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アフィリエイトの海外事情は地域性がある?

アフィリエイトは今や世界中に広まりました。世界でネットが張り巡らされ、日本に居ながらネットで情報をやり取りしたり、ビジネスも可能になっています。

日本はガラケーに代表されるように、国民性や常識、商品やサービスが独特なものも多いです。それは日本の歴史や気候、災害や制度などの事情が関係しています。

逆に日本から見る海外も変わっていると感じるでしょう。それも各国や地域の事情が強く関わっています。海外の事情は、アフィリエイトにも大きく影響して来る。

各国ごとに悩みや事情は違います。ですが、気候や文化の類似性は近隣諸国では見られることも多いです。そうした海外事情を知るのは大切です。

東南アジアと中南米、アフリカは距離的には離れているけど、緯度的には低緯度にあって熱帯や亜熱帯の気候が多い。

暑い国では涼しさを求めます。果物や野菜も種類が多くて、似た食材をよく食べていることもあります。離れていても共通点は気候から見出せる。

日本と中国は島国と大陸国という違いはあるけど、四季のある温帯という共通点が見られます。梅雨もあるし、冬は雪や氷が両国で見られる気候です。

アメリカとヨーロッパは大西洋で隔てられますが、両地域はキリスト教文化圏です。どちらもキリスト教に因んだイベントや感性を持っている所が見られます。

このように地域ごとの事情が海外にはあります。それを学んで探ることが、アフィリエイトに役立てられるのではないでしょうか。

アフィリエイトの海外事情は本当は国ごとに見るべきですが、それだと多くなり過ぎるので、地域で区切ってみました。

それが東南アジア近辺、欧米圏、東アジア圏の3つの区分けです。この枠組みで考えて見たのが今回の内容になります。

海外のアフィリエイト事情。それを1つずつ見ていきましょう。お役に立てれば嬉しいです。

アフィリエイトは地域の事情を強く受ける

アフィリエイトは人の需要に応えるように宣伝するのが基本なので、地域や国ごとの事情を知る必要があります。ニーズは地域によって大きく変わります。

日本とアメリカは同じ緯度帯にありますが、気候は大きく違って文化も宗教も異なります。週末にミサに行くアメリカ人を日本人は理解しにくいと思います。

アフィリエイトは地域や環境の影響を強く受ける。それを頭に入れないと、現地で商品を売るのは難しいでしょう。日本の事情が他所で通じる道理はありません。

アフィリエイトと地域の事情。特に気候面から考えていきます。

気候や環境は地域性が強く出る

世界地図を広げるとある事実が浮かび上がって来ます。先進国とされる日米欧の3地域は、温帯~冷帯に位置することです。

それ以外の中国やオセアニアなども、温帯気候に属する国になります。開発途上国とされる国は多くが熱帯や乾燥帯にある点も重要です。

例外はロシアでしょうか。一応ソ連時代は東側の盟主であり、大国であることは間違いありません。気候は冷帯~寒帯の寒い国です。寒いカナダも先進国に入ります。

温帯~冷帯に先進国が多いのは気候が良くて農業に向くのと、熱帯や乾燥帯より冬が厳しくて産業や経済を発展させないと不味かったからだと思います。

寒さは人を苦しめますが、それ以上に農業や牧畜にダメージを与えます。歴史的にも寒冷化した時代は、飢餓や病気の流行で文明の衰退が起きています。

食料生産がダメになると人は生きていけません。寒さは生存において厳しい条件になります。故に、冬が厳しい日米欧の3地域を中心に経済や産業発展が起きたと考えられます。

食料があって人口も多かったことが、日米欧の3地域の発展に繋がったと見れます。度々来る寒冷な冬に備え、農業や畜産以外で飢えないようにしたことも大きいでしょう。

