アフィリエイト用にサイトを作るのは、個人も企業もやっています。趣味のブログにアフィリエイトリンクを貼れば収益化も考えられます。
複数のブログやサイトを個人で持つ人もいます。企業も多くのサイトを外注化で持つ所も見られます。この中で関係性が高いものがあります。
収入の柱となるサイトがメインサイトで、そこに紐付けられるサブのものがサテライトサイトと呼ばれます。2つ以上持てばサテライトサイトとなるパターンは多いです。
山で例えると、ゴールとなる販売へ通じる天辺にあるのがアフィリエイトのメインサイト。サテライトサイトは山の裾野や中腹にあり、天辺へと誘導する役割を担っています。
これにSNSやYoutubeを併用したのが現在の集客方法です。アフィリエイト目的のサテライトサイトを持たず、メインサイト1本でやる場合も多いですが。
集客の基本は間口の広さや流入ルートの多さです。それも購入意欲が高かったり、関心が強いユーザーを集めるのが重要になります。
これは時代が変わっても変化しない部分と言えるでしょう。SNSやサテライトサイトは、その間口や流入ルートを増やしていると考えることが出来ます。
メインサイトの目的は販売による収益ですが、本質はユーザーへの利益提供にあります。そこに来ることでユーザーが得をするのが、結果として販売に繋がる。
ネットもリアルもツールが変わるだけで本質は同じです。ネットがより低コストで汎用的だから、多く利用されるというだけの話になります。
アフィリエイトはリアルの営業がしていることを、サイトやブログを通じて行っていると考えられます。紹介や宣伝をネットでやるのをアフィリエイトと呼んでいる。
良い営業とは顧客を満足させるものです。リピーターも営業が鍵となって生まれます。良い営業とは顧客の利益になれる存在と言えます。
アフィリエイト用にメインサイトを作るなら、ユーザーが利益を得ることを第一にしてやっていくのが基本となります。相手への思いやりが相手の心を開きます。
人の心理には返報性があり、自分のことだけを考える人には心を開きません。思いやりから生まれるのは相手からのお返しです。ほしいなら最初は自分から出すのが正しい。
ユーザーが求めるのは専門的で独自性がある情報です。日記のような、自分が記憶すればいい内容では利益になりません。
雑記型は特化型の劣化という訳では無いけど、集客→教育→販売のプロセスで不利と感じます。専門的だからこそ、需要にマッチするユーザーが来やすいと考えるからです。
アフィリエイト用にメインサイトを持つなら、特化した中身のある内容にするのが重要となります。それがあって、初めてサテライトサイトも価値を持ちます。
私はサテライトサイトは無くてもいいと思う。余裕や段階で見て可能なら検討すればいいでしょう。やはりメインサイトを育てるのが、アフィリエイトでは基本と考えられます。
今回はアフィリエイトに使うメインサイトとサテライトサイト。これについて考えていきますね。
目次
アフィリエイト用のメインサイトを育てるのが先

メインサイトあっての話なので、まずはアフィリエイト用にメインサイトを作らないと先には進めません。
サイトやブログにはドメインパワーがあります。共用ドメインより、独自ドメインが今は強く評価される時代になっているので、独自ドメインを使いましょう。
アフィリエイト目的でメインサイトを開設し、そこからアクセスを増やすのが理想的です。育ってからその先を考えればいいでしょう。
ドメインパワーは更新やリライトで増える
全てのブログやサイトにはドメインが存在します。ドメインにはパワーがあり、年月や更新頻度、中身がパワーの評価と結び付きます。
つまり、長年更新を続けて良質なコンテンツで埋められた来た、サイトやブログが持つドメインパワーは個人でも強いということです。
例えるなら老舗やブランドになります。大手企業やブランドなら安心や確実性や価値を感じるのと同様に、ドメインも実績や質が検索エンジンに評価となって反映されている。
企業は個人よりも検索エンジンに優遇を受けやすいですが、更新や中身が伴わないと上位表示されにくくなります。企業であっても質は問われるということです。
アフィリエイト収入は、サイトやブログからの訪問→クリック→購入という形を取る場合が多いです。サイトへの訪問は上位表示が最も重要となります。
ある統計では半分以上が、検索媒体からの流入で収益となっています、SNSやYoutubeからもありますが、それでも検索媒体の重要性は変わっていないと分かります。
毎日は無理でも、更新を重ねて中身を厚くしていくサイトやブログは、Googleも評価する傾向があります。時々は記事を書き直すリライトも大事です。
ネット空間に転がる本や情報源。それがブログやサイトの意味や価値となります。中身が濃くて量もある情報源は、検索者に有益である場合が多いです。
