キーワードは、どんなアフィリエイトブログやサイトでも使われるものです。アクセスを集めるにはキーワードが欠かせません。
アフィリエイト記事やページを作るには、キーワードの選定が必須となります。キーワード選定が全体の質や評価を決めると言っていい。
アフィリエイト記事を絵画と見るなら、キーワードは絵の具になります。トマトの絵を描くなら緑や赤の絵の具が必要です。
紫や青の絵の具ではトマトとは見られません。黄色なら見られるかもしれないけど、赤や緑には及ばない。
鑑賞者にトマトの絵と見られたいなら、赤と緑の絵の具を用意しないといけません。キーワード選定はこれに似ていると思う。
アフィリエイト記事のキーワード選定にはツールが使えます。自分で収集する作業が無いのはありがたいです。
ツールは無料と有料のものがあります。無料でも十分な性能を持つツールは存在している。アフィリエイトする際に必ずお世話になる筈です。
アフィリエイト記事に使うキーワード。これの選定も記事やコンテンツの質を大きく左右します。
キーワードを絵の具で例えたので、さらに話を深めてみる。トマトの絵を描くとします。
トマトのイメージカラーは赤ですが、赤にも様々な色があります。ワインのような暗い赤から鳥居のような朱色まで、赤と呼べる色の種類はたくさんありますね。
品種や収穫時期でも色は異なる。未成熟のトマトは実も葉っぱも緑色です。熟す程に赤味は濃くなり、黒っぽい赤色へと変化していきます。
フレッシュな赤で描けば収穫したばかりの美味しそうなトマトになるし、緑が主体で薄っすら赤が使われていれば、まだ食べ頃ではないトマトの絵になります。
キーワード選定もこれに似ているように感じます。自分が描きたい色と鑑賞者が見たい絵。これをどれだけ近づけられるかが評価を決めていると思います。
アフィリエイトで必ず必要なキーワード。その選定ツールは記事と言う絵を描く上で大きな助けとなり得ます。
ではどんなキーワード選定ツールがあるのか。これを見ていくのが今回の話です。ツールを使いこなすのが、アフィリエイト記事を書く第一歩になるでしょう。
アフィリエイト記事はキーワード選定がベースになる

アフィリエイト記事はキーワードが構成の基本となっている。そう言っても過言では無い程、キーワードは重要なポイントになります。選定は絶対に外せません。
キーワードの無いアフィリエイト記事は存在しない。キーワード選定が出来ていない記事は読まれません。選定を間違えると無駄な作業になってしまいます。
アフィリエイト記事のベースはキーワード。これは不変の事実です。選定の可否が評価を決定すると考えましょう。
記事やコンテンツの軸はキーワード
アフィリエイト記事を建物に例えるなら、キーワードは大黒柱や主要な柱となる部分です。ジャンルやテーマは土台に相当します。
文字数がビルの高さや大きさで、画像や写真が装飾と見れるでしょう。どんな立派なビルも柱が貧弱だと倒れてしまう。
記事の柱となるキーワード。これをちゃんと決めないと書くことが出来ません。キーワードは記事やコンテンツの質を決める最重要ポイントです。
例えばカレーについて書くとします。使うキーワードも「カレー」「激辛」「食べ方」みたいに設定する。
こうすれば激辛カレーを出す店や、自作の激辛カレーといった内容の記事が書けます。一見指定されると難しく感じますが、逆に内容がまとまりやすくなるのです。
激辛なので苦手な人もいる。その人の為に食べ方や対処法を教えるみたいなコンテンツもいいと思います。
これが単に「カレー」だけだと範囲が広くなりすぎる。カレーも甘口や中辛があるし、付け合わせもご飯やパンだけではありません。
そもそもカレーの指定さえ無いと記事が書けない。キーワードが決まっているから内容もまとまりが生まれて来ます。
キーワードは記事やコンテンツの内容を決定する要素。これが最も大事なのは理解出来るかと思います。
キーワードが無いと分からない
書く側だけで無く、読む側もキーワードは重要なポイントです。内容が分からないものは読みたくなりません。
「カレー」と書かれているからこそ、読み手はカレーの話なんだと分かります。カレーの語が無いと何の話か分からなくなる。
カレーと連呼されれば、カレーについて語っているのだと理解しながら読み進められます。「激辛」「食べ方」というワードが加われば、さらに内容を絞りながら読める。
この書き手は激辛カレーの食べ方について書いているんだ。この店で出て来る激辛カレーはこんな感じで、こう食べると辛さを抑えて食べ切れるんだね。
ここまで理解してもらえば、書き手の考えや思いは読者に伝わっています。キーワードがあってこれは成り立つ。
拾い読みする場合でも、キーワードは一番注目される言葉になります。これを拾えば意味が分かる場合もあるからです。
時間が無い人でもキーワードを見つけて推測することは出来ます。無いとこれも成り立たなくなる。
書き手にも読み手にも必須なのがキーワード。記事やコンテンツの評価にも強く影響して来ます。
アフィリエイトに役立つキーワードの種類

キーワードは大別すると4種類になります。検索は多いけどライバルも多いものや、検索は少な目だけどライバルに勝ちやすいキーワードが存在します。
アフィリエイトは検索エンジンとの関わりは外せません。検索エンジンに評価されるコンテンツ作成がアフィリエイトとも見なせます。