工業化やハイテク産業化はその流れです。工業は農業よりも生産力が大きい為、余剰分を他国に売ってお金を得られます。日本の経済発展も工業化が鍵になっている。

お金があれば他国から食料や資源を輸入出来ます。工業化出来る下地(資源・人材など)が日米欧はあった為、経済発展が先に起こったと考えられます。

熱帯や乾燥帯はこの条件が無い為、経済発展が遅れたとも見れます。寒帯は寒すぎて農業に向かず、人も少ないので発展は逆に難しくなります。

このように、経済や産業は気候や地域性に強く影響されます。アフィリエイトする為のネットやASP、需要なども地域性や国民性が大きく関わって来る。

ニーズが異なる

気候や環境が異なれば国民性も変わります。国ごとに違いもあるし、ニーズもそれに合わせて変化します。

例えばフランスとドイツは同じヨーロッパにある隣国です。両国は温帯~冷帯にあって気候は似ていますが、国民性や産業は違いも大きいです。

フランスは農業と原発が売りで、ドイツはEUで一番の経済力と工業力を誇ります。フランスは食料とエネルギーをドイツに、ドイツは工業製品をフランスに輸出しています。

言葉や宗教も違いが見られ、国民性や人種も違うので同じ国にはなりません。一方でキリスト教文化圏である共通性はあり、経済統合するのは可能な下地があります。

同じ温帯でも日本と欧米は違いが大きいです。日本は米食文化ですが、欧米は小麦や肉食文化圏となっています。好きな食べ物にも違いが出て来る。

日本で好まれる海藻のワカメは、欧米では海の雑草として嫌われています。欧米でニーズがあっても日本人は好まないものもあるでしょう。

熱帯に位置する東南アジアやインドは、熱帯特有の悩みがあります。暑さや害虫の多さが困りごとになりやすい為、それを解決する商品が売れるでしょう。

寒いと言えばカナダやロシアが該当します。冬が長い地域では寒さ対策や、氷や雪による問題解決へのニーズがあります。雪道でも走れる交通手段は意外と重宝される。

国や地域ごとの好みや需要。それはアフィリエイトにも強く関わって来ると思います。蚊のいない国に蚊取り線香は売れず、雪の無い国にスキー用品は売れません。

ASPの数・検索媒体やSNSが違う

ネットが発達して世界に張り巡らされたとは言え、地域ごとの差は大きいのが実情です。先進国が多い日米欧はどこもネットが使え、ASPの数や種類も豊富です。

開発途上国はネットが未発達だったり、最近になって整備された国が多くなります。ネットの存在がASPの前提になる為、ネットの発達度合いと比例関係にあります。

先進国と比べると、開発途上国はASPの数や種類は少なくなります。東南アジアでは1つか2つという国も見られます。

検索媒体も地域性や国ごとの違いがあります。一般的に多いのがGoogleです。これが使えるなら大体の国でアフィリエイトは可能となるでしょう。

SNSも多くの国で通じますが、通じない国もあります。独自のASPや検索媒体を使わないといけない場合も考えないといけません。

海外で狙い目の地域は?

海外でも狙い目の地域は、東南アジアを中心とする熱帯圏のアジアだと思います。ASEANとインド近辺がアフィリエイトでは狙える場所でしょう。

最先端半導体産業を有する台湾もいいと思います。これらの国々は人口層も若く、経済発展が見込まれる地域でニーズも多いと考えられるからです。

次点がアメリカとヨーロッパです。元々先進国が多いこの地域は購買力があります。競争は激しいので、差別化や優位性を出さないと難しいでしょうが。

逆に狙い目で無いのは日本と台湾を除く東アジアです。中国と韓国はこれからは衰退していくと予想されます。北朝鮮ではアフィリエイトが出来ません。

熱帯アジア圏の需要を見つけてアフィリエイトするのが、これからの海外アフィリエイトでは稼ぎやすいと考えられます。

海外のアフィリエイト事情(東南アジア近辺)

