アフィリエイトを学びたい、学べる場所がほしい。そう思ってネットで検索をかけると、オンラインサロンという言葉が引っ掛かります。
オンラインサロンは、言葉の通りにオンライン(ネット上)にある、サロンを意味する言葉です。サロンは目的意識を共有する人同士が集まって作られる集団を意味します。
日本でも町中にある喫茶店などで、学生や若者が集まって政治を批判したり、趣味が合う人が繋がりを作る目的でサロンが作られました。
サロンの構成員は、その集団に所属することを誇りにしていた感があります。政党とかも元はサロンが発展して形成された所もあります。
政党は「政治信条を共にする政治家の集まり」と言い換えられます。サロンもこれに通じる性質があり、何か共有し合える目的を、構成員は全員持っている点が特徴です。
オンラインサロンは、こうした結び付きをオンラインで作って集まったものと言えます。コミュニティより明確な目的意識があり、それを第一に据えている。
アフィリエイトのオンラインサロンは、アフィリエイトに関する目的を共有し合う関係があると言えますね。それを持たない人は入れないことが多いです。
オンラインサロンは主催者ごとの色がありますが、共通しているのは、何かしら強固な目的意識がある点です。アフィリエイトでも目的は人ごとに違います。
これを共有出来ないと感じる人は排除されます。コミュニティでも価値観や感性が合わない人は断られる傾向にありますが、オンラインサロンはより強い所があります。
と言っても、オンラインサロンは会社とは違います。社長の意見に嫌でも従わざるを得ない会社員と異なり、理念には賛同しても、意見を言うことはOKな雰囲気になっています。
主催者が望むのは、オンラインサロンのメンバーが活発に交流・活動をして、自分達が掲げる目的に前進していくことです。自分に従ってほしい訳ではありません。
なので、全て主催者やメンバーの意見が正しいとは限りません。時には自分の主張が改善や前進を生むこともああります。それを発揮するのは否定されません。
会社だと難しいですが、オンラインサロンの目的や雰囲気に沿える人なら、真価を発揮出来ることもあります。アフィリエイトでも意見や経験の提供は喜ばれるでしょう。
アフィリエイトに関する共通の目的意識を持ち、メンバー全員で高みを目指す。それがアフィリエイトのオンラインサロンだと考えていいと思います。
アフィリエイトのオンラインサロン。これについて掘り下げていきましょう。
アフィリエイトのオンラインサロンはやり方が2つある

サロンとコミュニティは似ているようで違いがあります。コミュニティが価値観や場所で繋がる緩い集団なのに対し、サロンは強い目的意識で結ばれる集まりです。
オンライン上で、専門家や共通の目的意識を持つ人を集めた場所。それがオンラインサロンになります。価値観の近さに加えて、目的意識や能力が必要になる場所です。
アフィリエイトのオンラインサロンは、アフィリエイトを経験した人が作る集まりになりやすい。
その為、アフィリエイトを学ぶ系のオンラインサロンは、コミュニティと言いにくいものもあります。逆にコミュニティ目線なオンラインサロンも存在します。
また、オンラインサロンのやり方は2種類あり、個人が行うものはSNSを使うことが多いです。アフィリエイトのオンラインサロンも、SNSを使う場合がほとんどです。
オンラインサロンの概要
オンラインサロンとは月額会費制の、ネット空間で開かれる集まりを指します。何かしらの目的があり、そこの中だけで完結する閉鎖的な集団です。
構成員は皆が共通する目的を持ち、その実現に向けて活動します。外とのやり取りは少なく、内輪の関係性を極めて重視する間柄になります。
構成員はアーティストや実業家、アスリートもいればブロガーやアフィリエイターなどなど。いずれも専門的・高度な知識やスキルを持ち、特定の分野で優れた個人が所属します。
主宰者も個人や複数の違いはありますが、構成員と並んで専門的・高度な知識やスキルを持っています。彼らが先生役を務めるオンラインサロンも存在します。
目的を達成することが最重要なので、それに合わない人はお断りされるケースもあります。遊びや軽い気持ちで所属するのを嫌うメンバーも多いです。
逆に言えば、オンラインサロンに所属している人は、優れた資質や能力を有することになります。そこに入ることで、望みのスキルや教えを受けることも可能という訳です。
それを利用したオンラインサロン塾もあります。交流もするけど、一番は教え教わることが目的となったオンラインサロンです。
