アフィリエイトで稼いで脱サラした。アフィリエイターのブログやサイトで度々見る言葉です。
脱サラ。サラリーマンがほとんどの日本では、リスキーかつ夢の選択に映る。会社に縛られない自由さと、自活する不安定さが隣り合わせの選択です。
一方で、アフィリエイトで脱サラして失敗した。こんな意見も見ます。失敗はアフィリエイトで稼げなかったから。
私は脱サラは肯定する考えです。押しつけもしないけど。自分がサラリーマンに向かないなら、脱サラも考えていいと思います。私もあまりサラリーマン向きとは思わないし。
アフィリエイトで稼げたら、脱サラするのは選択肢に入る。一方、脱サラして失敗したという意見も事実です。
どう見るのが正しいのか? これを考えると脱サラ後の良し悪しが見えて来ます。ただ脱サラしたいは危険です。
結論はアフィリエイトで稼ぎ続けられるなら、脱サラは成功と見なせる。継続的に安定収入を構築できるかで成功と失敗が分かれるということです。
アフィリエイトで稼ぎ続けられるか? 結構悩ましい部分です。半永久的な収入にするのはかなり大変。
アフィリエイトで脱サラは不可能では無い。しかし、その後がどうかまで考えないといけないのが実情です。
これを考えないと失敗する。それが脱サラという選択です。自由には責任が伴います。責任を負えないなら自由は手に出来ない。
アフィリエイトで脱サラ。これが失敗する理由や背景を見てみましょう。
アフィリエイトで稼ぎ続けられるかで分かれる

アフィリエイトで稼ぎ続けられるか。これが成立すれば脱サラは現実のものになります。
とは言え、アフィリエイトは不安定な要素も含む為、これが成り立たないケースもよくある話です。
ジャンル選択やリライト、更新頻度もサイトやブログの集客力を大きく左右する。
アフィリエイトで稼ぐ為の条件。それを考えるのが重要です。
流行りのジャンル選択が鍵?
稼ぎやすいジャンルかは、個人の嗜好や適性でも変わります。流行り廃りも関係して来る。
バブル期にアフィリエイトがあるとして、今と比較するとどんな感じでしょう?
バブル期は超売り手市場で、皆遊ぶことに夢中な傾向がありました。今は平成不況の経験と、新型コロナの蔓延で真逆の状態にあると見れる。
ゲームは今の方が売れるのではないかな? 家で出来て、それなりに安価な娯楽ですし。資格やスクールも今の方が需要が高いと思います。インドアなジャンルは売れるでしょう。
車やアウトドア品ならバブル期でしょう。外で遊ぶ意識は今より遥かに強いだろうし。転職系はニーズが低い。当時は終身雇用意識が強いから、転職は忌避されたと思います。
こう見ると今の人気ジャンルは、平成不況に影響されたものも多いような気がしますね。当時から見たら、転職や資格が人気になるなんて思わなかったでしょう。
時代によって変化するニーズ。これが流行り廃りを決めます。
これを的確に掴んだジャンル選択や商品選び。出来ないと稼ぐのが難しくなるでしょう。
息の長いジャンルや案件はある?
一方で、流行り廃りに影響されにくいジャンルや商品もあります。それを見つけるのも強みになる。
例えば食料品。食べる量が変わった訳では無いし、食べなくて済むようには永遠にならない。
商品選びは要るけど、ニーズは途切れないジャンルになり得ます。食べないで平気な人はいません。
燃料もそうですね。電気自動車や燃料電池で走る車もあるが、ガソリンや軽油が不要になった訳ではありません。ガソリンを売るのとは違うけど、関連商品は需要が続く筈。
生活必需品。字の通り、これが無いと生活が成り立たない品物。これをアフィリエイトするのもニーズを手堅く掴む選択になります。
ジャンルでいけば、宅配サービスもニーズは常にあります。今はコロナで増していると考えられる。
時代に寄らないニーズ。これを押さえたジャンルや商品を扱うのも、脱サラ後の継続収入に繋がります。
ブログやサイトは育てないと劣化する
ブログやサイトを作物に置き換えるなら、ネット空間は畑や水田になります。
作物は放置では育たない。草は刈らないと栄養摂取や光合成を阻害します。水は多すぎても少なすぎてもダメ。
害虫駆除に農薬は必要です。収穫にはコンバインなどの農機具が要ります。収穫後も鋤いたり、肥料を蒔いて土壌改良が欠かせない。
更新の無いブログ。これは更新を重ねるサイトやブログに押しのけられる。稼ぎは段々細くなります。
独自ドメインでない無料ブログ。Googleは嫌って評価してくれません。ドメインを育てないと見向きもしない。
改善やリライトの無いサイト。ライバルが横から利益を奪っていきます。正当な手段だから文句も言えません。
美味しい作物を収穫するなら、種蒔きから収穫後までのケアやサポートが必須です。ブログやサイトも全く同じこと。
脱サラを目的にするのが良くない?