東南アジアや南アジアは赤道に近く、年中暑い熱帯気候の国が多いです。台湾も気候的にはこちらに近くなります。

海外を対象にアフィリエイトするなら、人口が多くて成長が見込めるこの地域を候補に入れた方がいいと思います。世界で一番大きな経済圏になる可能性を持っている。

各国で事情は異なるものの、共通点も多くあります。海外アフィリエイトで最有力の対象にしたのも、日本が提供する要素や商品が、この地域の事情に役立つと考えたからです。

海外のアフィリエイト事情その1。東南アジア近辺をまずは考えて見ましょう。

熱帯気候の悩みに刺さる商品

東南アジアや南アジアは熱帯気候の国がほとんどです。日本の夏に相当する季節が年中続くような感じです。

熱帯は雨が多くて高温なのが特徴で、熱帯雨林が作られて豊かな自然資源を提供する環境を生みます。

熱帯は野菜や果物も種類が多くて豊富に採れます。食料生産に適した気候であり、農業で高いポテンシャルを持ちやすいです。

一方で悩みもあります。生物の活動が活発なので、害虫の発生も多いです。その1つが蚊になります。日本でもお馴染みの夏の厄介者ですね。

蚊は日本脳炎やマラリア、エイズなどの怖い病気をまき散らす厄介な存在になります。特に熱帯地域の蚊は数も多く、嫌な病気を持っていることが多いです。

蚊が媒介する病気で亡くなる人の数はかなり多く、蚊は熱帯地域の悩みになります。これを何とかしたいと思うのはまず間違いない筈。

そこで日本の蚊取り線香や蚊帳などが売れています。日本では昔から蚊を避ける道具が発達して来ました。今は電化製品にもなっていますね。

蚊避けグッズを宣伝するのは有りだと思います。都市部に住んでいても蚊の脅威はあり、クーラーが効いた室内でも蚊は活動出来ます。

他には暑さ対策の商品やサービスも売れるでしょう。年中暑い国では涼しさを求める需要が存在します。

職場や家にすぐに冷たい飲み物が飲める、ウォーターサーバーがあればどうでしょうか? 寒いならホットにも出来るし、自分用のコップを用意すればいつでも飲めます。

他には涼しくしたい需要があると思います。例えば日本では夏に駅の近くで、霧を発生させる装置が設置されている所があります。

そうした装置や携帯出来る扇風機など、暑さ対策になり得る製品は売れるのではないでしょうか。料理や食材もそれ系が求められそうです。

辛い料理が熱帯では多いですが、これは汗を掻くことで涼しさを感じたり、食欲増進効果を狙って発展して来たからです。

食材や調味料で日本が出している商品に、現地の人の好みに合うものもあるでしょう。

汗をたくさん掻くので、臭いが気になりやすいのもありますね。香水や化粧品で良い香料を使った商品も買われそうです。

多湿な気候では乾きにくいので、乾燥が必要なものには乾燥剤が要ります。日本で売られている乾燥剤は地味ですが、場所によっては需要がありそうです。

このように高温多湿な熱帯気候に適した悩み。それに刺さる商品は熱帯気候の国で売れるでしょう。

ASPの数は少ない

日本や欧米、中国などと比べるとネットそのものが歴史が浅い為、ASPの数も種類も少ないです。東南アジアでは1つ2つというのも珍しくありません。

東南アジアで使えるASPの筆頭はアクセストレード。次点がGoogleアドセンスが多いです。基本はアクセストレードを使いましょう。

検索媒体はGoogleが多いというか、ほとんどそうです。TPP加盟国のベトナムやマレーシア、シンガポールもそうだし、未加盟のタイもGoogleを使います。

インドもアクセストレードが進出しています。熱帯圏はアクセストレードが強いことが伺える話ですね。

若年層に受ける商品が売れる

熱帯に位置するインドなどの南アジアと東南アジア諸国は、人口層が若くて経済発展が著しい国が多いです。

人口もこの圏内だけで15億を超える為、中国を上回る人たちが住んでいます。若者は消費が旺盛なので、若者層に受ける商品が特に良いでしょう。

日本の文物は好まれる傾向があり、日本語を学びたいと日本語学校や通信教育のニーズがあります。

豊かになると家電も需要が増して来ます。クーラーや冷蔵庫など、涼しさを得られる家電製品はニーズがあります。家電全般を紹介してもいいでしょう。

日本のアニメや漫画などの書籍、日本料理なども人気が高いようです。若者層に売れそうな商品候補は多いでしょう。

海外のアフィリエイト事情(アメリカ・ヨーロッパ)