アフィリエイトする上で役立つキーワードの種類。それを書いていきます。
ビッグキーワード
別名を単一キーワードと言います。検索されやすい1語で構成され、膨大な検索量を持つキーワードです。
上位表示が出来ると多くのアクセスを集められる。広告主やASPから広告掲載の依頼がたくさん来る点が長所となります。
短所は競合が多く、強いサイトやブログが犇めく点。特定ジャンルでは信用性が薄い個人のブログやサイトは、検索圏外に飛ばされることです。
健康アップデートと呼ばれたGoogleの無慈悲な処断は、2017年に起きました。2020年も法律や医療系で同じことがあったばかりです。
純粋に知名度や資本力を持つ所が勝てる領域がビッグキーワード。個人や初心者ではほぼ勝てないと考えていい所です。
現在のGoogleの傾向は権威性と専門性が第一。個人よりも法人や企業が獲得しやすいものが重視されています。
過去にビッグキーワードで上位表示出来ていた、個人のアフィリエイトサイトやブログ。
これらがGoogleアップデートの対象となり、権威性や信頼性に劣るとして圏外に落とされているのです。初心者ではまず勝てません。
スモールキーワード
スモールキーワードとは検索数が少ないキーワードを指す。語数は1語で、マイナーな単一キーワードという存在です。
検索数が少ない代わりに、キーワードによっては広告主やASPから依頼が来ることもあります。また、競合もビッグキーワードより少ない傾向が見られます。
こちらも特定のジャンルでは信用性が薄いとして、個人では上位表示が不可能に近い所があります。
スモールキーワードも探すのと上位表示が難しいので、難易度は高いと考えられる。これを使うのは推奨出来ません。
ニッチキーワード
ニッチキーワードは穴場キーワードとも呼ばれます。ニッチは結構使うけど、穴場はあまり使われない言葉なのと似た感じです。
検索そのものは多いけど競合は少なかったり、広告の申し込みがされやすいなどのメリットがあります。
ニッチキーワードは見つけられたら、個人でも上位表示は難しくありません。ユーザーの目に触れやすいと売り上げにも貢献してくれます。
探すのはコツがいるが、美味しいキーワードがニッチキーワード。これは狙うべきポイントだと言えます。
ロングテールキーワード
ロングテールキーワードとはブログやサイト全体で、最も多くのアクセスを集めるキーワードになります。
私もよく使うのがこれ。語数にして3語以上をロングテールキーワードと見なし、ブログ記事に採用しています。
仮に自転車で記事を書くなら「自転車」だけだとビッグキーワードとなり、検索上位には届きません。
「自転車」「乗り方」「選び方」のような3語だとロングテールキーワードとなります。こうすれば個人でも上位表示は可能となって来る。
統計ではサイトやブログの売上の80%が、ロングテールキーワードで書かれたページからもたらされているというデータがあります。
ビッグキーワードは検索量は多く、単価そのものは高く設定出来ますが、検索上位に持って来るのが不可能に近いです。売上で見ると少なくなる。
ロングテールキーワードは検索ニーズはそう多くありませんが、上位表示が可能であるメリットが大きく勝ります。
Amazonや楽天のような巨大サイトでも、人気商品の売上は全体の20%程度だそうです。人気商品はビッグキーワードとなります。
ビッグキーワードは上位表示が困難です。だから人気商品は総売上では低くなる。
一方でニッチ商品の売上は、全体の80%を占めます。ニッチだけど需要はあり、検索上位に来て購入まで進むのがこちらと言えるでしょう。
個人のアフィリエイトでも同様な傾向が見られる。そう考えれば、ロングテールキーワードは積極的に狙うべきだと考えられます。
キーワード選定で使えるツール

キーワード選定に使えるツールは複数ありますが、基本は2つ覚えておけばいいです。
無料で使える「ラッコキーワード」と有料で使う方がいい「キーワードプランナー」です。この2つのツールで選定は事足ります。
キーワード選定に使えるツール。これ以外も載せて書いておきます。
無料の「ラッコキーワード」
「ラッコキーワード」は旧名を「関連キーワード取得ツール(仮名・β版)と言う。無料で使えるキーワードツールで、「Googleトレンド」も調べられます。
Googleサジェストキーワードを見つけるなら、これが最も手軽に探せるツールです。サジェストキーワードを見れば大体事足ります。
ここで表示されたサジェストキーワードの内、1語や2語のものは選ばないようにします。3語以上を選んで記事やページを作成するのが基本です。
無料で使えるものではこれが最も使える。これさえあればキーワード選定で困らなくなります。
有料の「キーワードプランナー」
「キーワードプランナー」はGoogleが自社の広告利用者に提供しているツールです。
項目は「検索数」「競合度」「広告単価」など。これらを調べ、ライバルが少なくて検索が多い所を探し出せます。
広告単価は1クリック当たりに払われる広告費を表す。広告単価が高いキーワードは商品やサービスがたくさん売れていたり、高い値で取引されていることを示しています。