これをビジネス化している人もいます。オンラインサロン自体がビジネス的な素養が強いので、この組み合わせは違和感がありません。
経験者に適した集団が多い印象
オンラインサロンは塾やスクールとは違いますが、見方によっては技能塾的な部分もあります。塾とコミュニティの中間みたいなオンラインサロンもあります。
その中でアフィリエイトを扱うオンラインサロンも存在します。ブログやサイトを持ち、アフィリエイトをしている人が参加して作られる印象が強い。
既に自分の媒体(ブログやサイト、SNSなど)を持って、活動しているのが入会条件になる場合もあります。条件はオンラインサロンごとに変わります。
少しはアフィリエイトに触れた経験がある。こういう人が対象となるものもあるので、オンラインサロンはアフィリエイト経験者用に見られることもあります。
また、オンラインサロンは大別して2種類になります。1つが事業者のサービスを利用した「プラットフォーム型」、もう1つが主宰者が独自にSNS上のツールを使って作る「独自型」です。
個人でアフィリエイトなどのオンラインサロンをやる場合、SNSで連絡や募集をかけることが多いです。独自型オンラインサロンへの参加は、SNSの利用・登録が必須になります。
イメージはLINEのグループでしょうか。メンバーだけに共有されるキーやパスワードがあり、それを使って内部のやり取りや活動を進める感じです。
SNSは無料通話なども出来る為、安いコストでオンラインサロンを運営・参加出来る点が優れています。無料なら電気代や通信費だけあればいい。
一方でオンラインサロンを巡るトラブルも起きています。トラブルが多く発生しているのは、後者の独自型サロンになります。
これはオンラインサロンを選ぶ際の情報の1つと言えますね。プラットフォーム型だと安心という訳ではありませんが、外れは引きにくいと考えられます。
後述しますが、2021年7月に消費者センターが、オンラインサロンに関するトラブルの注意喚起を出しています。
サロンは勇者パーティーのイメージ
趣味や考えが近い人同士が繋がって集団となる。その中で交流や助け合いをして絆を作り、所属メンバーの居場所になるのがコミュニティです。
これをオンラインを介してやれば、オンラインコミュニティと言えます。リアルでもオンラインでも、やることや落ち着く先は同じようなものです。
コミュニティとサロンの違いで、最も大きいのは「目的意識の強さ」だと思います。サロンは共通した、強い目的意識があるのが特徴です。
コミュニティ内の関係性は友達や仲間に近いです。話や馬が合うことから始まり、心の拠り所になることが中心の集団になります。
ゲームで例えるなら、仲良しパーティーを作って楽しくやるイメージでしょうか。特に目的は無くても、楽しさや仲の良さがあればOKとする雰囲気です。
対してサロンのイメージは、「魔王を退治する勇者パーティー」になります。魔王打倒という目的がまずあり、そこに賛同する人達が集まって作られる。
サロンに加入する人は全員、そこに共通する目的意識を持っています。また、目的や結果を求める為に、専門家や高度なスキルを持った人を集める傾向も見られます。
ゲームでパーティーを作る場合、戦士や魔法使いなど、構成員のスキルや職業をバラけさせる筈です。普通は戦士だけみたいな構成にはしません。
前者がサロン的で、後者の好きや趣味が入ったものは、コミュニティ的なパーティーと言えます。目的がはっきりしているなら、集まりはサロンに近くなります。
サロンの繋がりは仲間的なものでは無く、ビジネスや伝手を求める傾向が強い。結果的に気心が通じ合って仲間になることはあっても、土台の目的意識は変わりません。
サロンとコミュニティの最も大きな違いはこの点だと思います。サロンとして作られた集まりが、次第にコミュニティの性質を帯びる場合もありますが。
サロンがコミュニティ化する例
最初は魔王を倒すべく集められたパーティーが、時間と共に友情や仲間意識が芽生え、ビジネスライクな関係だけでは無くなっていく。
サロンがコミュニティ化するイメージの1つはこれです。愛着や親愛をメンバーに覚え、いつしか強固な繋がりを作れば、コミュニティの良さを持ったサロンになります。
これはコミュニティサロンとも言えます。コミュニティの楽しさや雰囲気の良さを持った、目的意識を共有する仲間達。それがコミュニティサロンの1つの姿です。
他にはサロンとしての厳しさを外的要因で保てなくなり、コミュニティっぽくなるケースもあります。サロンが緩んでコミュニティ化する例です。
サロンもコミュニティも内輪を重視する閉鎖性がありますが、特にサロンは入る人を限定する為、閉鎖的になりやすい所があります。