海外のアフィリエイト事情の2番目は欧米です。市場は一番大きくてネットも発達していますが、その分競争も激しい地域になります。

ASPや言語も独自な為、日本語で勝負するのは無理に近い。

英語が出来るなら挑戦出来る点は、東南アジア諸国よりも強く出ます。海外でも英語が一番通じる所になるでしょう。

海外でも激戦区の地域なので、各国の事情や需要を上手く掴むことが重要になります。アフィリエイトするなら英語が出来る前提になりますが。

欧米圏でアフィリエイトするなら、現地の事情をきちんと把握しておきましょう。

気候的には乾燥した日本みたいな感じ

地域差もありますが、多くが日本と同じ温帯気候に属します。日本より乾燥していると思えば近いです。

アメリカはアフィリエイト発祥の地であり、人口も3億を超える世界一の大国です。ネットが普及してアフィリエイトも盛んであり、英語が出来れば狙える市場でもあります。

ヨーロッパは国ごとの言語があるものの、他国の言葉を読める人も多いです。英語の他にフランス語やドイツ語、イタリア語やスペイン語があります。

話者が多いのは英語で、スペイン語も意外と世界では話者が多い言語です。中南米はブラジルを除けばスペイン語になります。アメリカもスペイン語話者は多い。

先進国が多い為、インフラや経済環境が整った所が多いです。日本と環境的に近い部分もありますが、言葉や感心が高い分野は違う点も多く見られます。

欧米と一括りにされるこの地域はキリスト教が主流です。日本は非キリスト教圏の為、感性や習慣で大きく異なる点があります。

キリスト教的にタブーとされることは受けにくい為、その点を把握して日本らしさを出していくといいでしょう。

宗教や食習慣的に、生魚や生卵は嫌われることもあります。色んな宗教施設やイベントに行くのが日本人ですが、一神教だとその点は厳格な場合もあります。

国ごとに需要も異なるので、その国に当てはまりそうな商品を選ぶのがいいでしょう。アメリカは肥満が多いから和食やヘルシーな物を勧めるとかです。

日本は他文明と大きく異なる点が多いので、その日本らしさがそのままアピールポイントになると思います。それを現地に受け入れやすいように加工すればいいでしょう。

非キリスト教圏で独自の文化を持つ先進国。それが日本の姿なので、上手く欧米に発信すれば受ける筈です。

独自のASPも多く、競争も激しい

ASPもネットの発達に比例するので、欧米はどこも独自のASPがあります。中にはグローバル展開している所も見られます。

市場は大きいけど競争も激しいので、いかに差別化や専門性を出していくかが鍵になります。使われる検索媒体はGoogleが主流です。

特に英語が出来、専門性のある分野を持つ人は挑戦出来る所だと思います。英語は大抵の場所で使える言語なので、これがあれば海外でもやっていける筈です。

アメリカのASPはこれら

CJ-by-conversant

アメリカのASPの有名所です。Rakutenよりも利用され、Rakuten-Affiliate-Networkとほぼ同様のサービスを提供しています。

登録は英語以外の言語もOKと簡単です。広告主の数は約3,000もあり、WalmartやApple、Home Depotなどの大手から出稿されているものばかりです。