質の良いページや記事を作り、数を重ねたサイトやブログにすれば、自ずとGoogleからの評価も上がってドメインパワーが強くなります。
継続がそのまま力になるイメージです。最初はアクセスなんて来ませんが、それでも諦めずに積み重ねると結果は付いてくる筈です。時間はかかりますが。
無料でも共用ドメインはいけません。広告剥奪やブログサービスの停止などのデメリットが大きすぎます。検索順位を見ても独自ドメインが圧倒的に強いのが分かります。
収入のメインはメインサイト
サイトやブログをアフィリエイト用に作るなら、ジャンルやテーマの絞り込みを行います。多くてもテーマは3つ位が、軸がブレないサイトやブログになるでしょう。
何かしら尖らせることが、これからの時代では有利に働きます。特化型の内容がネット空間でも求められる為、ジャンルやテーマを絞る必要があります。
1つのブログやサイトでも収益は出ます。いくつも持つ必要は運用次第ですが、ありません。メインとなるブログやサイトを育てるように作っていくのが重要です。
サブとなるブログやサイトは、メインが育ってから考えればいいと思います。初めから別ジャンルや目的でやるならその限りではありませんが。
ネット空間に溢れるサイトやブログの中で、自分のものを上位表示させるのは簡単ではありません。そこに至るまでの蓄積をしないと上位は狙えない。
キーワード選定や構成、ジャンル選定も大事ですが、同じ位に更新や質を意識することも大切です。質は読み手に、量は検索エンジンに特に評価されるポイントになります。
テーマとジャンルを絞る→キーワード選定→質を重ねる→量が増える→検索で上位に来る→読者が訪問する
一連の流れはこうなります。読者が来て初めて収益が考えられるようになります。メインサイトがここまで大きくなるのをまず目指すべきです。
コピーやペラサイトは非推奨
真似をするのとパクるのは似て非なる行為です。真似は学びや独自性を入れることで別物に出来ますが、パクるのは著作権や肖像権、商標権の侵害となります。
真似るのは別に悪くありません。どんな分野でも模倣やトレースは行うものです。書く際にも書き方や探し方を真似することは問題が少ないです。
そこから独自性を出す意識は必要ですが、土台が一緒だったり、似通るのは悪くないと思います。考えたことが似ているというのも社会ではよくあることだからです。
対してコピーはパクるのと同じです。コピーそのものは悪くないけど、それをそのまま商用に使うのは法律違反になります。アフィリエイトも商用利用です。
真似から自分の色を付けていく意識を持てば、自然と書くことにも抵抗が少なくなり、ネタにも困りにくくなります。真似はしてもいいと思います。
また、中身の薄いペラサイトも良くありません。特に検索上位を目指すメインサイトでは悪手だと考えられます。
ペラサイトは中身がペラペラで量がありません。量が質を兼ねる訳では無いけど、量が検索エンジンの評価に繋がるケースも見られます。
後述のサテライトサイトでも非推奨のやり方です。サテライトサイトはメインに対するサブやサポートの位置付けであり、メインサイト程は厚みは必要ない。
それでもペラサイトは良くないと感じます。結局は中身があってのサイトやブログなので、ただ集客の為だけに置かれたものは価値が低いと考えられるからです。
ペラサイトを乱立させて稼ごうとするのは、Googleに睨まれる行為でもあります。作るにしても差別化や独自性が非常に要求されるので、言う程簡単ではありません。
それよりはメインサイトをしっかり作り、サブとなるサテライトサイトと紐付ける。サテライトサイトもそれなりに作ることが検索上位や読者を増やす近道だと思います。
サテライトサイトがアフィリエイトにもたらす長所と短所

サテライトサイトはメリットもデメリットもあります。トータルではプラスですが、難しい場合は敢えて手を出さないのも選択です。
アフィリエイトはアクセスを集めるのが重要ですが、サテライトサイトはこの部分で大きな効果をもたらします。アフィリエイトの集客で助けとなり得る訳です。
サテライトサイトとは直訳で衛星を意味します。メインに対するサブや一部というイメージです。メインサイトのサブと考えれば合致します。
アフィリエイトにおけるサテライトサイト。その長所と短所を見ていきましょう。
メインサイトだけでは難しい部分をカバー出来る
サテライトサイトとは、メインサイトやブログのSEOや集客に役立てる目的で作られるものです。
別に立ち上げることが多く、ドメインも違うのが一般的です。メインサイトとの関連を明確化しないパターンが多数派なのも特徴になります。
明確化している場合は関連サイトと呼びます。とは言え、メインサイトやブログに関連付けられるサブという意味でサテライトと呼んでも間違いではありません。