閉鎖性は入る人や物を限定出来る余裕があって成立します。人口が減ったり、入りたい人がいなくなったら維持出来ません。
今のように若者が減れば、会社も団体も入る人はどんどん少なくなります。こうなるとサロンとしての閉鎖性を保てなくなるパターンもあり得ます。
人がいなくなればコミュニティもサロンも無くなるので、条件を緩めて新人を入れる方向に進みます。その結果、サロンの質が変化してコミュニティっぽさが強くなる。
サロン→コミュニティという変化は色んな所で見られます。逆にコミュニティ→サロンという例はあまり見られません。
理由はコミュニティは価値観が一緒なら成立し、そこに目的意識は乏しいからです。同じ目的を共有する人が増えたら、サロン化することはありますが。
何か働きかけが無い限り、目的や方向性が一緒の人は増えません。それならサロンを作った方が早いでしょう。故に、コミュニティがサロン化はしにくい。
アフィリエイトを学べる所はオンライン上にいくつもあるけど

アフィリエイトを学ぶ上で成功者や詳しい人から教わるのが、最も上達が早い点は正しいです。しかし、学ぶ場所を考えないと失敗します。
アフィリエイトを教えるオンラインサロンは存在しますが、入る条件があって自分とマッチしないこともあります。特に初心者を前提としないパターンだと難しいです。
仮に中級者や経験者を前提とするオンラインサロンに入れても、分からない点だらけで聞きにくいこともあります。こうなると居心地は悪いでしょう。
入っても続かないなら、オンラインサロンに参加する価値は薄れます。自分のレベルや目的に沿った場所で、アフィリエイトを学ぶ視点は必ず要ります。
オンライン上のアフィリエイトを学ぶ場所について。それを考えていきましょう。
オンラインサロンは敷居が高いこともある
オンラインに限らず、サロンは元々その素養や下地がある人限定で集まって形成される集団を指します。何も知らない初心者には敷居が高い所があります。
必要なことを学ぶ、ビジネスなどでの繋がりを作る目的で、オンラインサロンに参加する人が多いです。何も持たない初心者を相手に、それをしたがる人は少ないと思います。
中にはそういった人を受け入れるオンラインサロンもありますが、基本的には自分がそれなりの知識やスキルを持ち、提供出来るものがある状態で入るのが一般的です。
故に、中級者以上が対象となるのがオンラインサロンだと思います。初心者を入れて集まりを拡大したり、新しい風を吹き込むこともありますが、あまり例が無いと思います。
例外として、誰かが初心者を招待するケースはあります。史実のサロンでも、親や上司が子供や部下をサロンに参加させて学ばせたという例はあります。
自分が入りたいオンラインサロンで招待してくれる人がいるなら成立しますが、普通はありません。入っても居心地はあまり良くないと思います。
自分より優れた人達がいる所に、自分の意思で入るならモチベーションも上がりますが、全く噛み合わない場所へ連れてこられてもやる気は持てないでしょう。
居心地の良さはコミュニティ程は要りませんが、それでも同じ目的意識や近い感性を持つ人の集まりにはなります。自分に合わないオンラインサロンに入っても、苦しむだけです。
初心者を受け入れるオンラインサロンを探す
繋がりを作るには、自分だけで無く相手にもメリットがある必要があります。自分がしたいと言っても、相手がそれを受け入れるかは無関係です。
繋がりを求める集まりは、オンラインサロンの他にコミュニティもありますが、両者は全く性質が違います。コミュニティなら価値観や感性が合えば誰でも入れます。
コミュニティは和気藹々という言葉通り、参加して居心地の良さを皆が覚えることを目的とします。何かを達成する為の集団とは違います。
初心者でも教われるし、気兼ねをあまりせずに済む所がコミュニティでは強い。一方でオンラインサロンは、互いの知識や経験を共有して成長・目的達成が根底にあります。
それを出せるのは中級者以上です。初心者は貰うばかりで、相手にメリットを提示出来ません。ビジネスライクな所が強いオンラインサロンでは、居心地が良くないでしょう。
その場合は、初めから教わる前提のものに参加した方が良いです。下地を身に付けてから経験者向けのオンラインサロンなど、上のステップに進むことを考えてもいいと思います。
条件に初心者を拒まない。こうあるアフィリエイトのオンラインサロンを探してみましょう。入る基準やその後のハードルが高いと、早い段階で挫折しやすくなります。
初心者はコンサルやメンターから学ぶ方がいいこともある