身も蓋も無いけど、多分本質なので敢えて言います。
脱サラは結果であって、目的にはならない。これを間違えるから失敗するのではないかと。
脱サラ=サラリーマンで無くても生活可能な収入を確保している。これを見落とすと失敗なのかな?
脱サラ可能な環境や状況を作り上げる。ここでやっと脱サラが可能となります。脱サラは目的にはなっていません。
脱サラがモチベーションになるなら、それはいいと思う。但し、脱サラはリスキーでもあるから、どちらの選択も可能な状況を維持するのが大事です。
脱サラは目的では無く、結果としてあるもの。こう考えるのが重要です。
脱サラした理由。失敗の原因はここにもある?

脱サラしたい。この言葉の背景は人それぞれです。失敗するか否かは脱サラする理由にもあると思う。
大きく分けて4つですかね。単に働きたくないか、遊びたい。遊ぶ金がほしくて脱サラというパターンもあるでしょう。
あるいは外で働けないか、働き方を変えたくて脱サラというのもあり得る。
4パターンで失敗しやすいものと違うもの。それぞれ見ていきます。
働きたくない→失敗しやすい
るろうに剣心のセリフで有名な「働きたくないでござる」。あれは原作の改変なので、主人公の剣心はそんなことは言っていません。流浪人なので放浪ニートではあるけど。
働きたくないとこぼすのは誰もが通る道。働かずに済むなら楽ですし。
働きたくないも2種類ある。1つは今の仕事や職が嫌というケース。もう1つは労働自体が嫌いというパターン。
前者は転職や休職で変わることも多いです。環境や人付き合いを変えたら、楽しくなったという人はよくいます。休んで復活するのも手段の1つ。
問題は後者。労働そのものが嫌という人も一定数はいます。労働したくないから脱サラを目指す。
ネガティブな理由ですし、動機として弱いと感じます。これで脱サラルートを目指すのは難しいだろうと。
アフィリエイトで脱サラと謳う場合、労働が嫌いな人がひっかかりやすい。アフィリエイトで脱サラ自体は出来るけど、労働がゼロになる訳では無いです。
記事ネタを探して記事を作る。動画を撮影して編集する。ジャンル選定もちゃんと考えないと、コンテンツの質も量もダメダメになります。質の低い記事の量産は無意味です。
この作業すら怠いのが、労働が嫌いな人にはいるのではないでしょうか。誰も指示はしない代わりに、責任も取ってくれないのがアフィリエイト。
これでは脱サラは不可能。それなら嫌でも会社で上の指示に従う方が圧倒的にマシです。
働きたくないからアフィリエイトで脱サラ。これは失敗ルートに乗ってしまいます。働くからは逃れられない。
外で働くのが不向き→失敗しにくい
これは悪くないと思います。所謂、社会不適合と呼ばれるタイプが該当します。
朝起きるのが無理。人混みが嫌いで落ち着かない。外に出たくないし、出る意味が分からない。
ナルコレプシーを患うとこうなる。ナルコレプシーは突然、電池が切れたように眠りに落ちてしまう病気です。健常者でも発症することもある。
オフィスで突然寝てしまい、その記憶や自覚が全く無い。嘘みたいだけど本当にある病気です。このタイプも社会で働くのが難しくなる。
難病を患うのも社会に出ることを難しくします。健常者でも発症することは珍しくありません。
こういった人達は会社に来て働くのが厳しいです。時間も身体も精神も持たないケースも多い。
このタイプがサラリーマンを脱却すべく、頑張る。こういった背景なら失敗しにくい。
なぜなら、それで成功する以外の道が無いという覚悟が決まりやすいからです。必死になる。
自分で必要なことを考えて取り組む。アフィリエイトに重要なのは自立や自律の力です。
社会不適合な人はこの能力に長けているケースも多い。自分で自分のことをやりたいのが+に働く。
最も必ず成功する訳ではありません。単に働きたくないもあるなら失敗します。
働き方を変えたい→失敗しにくい
新型コロナの流行で進んだテレワーク化やリモートワーク化。
家で仕事が出来るようにするのを考える人は、格段に増えたと思います。ワクチンや治療薬の登場もあるけど、やはりかかりたくないのがコロナ。
かからないようにするには、かかりそうな行動を取らないのが一番です。極論で言えば引きこもること。
