Googleのお世話にならない人はほぼいません。毎日の検索で一番使われているのがGoogleです。
世界中に利用者がいるのがGoogle。日本でも検索エンジンで1位であり、2位のYahoo!に大差を付けています。
アフィリエイトする上で、Googleを気にしないことはまずありません。その動向は常に気になるポイントになります。
アフィリエイトはGoogleアップデートの影響を強く受けます。このアップデートは、検索エンジンのシステムが進化することで起こります。
方向性や傾向が読み取れるものであり、Googleや検索エンジンが何を目指しているかを、アップデートは教えてくれる。
アフィリエイトは検索でユーザーを集めることが大半な為、Googleやアップデートには凄く左右されます。
アップデートの方向性を読み、それをアフィリエイトブログやサイトに入れていく。これがアフィリエイトには必須と言えます。
頑張って書いた記事が、検索上位に来ないのは辛いものです。真面目に真摯に取り組んだものが評価されないのは嫌なもの。
ズルや卑怯を嫌い、正しさや公平さを尊ぶのが、ユーザーにも作り手にも優しい環境となる筈です。
Googleアップデートは、ユーザーの利益になるものを評価する方向に進んでいるように見えます。
その為のポイントや要素を固めていっている。具体的には専門性や権威性です。独自性よりもこちらが重視されている感があります。
アフィリエイトでもこの部分は見ないといけないと思います。根拠や実績の伴わないものは嫌がれるように変わって来たと。
アフィリエイトと関わりが深いGoogle。そのアップデートについて見ていきましょう。
目次
アフィリエイトはGoogle検索の影響下にある

ネット空間にコンテンツを提供し、広告収入を得るのがアフィリエイトです。ネットの海を泳ぐには環境を整える存在が必要になります。
それがGoogleのような検索エンジンです。Googleが検索を最適化することでユーザーとコンテンツ提供者を結び付ける。
アフィリエイトはGoogle検索の下にある。こう言える位、Googleはネット空間に深く関わっています。アフィリエイトはこれと無縁ではいられません。
検索エンジンはGoogleかYahoo!が多い
日本における検索エンジンの利用割合はGoogleが7割でYahoo!が3割です。大体がこの2つの検索エンジンで調べられています。
世界全体でもGoogleが76%と大部分を占めており、ネット検索は実質的にGoogleの影響下にあると言っても過言ではありません。
検索エンジンは以下の3つの機能を使い、検索順位を決めている。
クローリング→クローラーというプログラムがネット上のサイトやブログの情報を集めます。
インデックス→集めたコンテンツのデータをデータベースに蓄積します。インデックスされないもの(ペナルティ含む)は検索結果に反映されません。
ランキング→インデックスされたものは、ユーザーの需要にマッチするものの順に検索順位に並べられます。
Yahoo!はGoogleのシステムを流用している
Yahoo!の利用率は世界全体では15%程です。Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを流用しているので、大体が同じ結果になります。
トラフィック(一定時間内に行われるデータのやり取り量)の規模が大きいのがGoogleの強みであり、企業にも向いた検索エンジンと言える。
多くの企業はGoogle検索からのトラフィックを巡って競争しているので、上位表示は簡単では無くなっているのがあります。
企業よりも弱い個人が上位を狙うなら、キーワード選択や構成を考えることが重要です。ニッチな部分を狙えると強いでしょう。
また、定期的に機能変更やプログラムのアップデートを行う点が顕著です。
多くのコンテンツ提供者を恐れさせる、Googleアップデートがこれに当たります。
故に、トラフィック獲得の為にはアンテナを張り、最新の動きを知る必要があるでしょう。
Yahoo!は国内シェアで2位の検索エンジン。違いとしては、検索結果に自社サービスを表示したり、検索結果に現れる地図が異なるといったものがあります。
一般的に表示される地図は、検索エンジンを提供する会社のサービスを使う為、GoogleだとGoogle mapに、Yahoo!だとYahoo!地図になります。
ユーザーに使いやすい図書館にするのがGoogle
GoogleやYahoo!のような検索エンジンは、ネット空間という巨大な図書館やデータベースの司書や管理者のポジションに当たります。
言うなれば、利用者であるユーザーの快適さや利便性を第一と考える存在となります。本やデータの提供者にユーザー目線を求める形になる。
この本やデータは何を表しているのか? これは何について語ったものなのか?