コミュニティではありませんが、初心者がアフィリエイトなどを学びたい場合は、コンサルやメンターを見つけて師事する方がいいでしょう。
コンサルはコミュニティを作って交流しながら教わる形式もあれば、マンツーマン指導に近いタイプもあります。どちらが良いかは、自分のスタイルから判断した方がいいです。
自分の学びのスタイルや、今後どうなりたいか。それをはっきりさせておくと、コミュニティ形式かマンツーマン形式かの選択で間違いは起きにくいです。
自分がこれ!と思う指導者を見つけたなら、コンサルやメンターの方に行く方がいいと思います。その場合はマンツーマン指導の方が向いているでしょう。
このコミュニティの価値観や雰囲気は自分に合ってそう。こう感じたなら、オンラインサロンやコミュニティが向きます。
どちらにしても、自分に合わない・ピンと来ないなら選ばない方がいいです。共感や直感は意外と自分にとって、正しい選択を選んでいるケースが多いです。
アフィリエイトコンサルやメンターについて書いた記事は、ここ(コンサル)とここ(メンター)に纏めています。そちらをご覧になられて下さい。
アフィリエイトのオンラインサロンで注意すること

オンラインサロンでも詐欺被害は起きています。アフィリエイトを教えるオンラインサロンで、コンサルにも通じる危険な特徴が見られたら避けた方がいいです。
基本的に、コンサルを売るアフィリエイトコンサルは危険と言えます。コンサルを売って稼ぐものは、アフィリエイトのノウハウ自体が存在しない可能性が高いです。
オンラインサロンでも同じことが言えるでしょう。オンラインサロンでアフィリエイトを学べるものを、中身を見て選ばないと失敗します。
契約や指導内容が確認出来ない。悪評が立っているものは絶対に避けた方が賢明です。
誰でも稼げるものはどこにも存在しない
アフィリエイトを教える系は何でもそうですが、誰でも稼げることを保証するものは存在しません。成功確率を大きく高めるものは実在しますが。
成功や結果は、自分の行動や過程を積み重ねる以外に生まれません。例え良い指導者やオンラインサロンに出会えても、そこで頑張らなければ先には進めません。
努力は裏切らないというのは、努力したことで経験値が貯まり、自分の財産が増えることを意味します。努力や過程は結果を保証しません。結果が出ないことも多いです。
アフィリエイトコンサルでもオンラインサロンでも、そこで頑張ったことや頑張れた経験が、次のステップを作るのだと思います。
何でもいいから1つ位は頑張った、続けられたことを作る。それが自分の自信や、努力の仕方を確立する効果を生みます。
自信は次へと向かう原動力になります。努力の仕方を知れば、他のものでも成功確率を高められます。
入ることや教わることが重要なのでは無く、そこでどれだけ行動や過程を重ねたか。これが成功確率を大きく高めることに結び付きます。
これは誰でも出来そうで意外と難しいものです。人はどうしても楽な方へ流れる生物なので、それを律して努力や行動へ自分を向かわせるのは簡単ではありません。
故に、「教えることを100%近くトレース出来たら稼げる」が、アフィリエイトを教える系の実態となります。誰でもというのは正しくありません。
「楽に・簡単に」稼げる系はダメ
成功や結果を掴んだ人は、全て苦しい努力をした先にいます。楽や簡単を前に出して成功した人はいません。
やり方が洗練されて簡単になったり、道具が出来て楽になったというパターンはあります。しかし、楽や簡単さを追い求めてやっても確実に上手くいきません。
楽や簡単で稼げるなら、成功者がたくさん出て市場の飽和が起きます。飽和した市場では供給過多になり、稼げても思うような金額にはなりません。
また、楽や簡単で出来たものは容易に真似や対策をされます。独自性やスキルが無いままに勝負しても、本当の実力を持つ人には勝てません。
Googleも「専門家が信憑性の高い情報を発信すべき」という傾向に変わっています。努力もしないままの素人が楽や簡単さだけで出したものを、評価しない形になっている。
楽や簡単というのは甘い毒です。その言葉の本当の意味は、「ビジネスを仕掛ける側が楽に・簡単に稼げる」となります。貴方が稼げる意味ではありません。
稼げるようになった人は皆、稼げない時期や苦労を経験しています。アフィリエイトはその性質上、上位表示されてアクセスを集めるまでに時間がかかります。
そこまではひたすら記事やコンテンツを作るしかありません。その経験も無しに稼ぎたいというなら、アフィリエイトを向かないと思います。
オンラインサロンに紹介して稼ぐ系も危険