私も昨年、お腹を下して病院に行きましたが、薬だけもらって帰った記憶があります。感染リスクの管理もそうだし、医療リソースがコロナに割かれていることを実感しました。
これでは下手に病気や怪我など出来ない。医療リソースを圧迫したくないし、治療が受けられない危険性も考えた。
なら、家で仕事をする方向性に持っていく。これも大きな予防策になります。
家庭の事情で外で働くのが厳しいとか、病気や怪我で働けないというパターンもあり得る。
この人達が収入を得る為に、アフィリエイトを始めるのは悪くありません。結果的に脱サラも起きて来る感じです。
家で働く。先述の外で働きたくないがネガティブなら、こちらはポジティブな選択からの脱サラになる。
遊ぶ金欲しさ→失敗しやすい
意外と多いのが、アフィリエイトで大金を稼いで遊びたいパターン。
遊ぶ金欲しさにというのは分からなくもない。稼げるようになれば、大きく稼げるのは事実だからです。遊びたいというのは人の根源的な欲求でもある。
しかし、アフィリエイトの本質は継続的な収入の確保にあります。稼げるまでは時間も労力も投下しないといけない。ブログやサイトを育てるのがまず先に来ます。
即金性は無いし、ギャンブル性も皆無。ネット上にもう一人の自分を作るのがアフィリエイトと言うべき。
自分が遊びたい気持ちが前に出ると、思わぬ落とし穴に嵌ってしまいます。
アフィリエイトは、ユーザーと企業の架け橋になるのが理想の姿。これから外れやすくなります。
ユーザーは真剣に真摯に話してくれるアフィリエイターを信じる。企業もそんなアフィリエイターを求めています。
もし営業マンが、お金目的で嘘や不確かな情報を渡したら? 取引先も会社も損をしてしまいます。
遊ぶ金欲しさに、ユーザーに嘘を吹き込んで売りつける。買ったユーザーは怒るでしょう。その企業を恨むことにもなり兼ねない。
信用の失墜は長期的な利益を損ねます。悪質と判断されたら収益の剥奪措置も取られる。Googleも企業もそれを許す程、甘くはありません。
それが無くても、自分の利益だけ見ている人をユーザーは信じるでしょうか? ユーザーはそこまで愚かではありません。見抜く人は必ずいます。
遊ぶ金欲しさにアフィリエイトで脱サラ。これは失敗しやすいので止めるべきです。
アフィリエイトで脱サラは片手落ち? 失敗の背景は?

アフィリエイトで稼いで脱サラ。この言葉通りに動くのは危険だと思います。
アフィリエイトで稼ぐ。ここまでは良くて、その先に入るものを見ないと、脱サラまではいかないと考えるべきかと。考えないと失敗する。
失敗の原因。それはアフィリエイトで稼ぐ意味を理解しないことに起因すると思います。
アフィリエイトはGoogleの機嫌で決まるから
アフィリエイトの悩ましさ。Googleを筆頭とする検索エンジンのご機嫌伺いが必須な点です。
ブログやサイトを作り、収益化する。これで安心と思ったらいけません。Googleはそこを容赦なく衝いて来ます。
リアルでも不動産価値や株価の上下は起こる。最近は仮想通貨が下がっては上がるみたいな浮き沈みを見せています。ギャンブル的リスクしか感じないな。
同じように、ニーズの変化や立ち位置の変動がサイトの表示順位を変化させていく。ジャンルそのものを攻撃したり、リライトの有無で変わったりします。
ジャンルで沈んだという例は2017年末の健康アップデートが有名。
個人が運営する健康系サイト。これが全て検索エンジンから排除された事件が起こっています。
上位表示されたサイトは「厚生労働省」「製薬企業」「大病院(がんセンターなど)」「論文」ばかり。
いずれも権威性や専門性を担保すると見られたサイトが独占した形です。個人で健康ジャンルのアフィリエイト収入があった人は涙目どころではない。
2020年も法律系や病院系のアップデートがあり、健康アップデートと同じ結果になっています。
ゾッとしますね。一時は上位表示を達成したブログやサイトが、永遠に検索圏外に飛ばされるなんて。
ジャンル次第で、いつでも恐ろしい結末を下すのがGoogle。シビアで冷酷な存在でもあります。
Googleの期待に応え続けるのが稼ぐ基本であると同時に、先を読む能力も生き残りには必須と感じる。
収入の分散化は出来ている?