こういった明確な主張を好むようになっています。専門性や独自性が重要視される背景にはこれがあります。
一目で何のブログやサイトかが分かる方が、検索エンジンとしては安心して評価出来る訳です。だから特化型のコンテンツが喜ばれる。
雑記でも何を軸にしているかをはっきりさせると良いでしょう。軸が決まらないコンテンツは検索で上位にはされにくいです。
提供者にシビアになるのが必然の流れ
ネット空間はコンテンツ提供者の存在が、成立や拡大に貢献して来た要素が強いです。
一方で玉石混交という状態にもなっており、必ずしもユーザーに優しい環境とは言えなくなっています。不要もしくは有害な情報が氾濫しています。
一時期跋扈していたブラックSEO。あれに代表される露骨な利益誘導や詐欺が横行していました。これではユーザーが安心して利用出来ません。
それを受け、Googleを始めとする検索エンジン側で対策が取られました。ユーザーに優しい環境作りの為に、コンテンツ提供者へ縛りや規約を付けた形です。
まともな提供者にとっても悪質な提供者は邪魔になります。自分が頑張って作ったものがユーザーに届かなくなるからです。
全体的な流れとして、良質でユーザーに求められるコンテンツが上位表示される方向性に環境が整備されたと言えます。
裏返せば、コンテンツ提供者のモラルや専門性が重視されるようにもなっている。適当なことを迂闊に言えなくなったと考えられる訳です。
こう見ると、アカデミックやマニアックなことはオタク気質や真面目な人が担当するように変わっているように見えます。
その手の人達はアピールが苦手な場合が多く、嘘をつけない気質です。そういった人々がちゃんと評価されやすくなったとも言えるでしょう。
提供者全体にシビアな目が向けられている。そういう風潮が強くなっていると考えられます。
Googleがアップデートする意味

Googleがアップデートを繰り返すのは理由があります。一言で言えば、ユーザーや真っ当なコンテンツ提供者の為になります。
Googleがアップデートすることで、有害なコンテンツや不利益を与えるものを排除出来る。
正直者が馬鹿を見ないように。こうした観点でGoogleはアップデートをしていると考えられます。
検索順位をユーザー目線で変動させる
ユーザーは忙しい。検索に時間や手間を取られたくないのが本音です。一発で見つけたり、一目で分かるような検索環境が求められています。
そういった検索ニーズを汲んでコンテンツの検索順位を変動させるのが、Googleのような検索エンジンの役割となります。
ブログやサイトの書き手に求められるのは、ユーザーがほしいと考えられる情報や主張を盛り込むことです。ユーザー目線が前提となります。
例えばGoogleアドセンスに受かりたい人がいると想定し、その人向けに情報発信をするとします。
自分もアドセンスに申請して合格した経験がある人が書くのがベストです。実際に通った際の情報がユーザーに役立つものになるから。
ブログやサイトの記事数や、扱ったテーマについて。書く時に注意したことなどなど。
審査基準は一般公開されていないものの、いかにそのコンテンツが有益になりそうかを示せるかに掛かっていると考えられます。
この場合だと、記事数やページ数はまず気になるポイントの筈です。数記事程度では有用性を示すのは難しいと思います。
何十記事も投稿しているなら、投稿者はそれなりの知識や技量を持ち、ユーザーに貢献出来る可能性があると見られる。
私見ですが10記事では少ないと思います。20から30記事は書いてから審査に出すのが無難でしょう。
書く内容も尖らせる方が望ましい。すぐに何のコンテンツかが分かるのは、特化型の大きな強みだと考えられるからです。
サプリメントならそのことだけに絞るか、関連性の高い分野で作るのがいいでしょう。サプリメントと釣りみたいな、ちぐはぐなものは非推奨です。
そうすればGoogleもそのコンテンツの有用性を認めてくれると思います。アドセンス審査にも受かるでしょう。
こういった感じで、ユーザー目線となる内容や書き方を心掛けること。自分が語りたいようにでは無く、ユーザーに求められる形にする。
そういったコンテンツを検索エンジンは評価する筈です。これを上位に持っていけば、ユーザーの利便性が大きく上がるでしょう。
中身のあるコンテンツを評価したい
SEO(検索エンジン最適化)には特定のルールやアルゴリズムがあります。その点を押さえるのは大事ですが、中身が無いものはユーザーには不要です。
さっきの例だと、自分が受かった話に加えて自慢話を入れるイメージです。自分がいかに努力して勝ち取ったかを内容に入れてしまうことです。
ユーザーがほしいのはやり方や根拠となるもの。あるいは教えることでアドセンスに通した実績や裏付けです。
自慢話はここには当てはまりません。自慢を聞きたいなら、コメントやメールなどで直に聞けるようにした方がいいと思います。
教えた経験があるなら、実際にどんな感じで通したのか。テーマやジャンルはこうで、記事数はこれ位だった。どこに注意すべきかを伝えたかなどなど。