2021年の7月に消費者センターが、「オンラインサロンで稼ぐ系の注意喚起」を出しています。以下はその引用になります。
以前から「スマホで簡単に儲かる」・「不労所得で豊かに生活出来る」などと稼げる系のノウハウを教える話から勧誘され、情報商材や教わる際のサポート契約のトラブルになったという相談が寄せられています。
最近では利用者が増えている、オンラインサロンを使った問題が起きています。ノウハウを伝えるツールや、オンラインサロン自体を紹介して稼ぐ手口が見られます。
以下は実際に寄せられた相談内容になります。
「SNSから届いたDM(ダイレクトメッセージ)に、情報商材の内容をオンラインサロンで学べるとあった」
SNSで「稼ぎ方を教えます」とDMが届き、無料通話アプリで相手に連絡した所、「ブログでアフィリエイト収入が得られる」「ビジネススキルをオンラインサロンで勉強出来る」と勧められました。
約30万円でそのオンラインサロンへ入会し、契約書はウェブ会議のやり取りで作成して交付して貰った形です。
しかし、実践した所で結果が出ず、「オンラインサロンの人が○万円稼げました」などと偽りの発信を指示されるようになりました。
指導内容や情報商材の中身も、実際には稼げないと分かりました。もう解約して返金してほしいです。
これ以外にも様々な相談が寄せられています。
「オンラインサロンに人を紹介して稼げると言われました」・「オンラインサロンに入った後で、さらに高額報酬が期待出来るセミナーへの勧誘がありました」
「副業を指南するオンラインサロンに入ったけど、契約書類がありませんでした」・「オンラインサロンを解約したいけど、住所や電話番号が分かりません」
これらの多くは、聞いていた話と中身が違うことや、オンラインサロンそのものが稼ぐ手段化している問題点が見られます。
また、事前に契約条件や内容が不明だったり、参加者からさらにお金を絞ろうとするやり口が悪質です。
こういった特徴が見られるものは、いずれも詐欺の被害に遭う危険性が高いです。オンラインサロンでも同様なので、もし見かけたら関わらないようにしましょう。
こうした内容になっています。冷静に考えれば分かることですが、欲や焦りがあると引っ掛けられるリスクも上がります。
事前に連絡が取れない。中身や契約が確認出来ない。こういうオンラインサロンは危険と断言出来ます。
オンラインサロンの選び方

オンラインサロンは、コミュニティのような軽さや遊びの気持ちで参加する場所では無いので、目的意識をはっきりと持つ必要があります。
その目的意識も、入りたいオンラインサロンとマッチしなければなりません。また、自分が出せる知識や経験が、そのオンラインサロンで需要を持つかも大事です。
また、集団の一員になるので、嫌われる振る舞いは避けた方が賢明です。教え教わる関係になるので、相手に敬意を持って接する方が良い結果を生みます。
オンラインサロンの選び方。それをもう少し深掘りしていきましょう。
目的意識が合致するか
オンラインサロンは何かの目的を持って形成されます。故に、自分の目的意識がオンラインサロンと合致しないと話になりません。
アフィリエイトのオンラインサロンなら、目的意識としては「半年で稼げるようになる」とか、「1年で稼ぎやフォロワー数を倍にする」みたいな目的を掲げるでしょう。
また、目的意識を持つのはいいですが、そこに向けた実行力や計画は重要になります。こうなったらいいなと思うだけではダメで、何をどうするかという目標を考えるのが大事です。
目的と目標の違いは具体性です。目的が抽象的なら、目標は具体的になります。「1年で稼げるようになる」が目的なら、「3ヵ月ごとにPV数をこれだけにする」というのが目標です。
「○○したい」という目的実現の為に、具体的な計画性を伴うのが目標と言えるでしょう。逆に言えば、目標が作れるなら目的は明確になります。
貯金で例えると、1年後に100万円貯めたいという目的の為に、月々にいくら貯金すればいいかを考えるイメージが目的→目標設定の思考です。
これを逆にして、月にいくら残る・残せるから、1年後にはこうなっていると見通しを立てる形になります。こちらの方が実現可能な目的を立てやすいです。
どちらが優れているかでは無く、現実的な目的達成ルートを描けるかという点で、後者がより有利という内容になります。前者の方が理想だけど、計画倒れになりやすい所もあります。
自分に今出来ることは何があるか。どこまでなら可能か。これを明確にすることも大事です。理想は尊いですが、それだけが先行しても目的には近づけません。