バーナー形式の広告の他、直接製品のアフィリエイトリンクを作ったり、自動で普通のリンクをアフィリエイトリンクに変換するサービスを提供しています。

カリフォルニアに本社があり、世界トップクラスのASP会社です。ヨーロッパ案件も豊富に取り揃えています。

案件ごとにどの国で発生しているのかを円グラフでチェック出来る為、対象としている国に合うアフェリエイトプログラムを選択出来るのが強い魅力になります。

他にも日本の大手ASP会社のアクセストレードを運営している、インタースペース社とも業務提携を結んでいます。欧米のASPならまずはこれが候補に挙がります。

銀行振り込みだと50ドルからの支払いになります。PayPalは使えません。

Rakuten-Affiliate-Network

日本でもお馴染みの楽天のグローバルバージョンで、2014年にリンクシェアと合併して名前を変えています。

登録は可能ですが、登録後に個々の広告主より承認を得る必要があります。登録はいずれも日本語でOKです。

バーナー形式以外にもローテーション形式の広告や、特定の製品のアフィリエイト広告作成も可能。サイト内のリンクをアフィリエイトリンクに変換するサービスもあります。

広告主の数は1,000前後とCPSネットワークの中ではそれほど多くありません。支払いは1ドルからですが、支払期日は広告主ごとに異なるため不定期になります。

PayPal、チェック(小切手)、銀行振り込みで受け取れます。楽天利用者は考えてもいいASPでしょう。

Amazon-associate

Amazon.comが出しているアフィリエイトプログラムです。Associateを利用するにはAmazon.co.jpとは別のアカウントが必要になるが、基本的なサービスは同じです。

製品によって海外発送するものと国内発想のものがあります。アメリカでは2015年秋にAmazon-Native-Shopping-Adsがリリースされました。デザインがすっきりしています。

おすすめの製品やサイトに関連した製品を自動で表示する機能があります。また、自分で表示させる製品を選ぶことも可能です。

インスタントストア(aStore)やバーナーは、日本と同じサービスです。こちらも日本人が使いやすいASPと言えるでしょう。

MaxBounty

MaxBountyは、2004年にカナダで設立されたASP会社です。案件は1500件程で不動産、金融、ゲーム、出会い系、ダイエットなど幅広いジャンルを取り扱っています。

登録後、電話での確認(名前や地域など簡単なもの)があります。英語が出来ないと難しいです。

こちらもCJ-by-conversantと同じく、ヨーロッパ向けの案件を揃えています。大手というよりは中堅であり、大手を利用するようなライバルが少ないという点がメリットです。

ヨーロッパのASPはこんな感じ

AWIN

AWINはドイツのベルリン発のASP会社で、ヨーロッパのブロガー・アフィリエイター達の間では有名所です。日本のA8.netのような会社であり、創業20年を越える大手です。

現在はヨーロッパを中心に11か国で展開されており、13,000以上の広告が出向しています。日本語OKな風潮で、一番日本人向きでもあります。

他のASPは日本語で作ると審査に通らないことも多く、日本語で作れるのは強いメリットと言えます。

登録時に5ユーロが必要となります。登録料の5ユーロは後で引き出しが可能です。最低支払限度の25ドルを超えると同時に引き落とせる仕様になっています。

Shareasale

こちらもヨーロッパでは有名なASP会社で、掲載件数は4,000件とAWINよりは少ないですが、その内1,000件は独占広告という独自の強みがあります。

英語で制作されたサイトやブログのみが申請の対象となるので、英語に自信がある人向きです。

レポート周りも整備されており、クリック単価、平均販売額なども見る事が出来ます。支払われる報酬は50ドル以上からです。

Tradedoubler

1999年にスウェーデンで設立されたASP会社で、取り扱い案件は18万件と非常に多いのが特徴です。

世界10ヵ所(主にヨーロッパ)に拠点を設けており、大手企業との取引も多いのはメリットになります。

IKEA、パリディズニーランド、ルフトハンザ航空、オーストリア航空、シンガポール空港、ロクシタン、プーマなどが案件として挙がります。

日本語だと通りにくいので、最低でも英語はマスターした状態で取り組むASPと言えます。

海外のアフィリエイト事情(東アジア)