アドセンスに通るコンテンツの分野は千差万別です。パッと見て何のジャンルか分からないものもあります。
それらを通すとなれば、どこに軸足を置くべきかもそれぞれ変わって来るでしょう。それを見極めて指導できる要素はユーザーに刺さる筈です。
ユーザーが求める中身を備えたコンテンツか。これも検索順位に大きく関わっています。
ユーザーに損をさせないコンテンツが上位に来てほしい
売る為に使われる広告ですが、ユーザーには嫌がられるものでもあります。不要と感じる広告を押し付けられるのは不快なものです。
クリックさせたり、購入させる目的で設置するものにも限度やルールはあります。本当に売りたいものや記事だけに絞る方が良いと思います。
情報はいいのだけど、売り付けて来るコンテンツは嫌なものです。ユーザーがほしいと思うものだけが触れるようになっているのが望ましい。
広告の大量表示や、移動ごとに露骨に提示して来る仕様のコンテンツは嫌われます。売り込み感を出すと、ユーザーは損した気分になります。
詐欺では無いけど、何か嫌な感じ。こう思われない形に作る方が評価も上がるでしょう。
変に飾ったり、仕込みを入れないで正しさや有用性の高い情報を提示すること。これがユーザーに損をさせないことになると思います。
権威性と専門性が求められる
最も重要なポイントはこれだと思います。詳しくて後付けがある人や存在が出す情報が求められるからです。
病気や怪我に詳しいのは誰か? それは医者や薬剤師ですね。彼らが所属する病院関係も圧倒的に強い筈です。
一般人が言うのと、医者が言うのでは意味が全く異なります。一般人には裏付けや権威が何もありません。言うことに責任を持てないのです。
発言や主張には責任が伴うのが自由や情報化社会です。発信したことで起こる影響や変化は、発信者に責任が帰せられます。
権威性はそれを担保する側面があります。発言や発信に責任や説得力を持つからこそ、多くの人に安心感を与えたり、動きを促せる。
権威性は何かしらの専門性を積み重ねることが基本です。何かの専門家やプロには権威が自ずと付いて来ます。
特化型のコンテンツにするメリットはここにもあります。発信を重ねる内にGoogleも専門性と権威性を認めるようになっていく。
権威性と専門性を持てば、発信した情報がユーザーにも届きやすくなっていく筈です。その方がユーザーの利益にも繋がります。
Googleアップデートの例や傾向

Googleアップデートは過去に幾度も起きており、小規模なものは定期的にされています。
大きいのは2017年と2020年に起こったアップデート。Googleの姿勢や方向性が見える変化だったと思います。
Googleアップデートの例や傾向。それを見ていきましょう。
健康と医療・医薬系を皮切りに
2017年に起きたのが健康アップデートと呼ばれる、大規模な医療系や医薬系コンテンツの順位変動でした。
それまでは個人のサイトや病院のサイトがバラバラに上位表示されていたのが、これを皮切りに病院や専門機関のものだけに変化しました。
逆に個人のブログやサイトは全く上位に来れなくなったのです。医者であればまだしも、一般人では手が出せない領域に変わりました。
これは先述した権威性や専門性をGoogleが重視した結果です。責任を持てない、根拠に乏しいコンテンツは有害と判断されるようになった。
健康食品などにもこの影響は及んでいます。薬事法に照らし合わせて誇大広告となるものは弾かれたり、法的措置まで取られるようになりました。
医薬系は健康や安全など、社会に与える影響がとても大きいです。ここで誤った情報やデマが蔓延すると、不味いことになるのはイメージしやすい。
新型コロナでもデマや憶測が飛び交いました。その度に混乱やパニックを起こしています。この手の情報は責任が持てる所しか扱わせられない。
こう考えるようになったと見れます。素人では無く、専門家が科学的・医学的根拠を持って発信するのが有益と考えられる。
その表れが健康アップデートと言えるでしょう。同じようなことは2020年にも起きています。
法律系も専門家しか受け付けなくなった
弁護士を詐称する人はいます。法をちらつかせて脅したり、お金を騙し取るという行為は意外と多いものです。
また、法律は非常に多岐に渡るので、一般人ではまず網羅することは不可能です。六法全書みたいな内容を暗記しておける人はそうはいません。
日本は法治社会なので、法の下の平等で物事を処理します。ルールに従わない者には罰や保護の剥奪が与えられる。
この件は何の法律に当てはめて考えるのか? こういったケースはいくらでも出て来ます。専門家で無いと把握すら難しいです。
法律関係も大きなアップデートが起きたのは、こういった背景が関係していると思われます。素人が口出し出来る所では無くなった。
法も社会に張り巡らされている以上、迂闊なことを言うのは悪影響をもたらします。だから専門機関やプロだけが扱える領分になっています。
スパムや誇大広告を嫌う
薬事法の話にも有ったように、誇張や誇大広告は年々嫌われる方向に進んでいます。売り付ける目的でスパム行為も嫌がられる。