可能なら両者の擦り合わせをしてみるといいと思います。実力や状況的にこうだけど、理想はこうしたい。なので、両者の中間を取った目標や目的設定をしてみる。
実力が高まれば、理想に向けた高い水準に振り向けてもいいでしょう。逆にキツいなら無理せず、実力が付くまではペースを崩さない・落とす感じで調整します。
そうすれば目的達成に大きく近づきます。現実的な目標と理想的な目的が一致し、望ましい実力やスキルが身に付く筈です。
高い目的意識を持つのは良いですが、それが現実化出来るかを考えて目標を組むのは大事です。それに役立つ考え方だと思います。
自分のスキルや経験のニーズはあるか
オンラインサロン選びは、仕事選びと似ているかもしれません。自分のスキルや適性が、そこで活かされるかは事前に調べておく必要があります。
プログラミングのスキルを持つ人が、パソコンと無関係のオンラインサロンに行っても、相手にされないと思います。コミュニティならいいと思いますが。
オンラインサロンは会社とは違いますが、高い意識や専門家としての能力を持った人で構成されています。そこに何も知らない人が行っても嫌がられるだけでしょう。
オンラインサロンは学びの場ですが、ある程度の実力や実績を持った人の集まりであるケースが多いです。学ぶ内容が初心者にはハードルが高い可能性があります。
自分が求めるだけで無く、相手からも求められる。オンラインサロンは、双方向の知識や経験のやり取りを前提としています。
そこに見合うものを出せるか。それが出来る人がそのオンラインサロンに参加し、居場所や知識を入手出来ると思います。需要にハマらないなら難しいでしょう。
自立が根底の集まりになる
コミュニティとも共通しますが、集団の中でどうあるかがオンラインサロンでも大事になります。会社のようなグループと違い、自立した振る舞いが求められます。
目的意識を持った人の集まりなので、それを貫く姿勢がオンラインサロンでは基本です。会社で発言をしない、責任を取らないような、「依存」するタイプの人は嫌われます。
困った時に助けを求めるとか、分からない点を聞くのはいいですが、何でも相手に丸投げとかはダメです。自分が決め、責任も結果も全て受け止める姿勢が必要になります。
失敗も相手からの不評も自分に責任がある。何でも自己責任で片づけるのもアレですが、オンラインサロンに入るならその点は暗黙の了解な所があります。
自立が基本。それがオンラインサロンに参加する上で大事なポイントになります。
コンサルでも大事な謙虚さや素直さ
どんなに詳しい人や先生でも、知らないことや苦手なものはあります。逆に教わる自分の方が詳しいものもあったりします。
オンラインサロンはコンサルのような、一方的に教え教わるの関係とは異なります。その分野の専門家が集まり、互いに知識や意見を交換し合って高め合う場所です。
Aには詳しくても、BやCはあまり分からない人がいたら、BやCに精通した人が教えることが出来ます。逆にAを教えて、相手をサポートするのも可能になります。
教わる時に大事なのは、「謙虚さや素直さ」になります。教える先生は素直で謙虚な生徒の方を好みます。また、素直さは相手の知識や教えの吸収率を高める。
素直なことは意外と難しい。人はプライドや羞恥心から、素直さを失いやすい生物です。子供のような素直さが無いと、教えや知識は吸収されていきません。
謙虚さは時間や習熟と共に失われます。何も知らない初心者の方が、謙虚さでは勝ることも多いです。学ぶ程に人は傲慢さや慢心を生みます。
もし生徒が調子に乗っていたら? 貴方は教える気が無くなるでしょう。生徒も学びの機会を失うことになります。
先生が見下して来たら? 生徒は反発して聞いてくれません。お互いの間に溝が生まれてしまいます。先生と、生徒は認めなくなるでしょう。
教わったら素直にお礼を言ったり、大事なことを伝えて来たら謙虚に耳を傾ける。当たり前のことですが、匿名で顔が見えないネット空間では疎かになりがちです。
張り合うなら純粋に結果で競えばいいと思います。コンサルでもオンラインサロンでも、その中にいるなら相手への敬意や感謝を持った方が、自分の居心地も良くなります。
プライドや思い込みは要らない。ただ自分の責任において行動し、相手を思いやる。簡単なようですが、完全にこなすのはかなり大変です。
謙虚さや素直さ。これはオンラインサロンを、有意義な学びの空間に変える要素だと思います。専門家はプライド高くなりがちなので、その点を自覚すると良いでしょう。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。