例えばAという会社が、Aというタイトルでメインサイトを立ち上げるとします。A社に関心がある人はAで検索するので、その層は見てくれるでしょう。
しかし、A社に興味が無い人は見てくれません。A社のBという商品は知っていても、A社は知らない人にはヒットしない形になります。
そこでサテライトサイトとして、Bという商品に関係するジャンルやキーワードを集めたサイトを作る。そうするとBに関心がある人は訪問してくれる筈です。
さらにAとBをリンクで繋ぐ(被リンク)すれば、Bサイトに来た人がA社のメインサイトにも来る可能性が高まります。
サテライトサイトの役割は、メインサイトへの流入ルートを増やす入口の増加効果があります。検索で1つしか無かった入口を、2つ3つと増やすのが狙いです。
難しく言えば、潜在顧客を獲得することになります。メインサイトに載せるのは商品やサービスの情報である場合が多いです。
メインサイトには主に、製品情報や独自技術の紹介、ユーザーの口コミや購入フォームが置かれる。これ以外の情報を掲載しても、商品情報の価値は伝わりにくいです。
メインサイト単体ではすぐに商品を求める人には有効ですが、購買意欲が低い相手にはアプローチは難しいです。それは必要性を感じないからです。
そこでメインサイトでカバー出来ない、商品の利用法やそのジャンル商品の比較、おすすめ情報などをまとめると関心を持つユーザーを集めやすくなります。
掃除機なら掃除の仕方や他社製品との比較。イベントならそのイベントのジャンルやテーマを掘り下げた話など、メインでは言いにくい内容にすると読まれやすくなります。
被リンクによる集客力アップ
サテライトサイトのもう1つの効果は、メインサイトの被リンクを増やし、検索媒体の評価を高められることです。
被リンクとは内部リンクと異なり、サイトやブログと紐付けられる、外部のサイトやブログからのリンクです。
検索順位には被リンクの数の多さも関わります。これはGoogleが被リンクを「サイトやブログに対する支持票」と考えており、多い程に支持されるものと見ている為。
被リンクが多いと見られやすい為、良質なサイトと考えられるのもあります。それで検索上位に表示されやすくなります。
被リンクは他者のサイトやブログにお願いし、リンクを貼る許可を貰って付けることが可能です。無断で貼るのは問題になります。
自分でサテライトサイトを作り、そこからメインサイトにリンクを張ると、自力で被リンク数を増やすことが出来る為、上位表示の恩恵を得やすくなります。
サテライトサイトまで手が回らない場合は、プロや業者に依頼して作って貰う方法もあります。メインは自分でやり、サブのサテライトだけお願いする形です。
メインサイトやブログをちゃんと持っているのが前提な為、それを面倒臭がるのはいけません。全て丸投げの外注化は思わぬ失敗を生む可能性もあります。
外注化は便利で楽ですが、コントロールが効きにくいデメリットもあります。自分が想定しないトラブルも呼び込む為、軸やベースはきちんと握っておく必要があります。
中身が無いとGoogleからペナルティが来るデメリットも
以前はリンクの数だけが指標だったのもあり、被リンクを稼ぎまくる手法は効果が高かった。
しかし、現在は被リンクの数よりも質が問われる方針に変わっています。被リンク元のサイトやブログのコンテンツの質や中身が評価対象になっているのです。
ペラサイトのような形だけのサテライトサイトを多数作り、メインサイトに被リンクを貼ってもSEO効果は無く、逆にペナルティを受ける可能性が高いです。
注意すべきは、被リンク自体の価値が下がったのでは無いということ。質や中身の伴うサテライトサイトからの被リンクは、メインサイトに高いSEO効果をもたらします。
以前にも話したことがありますが、被リンクを稼いで不正に検索上位を目指す手法はブラックSEOになります。
ユーザーの利益を考えず、真っ当に勝負する人達を出し抜く汚いやり方です。ブラックSEOはGoogleのペナルティ対象になる為、手を出さない方が断然良いです。
ブラックSEOについてはこの記事でも書いているので、良ければご参照下さい。
Google公式のガイドラインに反した行為であり、バレると検索順位を下げられたり、ドメイン規制を受けて検索結果に表示されなくなるペナルティを受ける危険性があります。
真面目にサテライトサイトを作るか、真摯にお願いをして許可を貰い、質の良い被リンクを得るのが大事です。
リターゲティング効果もある
サテライトサイトの3つ目の目的は、リターゲティングリストを充実させるというものがあります。
リターゲティング広告とは自分のサイトやブログに訪れたユーザーを、離脱後も追跡して表示するという広告です。
