アフィリエイトジャンルではニッチが良い! こう伝える人が多いです。
ニッチってよく聞く割に、中身を考えたことが無い言葉でもある。ニッチとは何ぞや?
アフィリエイトジャンルは稼ぐ上で外せない、超重要なポイントです。外すと苦労が増えてしまう。
おすすめのアフィリエイトジャンルとは何か? この答えは簡単には出て来ません。個人ごとにおすすめが変わるから。
ざっくり言うなら、ライバル不在か少ない市場を捉えたジャンル。アフィリエイトで稼ぐならここを狙う話になります。
ライバルが少ない所。それはどこなのか? 人がいないならOK?
ユーザーが来ない場所だと、ライバル不在でも稼げません。ユーザーが居る前提でライバルが少ない所を探し当てる。
それがニッチの概念になります。ニッチ市場とはライバルは少ないけど、お客さんは見込める場所を意味している。
市場のイメージは町中の商店街です。色々なお店が並んでいる。そこに自分が出店すると考えると分かりやすくなる。
果物を売るとしても、そこにフルーツ店が存在しています。ただの果物では売れ行きは悪い。
お客さんは確実にいます。そこが商店街になるのは、買うお客さんがいるから。お客さんを何とかよひ込まないと利益が出ません。
これをどう解決するかの考えに、ニッチが関係して来る。アフィリエイトジャンルでも使える観点です。
アフィリエイトジャンルにおけるニッチ。これの概念と使い方を見ていきましょう。
ニッチの定義。隙間を探すとは?

ニッチ市場を狙うのが重要。これは別の記事でもお伝えしています。
そもそもニッチとは何か? ここから話を始めるのが丁寧かな? 難しくはないけど無視出来ない要素です。
まずはニッチの定義から始めましょう。見つけ方は後述します。
ニッチ=隙間
ニッチとは隙間を意味します。ニッチを探すとは、見つけられていない隙間を探すことになる。
大企業と中小企業。資金力やネットワークで雲泥の差があります。同じ分野で商売をするなら、大企業の総取りになりがち。資本力がそのまま、勝てる確率に変換されてしまいます。
これでは中小企業は死ぬだけです。日本は中小企業が99.7%にも達するというのに。中小企業が生き残れているのは、ニッチを見つけて戦えているからです。
大企業が入り込めない場所。採算が見合わないと見送っている所。ここが中小企業の生きるニッチとなる。
宝が眠る場所を掘り進むイメージ
ニッチは宝を探す感じが近いと思う。金山で金を掘ったり、その下流の川で金を掬うような。
金を探すなら、金山に行くのが最も早い。金は町中にはありません。探していたら警察が来そうです。
あるといっても、延べ棒がドンとそこに転がっているのでは無い。採掘した岩石に金が微量に含まれている。これを精製して金を分離します。
金が含まれる岩石は地上にもあるが、採掘者は自分だけではありません。地上の金は先に来た人に取られている。ほしいなら地下の岩石を狙うしか無い。
浅い層も先に来た人の獲物です。そこもダメなら深い層までいかないと入手出来ません。
あるいは視点を変えて、金山から流れ下る川に注目するのもありかもしれない。
採掘して捨てられた金鉱石。これに含まれた僅かな金が、川へと流れて溜まっていく。これを拾い集めると砂金になります。砂粒のような金も集めれば財産です。
ニッチ探しはこのイメージ。誰も手を付けて無さそうな所まで探しに行く感じです。
ニッチとブルーオーシャンは別物

ニッチと勘違いされやすいのがブルーオーシャン。両者は似ているようで、実は違うものです。
ブルーオーシャンは新しく町中に、ショッピングモールを作るイメージが分かりやすいか。
新しいのでまだお客さんはいません。ライバルも不在だけど。
ニッチとどう違うのか? これを含めて書いていきます。
ニッチ=人気の場所を掘り下げる
あなたは油田を掘りたい。掘る道具は揃っているとします。
掘る場所は既存の油田地帯。そこに石油が眠っているのが確かめられています。掘れば油が出ると約束された場所。
しかし、既に同業者が掘っているのもある。資金力や先行者利益でライバルが優位な場所です。
ここであなたが石油王になるとしたら、どうしたらいいでしょうか?
普通に掘るだけでは、ライバルに石油を取られてしまう。掘った石油を売ろうにも、価格競争の罠が待っています。
掘った石油の質が格段に良い。これを見つけたらどうでしょう?
石油は精製しないと使い物になりません。精製の手間いらずなら、買いたい人は必ず出て来る。その石油は地下深くまで掘らないと見つけられない。地質調査でそこまで分かりました。
あなたが石油で儲けるなら、ここを狙うのが勝負所になります。深くまで掘り、良質の石油を手にする。
ニッチの考え方はこんなイメージです。売れると分かる場所を、ひたすら堀り下げていく戦略。
ブルーオーシャン=誰もいない場所で探す
ブルーオーシャンはニッチとは違います。石油でまた例えてみましょう。
あなたは油田があるかもしれない場所に来ました。地質調査ではあると結論付けられた所。量や質は不明だけど。
あるかもしれないなので、ライバルは皆無。儲かるか不明な所で、石油を掘ろうとするのはあなただけ。
石油が出れば、その地で独占商売が出来ます。出なければお察しですが。
ブルーオーシャンはこんな感じ。ライバル皆無の場所を探して宝を見つけるやり方です。
ニッチとの違いは、明確にライバルがいないと分かった所で戦うこと。ニッチはライバルが少ないのであって皆無ではありません。
新規分野やジャンルへの進出は、ブルーオーシャン戦略と見ていいでしょう。ライバル皆無だが儲かるかは分からない所。
既存ジャンルの掘り下げはニッチになる
ニッチは既存の場所を掘り下げた先にある。奥深くまで潜ることで見つけていく考え方です。
商店街の例で言えば、果物でも珍しい品種のみを取り扱ったり、その場で加工して試食出来るなどの差別化や独自化を行っている感じ。
単に果物を売るより、珍しさや面白さでお客さんが寄って来ます。既存の市場で商売を成り立たせるのがニッチ。
ブルーオーシャンはショッピングモール。新しく市場を作る考え方とも言える。ニッチと違い、個人だと参入しにくい特性があります。
市場の設立。大きなお金や人手などの資本が必要です。個人では難しい理由はこれ。
また、頑張ってショッピングモールを作っても、そこに大企業や強豪が参入して来ると独占出来なくなります。
独占に近いからこそ儲かるのに、その前提が崩れてしまう。ブルーオーシャンが難しいのはこんな背景もある。
ニッチは既に開かれた市場の中で、まだ手付かずを探し当てます。隙間はここから来ている。
故に、既存ジャンルの掘り下げが、ニッチを見つける手段と言えます。
アフィリエイトジャンルのニッチはこう探す