薬事法は医療・医薬的効能を謳える範囲やルールを定めています。健康食品にガンを治せるみたいなことを書くのはご法度となっている。
あくまでも出来る範囲や可能なことに絞ること。これがユーザーが公平で正しい選択をすることに結び付きます。
誇張や誇大広告はこれを阻害する。仮に納豆を食べてガンが治ると言うと、医者の治療を投げ出してそれをする人も出て来かねません。
その結果、ガンが進行して亡くなるという悲劇も起こります。発信者にはその責任が問われてしまう。人の死に責任は誰も取れません。
借金を弁護士に何とかして貰える。こう言って相談料や紹介料と称してお金を巻き上げることも起きています。
詐欺であり、借金の内容によってもどうなるか変わる案件と言える筈です。これはユーザーに害を与える誇張にもなり得ます。
売り付けるスパム行為も嫌なものです。要らないと言っている人に送り付けるのは嫌われる基になります。
最近行われたリンクスパムアップデートもその1つです。
リンクは検索するユーザーにとって、どのコンテンツが役立つかをGoogleが判断する方法になっている。アフィリエイトリンクもそうです。
サイト内リンクは、Googleの評価を得る為の指標と言えます。これを意図的にいじっているものが対象となりました。
今回のアップデートにより、ブログやサイトがランキング操作の為に、意図的にスパムリンクを作っているかを監視出来るようになっています。
スパムリンクがあると、そのコンテンツからの購入やクリックが多いように偽装出来る。ランキングで優位になります。
リンクスパムアップデートは日本語を含む複数の言語に適用され、リンクスパムを今までより広範囲に識別・無効化可能になっています。
これとは別に、Googleはスパムアップデートも行っています。今年の6月末に2回実施済みです。
スパムアップデートは所謂、スパムサイトを対象にしたアップデートになります。
それを使って自分の売上や評価を不当に高める。その目的で作られているのがスパムサイトになります。
Googleはスパム対策AIを導入し、自動生成されたコピーサイトやコンテンツが数年前と比較して80% 以上も減ったと報告もしている。
このように、スパム行為も追放する方向で検索エンジンは進化し続けています。スパムと誇大広告はさらに減っていくでしょう。
専門家だけが扱える領域が増えていく
医者や法律関係者の分野でアップデートされたように、社会に与える影響が大きいものは専門家だけに扱わせる方向に進むと考えられます。
今後台頭するであろうAIやロボット。これに関するプログラミングやテクノロジー分野もそうなるかもしれません。
IOT化やシンギュラリティを考えれば、それに詳しい人が情報発信しないと混乱を呼ぶ可能性はあると思います。
また、医薬系と繋がりもある自然科学系も考えられます。材料や素材は機密事項も多く、表に出せば会社の不利益になる場合もあります。
人体に有害な物質や現象も扱うので、専門知識やスキルが無いと扱えないと見なされる可能性は十分にあります。
こうして専門家やプロしか触れない分野やジャンルが増えていく。Googleのアップデートはその方向性を持つと見れます。
アフィリエイトとGoogleの付き合い方

ざっくり言えば、Googleの怒りに触れないように付き合うのがアフィリエイトだと思います。
検索で入って来るユーザーが多数派であり、それを整備しているのはGoogleです。アフィリエイトでそこは無視出来ません。
アフィリエイトはGoogleにどう向き合うか。それを書いて終わりにします。
嘘や知らないことは書かない
知らないことを知っているように書くのはダメです。知らない場合は書かないか、断った上で書くようにしましょう。
嘘を書くのもリスキーです。嘘は見破られた時のリスクが大きいし、自分の中で整合性が取れなくなります。
専門性を持つ・活かす
自分が好きだったり、詳しい所を軸にして作っていくのが望ましい。好きこそものの上手なれという言葉通り、専門性はそこから生まれます。
専門性や強みを活かす方が、結果的に権威性も手にしやすいと思います。差別化を図れる独自性があれば尚良しです。
経験・実績や科学的根拠を示す
嘘や誇張を言わないのと似ています。自分の経験や実績に基づくものは発信していい。
強調や差別化をする位なら許されるでしょう。大金を1カ月に稼いだなら、その軌跡を示すのは効果的だと思います。
通帳やお金の画像よりも、具体的に何をしたかを上手くぼかしながら言えば信用されやすいでしょう。
また、科学的根拠やデータを引用して来るのも大事です。数字や客観的な比較はユーザーの判断にプラスを与えます。
他にはステマをしないことや、法に触れる行為はしないのが重要です。悪いことをしなくてもお金は稼げる。
Googleの規約にもこの項目は載っています。それに適ったやり方で進めれば評価されていくでしょう。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。お役に立てれば幸いです。