訪問したユーザーをリストに追加し、それを元に広告を配信します。これはCookieという仕組みを活用して行えるものです。
Cookieはサイトの運営者側が、ブラウザを通じてユーザーの使用端末に何らかのデータを書き込んで保存させる仕組みのことです。
メリットはユーザーごとの好みや重要度に合わせた広告や情報を配信出来ること。デメリットはユーザーに嫌われやすいことです。
リターゲティング用のタグを特定のページや記事に埋め込み、をユーザーがそこを訪れるとブラウザを経由してCookieがユーザーに付与されます。
それを目印として広告はユーザーを追跡し、ユーザーが見ている別のサイトの広告枠に関連広告を表示させることが可能となります。
リターゲティング広告はリスティング広告などと比較して、費用対効果が高いと言われています。リピーターを得やすく、購入意欲の高い人を見つけやすいからです。
一方でCookieやリターゲティング広告は嫌われ者でもあります。どこへ行っても付き纏うように表示される広告や情報は、ユーザーに鬱陶しがれても仕方ないものです。
Cookieは悪ではありませんが、多用すると嫌がられる代物です。本当に重要なものだけに絞って配信した方が効果を発揮します。限度を守りましょう。
また、フリークエンシーキャップの設定をしておくと効果的です。これは広告の表示頻度の調整のことです。
リピーターを追跡し、ブランドや優良性を示す印象を損なわない。この適切な表示頻度は実際に運用し、データ解析を行わないとよく分からないものです。
毒でもあるけど、適切に使えば薬になるのが被リンクとリターゲティング広告です。メインサイトやサテライトサイトの作り込みが先ですが、余裕があれば手を出してもいいと思います。
サテライトサイトはメインサイトのサブ

サテライトサイトはメインサイトあってのものです。メインがしっかりしないとサブは成り立ちません。
また、サブだからと言って適当にしてもダメです。サテライトサイトもメインサイトのサポートになれるような質や内容を有する必要があります。
あくまでもサテライトサイトはメインサイトのサブであること。これを頭に入れておきましょう。
メインサイトに関係性がある内容にする
サテライトサイトはメインサイトと関連のあるテーマやジャンルにします。このブログで言うなら、アフィリエイトジャンルや例を示した内容を分化させる感じです。
アフィリエイトコンサルやメンターと、それに至るまでの話が軸な為、関係性が高い話題になるとアフィリエイトの始め方やジャンルなどが多くなるでしょう。
関連のあるテーマのサイトやブログからの被リンクは、自然な被リンクなのでSEO効果が見込めます。
また、そのテーマやジャンルを扱うことで、将来的にメインサイトへやって来るユーザーが呼び込める効果もあります。無いと離脱されるだけとなるでしょう。
サテライトサイトのテーマを決定する際の基本は、テーマを絞るか広げるかです。メインサイトから切り分けて特化したり、そこから広げていくかで考えます。
私の場合だと切り分けて広げる形がいいでしょうか。方針としてアフィリエイトと関連付けられるものに限定し、さらにキーワードに縛りをかけて書いているからです。
直接的に「アフィリエイト」とは入れないけど、関係付けられるキーワードを使ってサテライトサイトを作る。
縛りがあるので、書きたくても書きにくいパターンが結構あるんです。本当はこうしたいけど、キーワードの縛りが重くて書けないのはもどかしさを強く感じます。
サテライトサイトでは、そのテーマに関してメインサイト以上に充実したコンテンツを作るのが基本です。
例えばジャンルなら稼ぎ方だけで無く、実際に例を見せる。書き方だったら作る過程を逐一見せていくなどでしょうか。
1つのテーマに限って特化させるイメージで作れば、質も中身も良いサテライトサイトに仕上がります。そこから被リンクをメインに通せば有効です。
広げるか絞るかの分かれ目は、ターゲットとなる層が狭いか広いかで考えればいいと思います。健康や美容などは広く、穴場やニッチ、ブルーオーシャンは狭い。
私の場合はアフィリエイト初心者や上達したい人向けな為、狭い部類に入ると考えています。その為、切り分けたテーマをキーワードを通じて広げるのが効果的かと。
特定の層しか受けなさそうなジャンルやテーマなら、SEO効果は高い代わりに見込み客も少なくなります。そこで、関連性のあるサテライトサイトが役立つという訳です。
最後に、サテライトサイトは独自ドメインで作るのが有効となります。メインサイトと同じドメインでは外部サイトと認識されず、被リンクの効果は得られません。
可能ならメインサイトとは、IPアドレスも分散させると効果が高いです。IPアドレスは「aaa.bbb.ccc.ddd」などと4つに区切られており、このcccまでをクラスCと呼ぶ。