Googleの広告運用をする人専用のツールな為、有料で利用するのが基本となります。無料利用だとキーワードプランナーにログインしても正確な数値は分からない。
正確なデータを知りたい場合は、少額でも毎月広告費を支払う必要があります。無料だと使えない訳では無いが、使いにくさはあるでしょう。
「ウーバーサジェスト」も有料のツール
「ウーバーサジェスト」は調べたいキーワードの検索数を調べられます。
それに加え、調べたいサイトのURLを使い、競合するサイトやブログが使っているキーワードも見ることが出来る。
上位表示しているブログやサイトを分析したデータはそうありません。これを見れるのは評価点です。
2019年までは無料で良かったけど、今は月額1,000円程と有料になったのがマイナス。
月に1,000円でここまで分かるツールと考えれば安いとも見れます。
多少の出費でもがっつり分析したい人向きの選定ツールと言えるでしょう。
狙うのはロングテールかニッチキーワード
見るべきはロングテールキーワードかニッチキーワードです。この2つを中心にアフィリエイト記事を作るのが基本となります。
SNSやYoutubeからの流入もあるけど、基本は検索からが多い。検索上位となる記事が多いサイトやブログは、全体の流入も多くなります。
検索上位に来るということは、その記事やページがユーザーの為になると判断されているのと同義です。
上位表示されるページが増えれば、ブログやサイト全体が優れていると検索エンジンが見なすように変わって来ます。
記事が上位に来る→ユーザーのアクセスが多い→検索エンジンの評価が高まる→上位表示が続く→他の記事の順位も上がりやすくなる
こういった正のスパイラルが生じれば、更新頻度が高くなくてもユーザーの流入は維持しやすくなります。
ユーザーがいるなら購入率やクリック率も増える。売上も多くなるという構図が生まれて来ます。
上位表示を真っ当な方法で達成するには、ロングテールキーワードかニッチキーワードの活用は必須です。
ビッグキーワードやスモールキーワードではまず無理と考えましょう。
検索そのものは多くなくても、上位表示して人目に触れるようにした方が効果は遥かに高くなります。人目に触れないものは無いのと同じ。
ユーザーが見るのは検索して1ページ目にある、10位までのページや記事だけです。もっと探そうとする人はあまりいません。上位に来ないと見られすらしない。
アフィリエイトにキーワード選定ツールは必須

アフィリエイトで欠かせないのはSEO対策。SEOに関わるのがキーワードと思って大丈夫です。
キーワード選定がコンテンツの中身と評価を決定する。選定ツールはアフィリエイト作業の最初に使うものです。ここの選定でその後が決まって来ます。
アフィリエイトに必須なキーワード選定。ツールを活かし、望ましい記事を書いていきましょう。
キーワードこそSEOの原点
検索エンジンの代表者であるGoogle。ここが見ているポイントの1つがキーワードです。
Googleを巨大図書館の司書と見ればイメージは湧きやすい。司書の仕事は本棚の整理です。ぐちゃぐちゃな本棚を利用者は望みません。
本の表紙や背表紙にどんな内容かを載せないと、手に取った人には分かりません。表紙に該当するのが記事やページのタイトルや見出しです。
自動車の話なのにタイトルに自動車が入らない。バイクが載っている。これでは誰も自動車の本だと思ってはくれません。
司書も同じように見ています。自動車の記事なら、自動車に相当する言葉が入ってないとおかしいと。
中身も大事です。自動車の話なら種類や耐用年数などの設計の項目だったり、燃費や購入価格などの財政面の内容も入っている筈です。
これらに合致するキーワードが無いと、Googleは自動車のコンテンツだとは見なしません。自動車を謳いながら別の内容を載せた本と判断します。
キーワードの量も重要で、使い方も正しいことが求められる。意味が通らない文章をGoogleは嫌います。使いすぎても不足しても評価は下がる。
目指すのはキーワードを適切(適度・適量)に使い、ユーザーに利益をもたらすコンテンツに仕上げることです。
そうすればSEO対策は自ずと出来てきます。真っ当な手段で上位表示も狙えるようになります。
ロングテールキーワードを探そう
具体的に、3語以上のロングテールキーワードを狙うのが基本と考えて間違いありません。
ニッチキーワードは見つけられると強いですが、そう簡単に見つかるものでも無いのが悩ましいです。
ニッチキーワードのヒントは日本語の特性。英語や他の言語には無い性質が穴場を作ると見ていいと思います。
ロングテールキーワードは収益の8割にもなる重要な要素です。記事やページはこれで作っていけばいい。
ラッコキーワードなら3語以上のロングテールキーワードを見つけるのは容易いです。2語以下だと競合に負けやすくなります。
2語以下はビッグキーワードやスモールキーワード。こう考えていいです。3語以上が個人では狙う範囲になります。
ロングテールキーワードは長い方が良い。5語だとかなり少ないですが、ライバルもグッと少なくなります。初心者でも上位表示の目が出て来るのです。
多いのは3語。運が良いと4語です。5語以上を見つけたら積極的に狙うといいでしょう。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。