでは大事なポイントになります。
小さく始める・範囲を絞る
発信する対象の明確化と同じことですね。誰に向けてかをはっきりさせる。
例えば化粧品について書く場合、女性向けや男性向けで全く違います。年齢でもガラリと変わってくる。
自分が男性で同年代の男性に向けて発信したいなら、使っている乳液や化粧水、関連する商品について情報をまとめる。髭が濃くて悩んでいる人向けに、剃刀や髭剃りの仕方をシェアするのも有りです。
単に化粧品とすると強豪ブログに勝てなくなります。戦場が広すぎると戦車や戦闘機を持っている法人や強豪サイトが圧倒的に強い。
範囲を絞り、局地戦で勝つ意識が個人ブログでは必要となる。局地戦を想定して作戦を立てるように、対象を明確にすると記事やページも作りやすいです。
この人ならこんな悩みがあるだろう。だからこれを提示したり、おすすめすればいい。
このようにはっきりと、伝えたい言葉や情報がまとめられるようになります。対象がぼやけていると書きにくい。
SEOと記事の作りやすさ。これを生むのが対象の明確化です。範囲を広げるのは成果が出てからでも遅くありません。
背伸びするのではなく、小さくても確実に勝ちを重ねる意識が大事です。
自分のジャンルの学習を積む
情報はどんどん進化や変化を重ねていくものです。1年前の情報が古くなっているなんてことは、アフィリエイトではよくある。
知識のアップデートを図るのがどんな分野でも必要。トレンドのように変化が早いものもあれば、遅いものもある。しかし、流行り廃りをマルっと無視することは、アフィリエイトでは難しいです。
新しいことを知ったり、変化があったらそれを記事に反映させる。新着記事を作ったり、以前に書いた記事をリライトしたり。それを続けると時代に合ったサイトやブログが徐々に形成されていきます。
新しく書くならネタや知識は集めないといけません。その過程で学ぶことはとても多い。
それをまとめたり、考察を入れて記事にしていく。これの繰り返しがユーザーに価値あるブログとなります。
自分のジャンルで学びや気づきを積む。それを怠らないのも優良なブログ運営には必要です。
個人ブログでアフィリエイトするのはオワコンじゃない背景

時代は変化します。以前は流行っていても今は見ないものは実に多い。
広告費の移り変わりは耳にしたことがあるかもしれません。インターネット広告は年々増加する半面、テレビや新聞の広告は減少しています。もうすぐ広告費でネットが追い越すと言われている。
アフィリエイトで個人ブログでもやれるのは、こういった時代の後押しも関わっている。検索エンジンの変化は向かい風な要素はあるが、それよりも追い風になる背景が登場していると見ていいです。
それについて掘り下げていきます。アフィリエイト初心者に役立つ情報になれば幸いです。
ビジネスはリアル→ネットへと舞台を移しているから
電通が発表した2020年の日本の広告費のデータがあります。
2020年は世界的に新型コロナが猛威を振るい、各種イベントや広告販促キャンペーンの延期・中止になった。7月以降は徐々に回復して10-12月期には前年並みに戻りつつあった。しかし、通年では前年比88.8%の6兆1,594億円に留まり、東日本大震災のあった2011年以来では9年ぶりのマイナス成長で終わった。
新聞広告やテレビメディア広告などの「マスコミ四媒体広告費」は前年比86.4%(2兆2,536億円)。各種イベントに使われる「プロモーションメディア広告費」は前年比75.4%(1兆6,768億円)と減少している。
それに対し、「インターネット広告費」は前年比105.9%の2兆2,290億円に増加している。
背景は新型コロナによって巣ごもり需要が高まり、個人のSNSやEC、動画配信サービスへの接触機会が増えたこと。大手プラットフォーマーを中心とした運用型広告の需要が高まったことで、他メディアよりも早く回復基調に乗ったことが原因と考えられる。
引用元:https://dentsu-ho.com/articles/7665

広告費そのものは減ったものの、インターネット広告費は例年と変わらずに増えている違いがあります。
インターネット広告費の統計は1996年に始まる。以降は一貫して成長を続け、マスコミ媒体広告費に匹敵する2.2兆円規模の市場となっています。
新型コロナで家に籠る機会や時間が増えたことで、普通はテレビを見る時間が長くなると思われる。
しかし、逆にテレビを見る時間は減り、広告費も減少したという結果になりました。テレビがCMを打つことで果たしていた広告媒体としての役割。それが大幅に薄れたという変化を示している。