クラスCまで共通のIPアドレスは同じサーバーからのアクセスとなり、SEO効果が薄れます。前半3つまでで異なるIPアドレスを用意した方が効果が高いです。
サブでも中身は作る
サテライトサイトも価値がある内容にしておくのが前提です。昔は更新されない、形だけのサテライトサイトからの被リンクにもSEO効果がありました。
今は良質なサイトやブログからの被リンクだけに価値があります。中身の無いペラサイトや、同一の内容をコピーして一部だけを書き換えたサイトを多く作るのは無意味です。
単体で成り立つ良質なサテライトサイトを1つか2つ作り、被リンクを得ましょう。サテライトサイトは集客の間口を広げる位置付けなので、単体でも集客力が必要になります。
仮にメインサイトに100のページがあるなら、サテライトサイトは20~30ページあれば十分ではないかと思います。2つ作るにしても30前後あればいいでしょう。
メインサイトが育たないとサテライトサイトも弱い

チームにはリーダーやエースがいます。その存在を軸に作られている。メインサイトがリーダーやエースのポジションと見なせます。
リーダーがいないとチームは纏まりません。エースが弱いとチーム全体が弱くなります。リーダーやエースを支えるサブも必要ですが、メインがあっての話になります。
メインサイトのサポートやサブ。それがサテライトサイトです。メインサイトが弱いと集客力も弱く、サテライトサイトも価値が半減します。
強く牽引するメインサイトがあって、初めてサテライトサイトは集客力を発揮します。どちらも強いのが理想ですが、メインサイトを優先する方が効果的です。
メインあってのサブがサテライトサイト
ブログやサイトのドメインパワーは、更新やリライト、年月が大きく関係します。短期間でも多く更新し、質と量を兼ねたサイトやブログは検索に強くなる。
メインサイトに売りたい商品や、見せたい情報が存在するのが自然な形です。木で言うなら幹や根っこの最重要部分を構成しています。
サテライトサイトは枝や葉っぱに位置付けられるものです。幹や根っこが弱いと枝葉も貧弱な木になります。まずはメインサイトを育てるのが先決です。
メインサイトの軸となるテーマやジャンルを絞り、そこで記事やページを作り続けて中身を膨らませていく。その過程で売りたいものや情報が入っていきます。
記事やページは売るだけを意識して書いてもいけません。売り込みはユーザーに嫌われるのが一般的だからです。ユーザーの為になる情報が多数を占めるのが良い。
具体的には知って得をするKnowクエリや、試したくなるDoクエリが全体の8割以上になるのが理想的です。売るページは1~2割あれば十分だと思います。
メインもサテライトも重要なのは、雑記のようなバラけた内容にするのでは無く、ある分野や領域に特化した情報だけを集めて作る特化型にすることです。
医者は白衣と聴診器を身に着けているから医者という訳ではありません。深い医療知識やスキルを持ち、患者を治療出来ると証明された医師免許を持つから医者になります。
医師免許に相当するのが、ネット空間ではドメインパワーと考えれば分かりやすいでしょう。
それに通じた人や媒体であると分かるように、尖らせたものを積み上げて見せるのがGoogleの目に留まります。特化しないとこれに時間がかかってしまう。
特化させたブログやサイトをメインとし、そこからサテライトサイトへ広がる。サテライトサイトも関連する内容で無いとSEO効果が見込めません。
敢えてサテライト戦略を取らないのも有り
サテライトサイトのメリットは強いですが、デメリットもあります。時間や余裕を割けない場合にメインが疎かになったり、管理コストが増える点は否めません。
IPアドレスの問題から、別のレンタルサーバーで別の独自ドメインを取得する形になりがちですが、管理が一本化出来ないので煩雑になります。
理想は複数のブログやサイトを持つ場合、1つのレンタルサーバーで管理も維持も一本化することです。バラけると見落としが起きやすくなります。
IPアドレスの変更が無理な時は、別のレンタルサーバーを使うことになります。管理が複雑になるのはビジネス的に好ましくありません。
運営も数が増えると煩雑になりがちです。敢えて手を広げず、1つのブログやサイトを育て続けるのも戦略となります。今はSNSやYoutubeも併用出来ますしね。
1つの強力なブログやサイトを作り上げ、そこで収益化を確実にする。収入増の為にサテライトサイトを派生させて作る形なら問題無いでしょう。
余裕や段階。これを鑑みてサテライトサイトを入れるか決めたら良いと思います。サテライトサイトを外注化というのも悪くありません。メインは良くないけど。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。お役に立てれば嬉しいです。