海外のアフィリエイト事情の最後は東アジア圏です。日本も地理的には属しています。

推奨する中で一番下にしたのは、日本との相性や関係の悪さに加え、この地域は大きな問題を抱えているからです。台湾も本当は東南アジア側にしたかったです。

海外のアフィリエイトで中国と韓国は対象にされますが、今後は廃れていくと思っています。それは日本の事情とも関係して来ます。台湾とは深まるでしょう。

海外のアフィリエイト事情その3である東アジア圏。これを見て締めとしましょう。

気候は似ているけど需要は異なる

日本と台湾、中国と韓国・北朝鮮が東アジア圏と呼ばれます。地域的には隣接して気候も近いものの、これらの国は全く違う文明圏を形成しています。

日本と中国は漢字を使いますが、日本は新字体と呼ばれる、古くからの旧字体を一部簡略化した漢字を使います。中国は旧字体を全て簡略化した、簡体字が基本です。

台湾も漢字圏ですが、日本や中国とも異なる繁体字を使います。韓国と北朝鮮はハングルがベースで、日本とは言葉が全く違います。

日本は仏教と神道が軸にあり、中国や韓国で主流の儒教はあまり見られません。台湾は中国とは違う道教や仏教、キリスト教の影響が強い国になります。

このように、それぞれの国の独自性が強くて一体化されていないのが東アジアです。EUのような経済連合はまず作れない程、国民性や制度も異なっています。

需要も国ごとに大きく異なります。中国では日本製というブランド力が活用出来る反面、韓国では不買運動が行われて売れないなどの事情があります。

台湾だと日本製は信頼されるけど、それだけで売れる程甘くはありません。半導体に関わるパソコンや自動車関係のニーズがあります。

温帯は季節変化があるので、季節ごとのイベントや需要も大きく変わります。日本でも季節ごとに売れる商品が変化するように、他国でも変化が起きます。

中国は初春と初秋に大型連休が入ります。日本の年末年始とお盆に相当するものです。韓国は学期の始まりが1月であり、長期休みも日本と少し違います。

台湾は亜熱帯ですが冬はあります。高い山では雪も降る為、スキー場も存在します。それでも日本の方がウィンタースポーツは盛んですが。

ASPは別々で環境も大きく違う

以前に紹介したASPを比較しても、東アジア圏は重なりがあまり見られません。検索媒体も大きく違います。

特に中国は日本や台湾、韓国との違いが大きいです。中国は世界で利用されるSNSやGoogleが使えず、ASPも独自のものしかありません。

西側世界の開かれた環境と、中国独自の閉じた環境が並立している感じです。中国と他国には検閲の壁が存在し、中国でアフィリエイトするなら内側に入らないといけません。

東南アジアよりはASPの数も遥かに多く、アフィリエイト出来る環境は整っています。中国を除く地域間でアフィリエイトするのは、自国にいても可能です。

TPPで廃れる可能性が高い

日本が盟主を務めるTPP。これに加入出来る可能性がある東アジアの国は台湾だけです。中国と韓国・北朝鮮はまず加入は不可能です。

TPPはFTAの拡大版的な感がありますが、知的財産権保護や関税の完全に近い撤廃があります。この制度は強く働く為、ルールを守れない国は参加出来ない仕組みになっています。

厳格なルールの下に運用される自由貿易であり、参加するには参加国全ての承認とルールへの完全服従が要求される。途中で抜けたアメリカも例外ではありません。

最近はイギリスが加盟意欲を示しています。太平洋に領土を持ち、英連邦の一員であるオーストリアやニュージーランドがTPPに加盟しています。

中国や韓国・北朝鮮が加入出来ないのは、日本との関係が悪いからではありません。知的財産権保護と関税撤廃を厳守出来ず、他の参加国から拒否される可能性が高いからです。

TPP圏だけでも中国に比肩する人口がいます。加えて人口層が若くて経済発展も著しい為、旺盛な消費が見込まれる経済圏となっています。

中国は多くの国と揉めて関係が悪化しており、国内の少子高齢化も激しくて衰退が予想されています。TPPにも加盟出来ない為、日本との関係も薄れていくと考えられます。

TPPは加盟国を増やすことも出来る為、インドやインドネシア、アメリカなどを加えると、中国を超える巨大な人口を誇る経済圏になり得ます。

これから需要が多く見込まれるTPPでビジネスをする方が、日本が得る利益も多くなります。アフィリエイトもその一環と考えた方がいいでしょう。

日本と台湾を除く東アジア圏はTPPに入れない為、関係が薄れてビジネスでも旨味が無くなっていくでしょう。日本以上に少子高齢化が進んでいるのもあります。

台湾以外はアフィリエイトでも相手に出来なくなる。東アジアの将来はこうなると考えられます。

本記事もお読み頂きましてありがとうございます。

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