家に居る時にテレビを見ないで何をしているか。それはSNSをしたり、インターネットでブログやYoutubeを見るなどです。Amazonプライムビデオなどを契約して作品を見まくるという人も増えました。
つまり、広告媒体の舞台が、新聞や雑誌→ラジオ→テレビ→インターネットへと変化していることを意味する。
テレビは広告媒体としても衰退し、SNSやブログ・サイト、Youtubeなどが広告媒体として台頭しています。
広告は商品やサービスを宣伝する情報源。これを打たない企業や法人はほとんどありません。広告を媒体に載せて宣伝してもらい、自社の商品を売るのがビジネスの基本スタイル。
以前はそれが新聞やテレビだった。今はネット上へ舞台が移りつつあると見れます。ネット広告は今後も増えていくと考えられる。
個人ブログもこれを活用し、アフィリエイトが出来る機会は広がると予想できます。
個の時代=会社員とフリーランスの垣根が無くなっていく時代
戦後から平成のバブル崩壊まで、日本企業は終身雇用と年功序列制度を整えていた。新卒で入った会社に定年まで勤め、退職後は退職金をもらって老後を過ごす。転職は否定的で1社に勤め続けるのが美徳とされました。
平成不況に入ってから今の令和3年までの時代、一貫して好景気感は誰も感じなかったのではないでしょうか。終身雇用も年功序列制も崩れ、大企業でもリストラや倒産は起こり得る不安定感が強くなった。
非正規雇用が生まれたのも平成から。今は全労働者の4割が非正規と言われる程です。転職の縛りも緩くなった。職や会社を変えることへの忌避感は薄れ、正社員的な働き方は少なくなってきている。
厚生労働省は2035年までに、正規と非正規雇用の垣根を無くす方針を打ち出しています。正社員制度はこれからさらに骨抜き化され、非正規との違いがあまり無い状態へと変化していくと見られる。
良いか悪いかは置いておきます。重要なのは日本も世界も、働く人の意識や制度の垣根が取り払われる方向性に進んでいると見られること。正社員がフリーランスに近づくと言い換えてもいいですね。
会社は長期的な事業計画を立てにくくなっている。利益確保が難しくなり、社員を長期雇用で抱え込むことが厳しくなった。非正規の増加は企業の余裕の無さが背景にあります。
今は会社員でも、将来的にフリーランスっぽい立場になる。
個の時代と呼ばれるこれからは、こんな変化がどこにも見られる時代と言えるのかもしれません。
個人のブランディング(ブランド化)が誰にも必要となるから
フリーランスは会社員と違い、自分の担保となる信用は会社に依存できない。
仕事が取れるのは本人の能力の他に、取引する企業のネームバリューが後ろ盾となっているケースも多いです。
信用は自分で作るしかないのがフリーランス。どんな個人が信用を得られるのか?
その1つの方法はブログやサイトなどで情報発信をする。Youtubeに動画を作って投稿するのもいいです。
企業にせよ個人にせよ、客となるのは個人である場合が多い。BtoBのビジネスもありますが。
客である個人が求めるのは「自分の悩みや疑問を解消してくれる存在。専門家やプロなら尚良い」ということ。
釣り具店や釣りが趣味で大会にも出ている個人。釣りに関心がある人は疑問を彼らに聞くでしょう。聞くのは色々と有益な情報や知識を得られそうだからです。素人にはまず尋ねない筈。
釣りに詳しい人が釣りの動画を作ってYoutubeに流す。そこに関係する動画広告を挿入する。釣り好きな人がその動画を見れば、チャンネル登録や広告のクリックをしてくれる可能性が出て来ます。
ブログやサイトも同じ。あるジャンルに詳しい人がそれに特化したサイトを作る。そこに来た人で関心が高いなら運営者に尋ねたり、おすすめの商品を買ってくれることも考えられます。
個人がネット媒体で情報発信をする。こうすると、検索エンジンやユーザーはその分野に対して詳しい人を認識するようになる。その分野における信用が生まれてくると見てもいいです。
個人が信用創造をする上で必要なのは実績。しかし、アフィリエイトは売上が出ないと実績とは出来ません。でも、記事を書き貯めてブログの中身を厚くし、その準備をしていくことは出来ます。
会社員もフリーランス化していくと考えられる今後。フリーランスは自分が全てになる。
1人1人が自分のブランディングを図ることが、働く上で大切になっていきます。
自分のブランディングに使える方法の1つが情報発信。これの手段として個人ブログやサイトの運営があります。単に稼ぐだけでなく、その前提となる信用創造が出来るのも見逃せないポイントと言えるでしょう。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。それではまた!