アフィリエイト収入は継続的ですが、同時に不安定感も否めない性質を持ちます。
理由は先述のGoogle次第な所にある。順位ダウンが収入ダウンに直結します。
アフィリエイトで稼ぐのはいいけど、それだけで済ますのが良くない。こういう話です。
アフィリエイトで稼いだお金で別のビジネスをしたり、新たにブログやサイトを立ち上げるのもいいでしょう。
動画を作成してYoutuberも悪くないし、ブログと組み合わせても面白いと思う。
要は、アフィリエイト一本で収入を得るのでは無く、収入源を分散化させておくのが大事ということです。
浪費癖はいつも自分に跳ね返る
本当のお金持ちは浪費をしない。質素や倹約を心掛けているものです。
いくらお金があっても、失われる時は一瞬です。稼ぐのは時間も労力もかかるのに。浪費は何も残さない。
浪費癖を治す方が、稼ぐ能力を高めるより大事なケースもあります。もし自分が浪費家なら一度、その状態を客観視するのが必須。
ギリシャが分かりやすいですね。あの国は公務員がやたら多く、生産性がとても低い産業構造。国債をバンバン発行して外国に買ってもらい、生活の質を保っていました。
国債は自国で賄うのと外国に買ってもらうのは全く違う。自国なら中央銀行の債務の買い取りでごまかせるけど、外国だとすぐに督促が飛んで来ます。
督促されてもギリシャに返済能力はありません。返せないなら、土地や資産を没収すると言われても仕方ない。
国を個人で見るなら、返せない借金を重ねて浪費し、自己破産で開き直ろうとしている構図。
債権国が怒るのも無理はありません。浪費がギリシャの恥となっている。ギリシャはどうなるのかな?
稼げるようになっても、浪費は絶対にしない。この精神が無いと破滅はすぐそこになります。
脱サラは悪くない。失敗はアフィリエイトに依存し過ぎること

私は脱サラは悪くないと思っている。失敗する原因を把握するのが大事だと考えるだけです。
アフィリエイトへの依存。これが高いと脱サラは失敗しやすいと考えられます。
アフィリエイトへの依存度を下げる。これが脱サラでの失敗を防ぐポイントと見なせる。
アフィリエイトから次へ繋げる視点
アフィリエイトで学べるWebマーケティングスキル。キーワードや市場チェックを通じ、ユーザーや企業の悩みやニーズを探し当てる力です。
これは色んなビジネスで役立ちます。需要を汲み取れる者はいつでも強い。
それを記事やコンテンツに盛り込み、両者を繋ぐライティング能力も良い。自社の宣伝を低額でしてくれるライターの存在は価値が高まっています。
最近はマスメディアの信用が世界中で失墜している。日本人もテレビや新聞を見なくなってきました。
記事や番組を見たら感じるのは、あまりにも一方的で露骨な思想誘導や上から目線感。
昔はこれしか無かったから仕方ないとはいえ、よくこれがまかり通っていたと思います。特に最近は劣化も激しくて見るに堪えない。
そのメディアが崩れてきている。言うなれば、宣伝媒体の空白化が起きていると言える。ここに個人アフィリエイターが入り込む余地は十分にあると思います。
その証拠があります。これまで月に5000円稼げるアフィリエイターの割合は、全体の5%と言われていた。
今はかなり割合が上がって来ている。稼げないという状況が変わって来たと見れます。それだけ宣伝媒体のネットが占める比重が増したということです。
ライティングで企業から直接、執筆をお願いされるようになる。こうすれば単なる紹介料よりも大きく稼げるし、組み合わせることも可能です。
長期の契約を複数取れば、家に居ながら会社員より稼ぐことも視野に入る。
依存度を徐々に下げていく
イメージとして、会社の給料→アフィリエイト収入→他のビジネスや権利収入といったステップでしょうか。
アフィリエイトも少額ながら準備金は要ります。それと当面の生活費を会社で稼いでおく。時間と労力の投下がアフィリエイトの成否を分けるからです。
会社の給料を貯金して備えを作り、アフィリエイト収入が継続するまでは頑張る。
安定したら、他のビジネスや権利収入の構築へと動きます。権利収入は株の配当や不動産収入など、権利から発生するお金のこと。不労所得とも言い換えられます。
いきなり権利収入は難しいと思うので、他のビジネスへ展開するのを優先すればいい。
あなたが稼げた手法を誰かに教える。コンサルティングですね。添削指導が出来るなら成り立つビジネス。
企業からの執筆依頼を受けていくのも良い。ライティングスキルがそのままお金に換わります。
複数のジャンルを網羅するブログやサイトを立ち上げるのも有力。アフィリエイト収入を複数化する形です。
そうやって、アフィリエイト収入への依存度を少しずつ下げていく。
こうすれば、脱サラ後にGoogleアップデートが起きても、泣きを見ないで済みます。Googleとは揉めないけど、媚びなくてもOKな体制が安定を作る。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。それでは!