アフィリエイトジャンルの掘り下げがニッチ。では掘り下げはそうしたらいいのか?
「対象設定を細かくする」・「未提供のコンテンツや場所を見つける」。この2つがニッチの見つけ方になります。
ニッチ市場の発見は、アフィリエイトジャンル選びで悩まなくなるテクニックになる。
対象設定を細かくしていく
ニッチは特化型と相性が良いと思います。ニッチを狙うなら、どうしても専門的にならざるを得ません。
化学で例えてみます。化学は大まかに生物系と物質系に分かれる。
生物系だと生物の知識や、医学薬学的な話も入って来る。物質系は物理学とエネルギー系の話が混ざります。
皆さんは生物と聞いて、何を思い浮かべますか?
動物も植物もあるでしょうね。人体とも絡みます。スポーツや筋肉の話題とも繋がりがある。医学薬学もここと関係して来ます。
植物でいってみましょう。対象は木の葉っぱ。光合成の話になるかな?
光合成は太陽光を使い、水と二酸化炭素を反応させるもの。生成物はでんぷんと酸素です。
動物が酸素を消費し、でんぷんを水と二酸化炭素に変えてエネルギーを得る、呼吸とは真逆の反応。
植物ごとに光合成の効率は違います。生える場所の地質や気候でも大きく変わる。反応自体は同じでも、二酸化炭素の吸収法が違う植物も存在します。
光合成は酸化還元反応です。水を酸化して酸素を作り、二酸化炭素を還元してでんぷんに変える。電気的なやり取りが葉っぱの中で起こっています。
人工光合成という分野があり、人が電気的な酸化還元を起こして植物の光合成を真似たり、サポートする内容になる。光合成の高効率化や、植物抜きで光合成を実現するのを目的としています。
掘り下げとしては、化学→生物化学→植物→光合成と言った感じ。
例えが適切では無いかもしれませんが、分野を細かく細かく見ていく手順である話です。単に化学だと漠然としている為、光合成という分野に焦点を当てた形になります。
また、発信対象を絞るのもニッチの見つけ方になる。
化学で躓きやすいのは、有機化学だと思います。理由は覚えることが多いからです。
有機化学が苦手な人向けに、解き方や考え方を噛み砕いて記事にまとめる。なるべく専門用語は使わずに、平易な表現で発信していく。
語呂合わせもいいし、組み立て方を説いても面白いでしょう。自分はこうしたという話を入れてもOK。
この場合ははっきりと、有機化学が苦手な高校生や大学生に向けられている。対象の絞り込みが出来ています。
中学生も興味を持ってくれるかもしれない。平易な表現なら理解しやすい為です。
まとまりが悪いけど、一旦ここでまとめます。
発信対象か、扱う対象を細かく絞る。これがニッチを見つけるやり方になります。
未提供や手付かずのものを探し出す
手が付けられていない所を見つけるのもニッチになり得ます。既存ジャンルでかつ、誰も扱って無さそうなものを見つける。
さっきの光合成で例えてみます。例えられるかな…
光合成と聞くと、植物や技術のイメージが強い。お金になりそうなのは技術面でしょうか。
太陽光が前提なので、夜や地下では光合成は不可能です。仮に人類が地下で暮らさないといけない場合、植物の利用が難しくなってしまう。
石油やガスを燃やせば光は出ますが、光合成の反応効率から見ると滅茶苦茶コスパが悪いです。それなら石油から食料を作った方がマシなレベル。酸素も他の方法で作るのがいい。
ではここで、熱で光合成と同じ反応が起こせたらどうでしょうか?
熱でやれるなら熱光合成とでも呼ぶのかな? 熱だったら上記の問題を解決出来ます。
地下は地熱があります。地球内部から半永久的に熱の供給がある。これを光の代わりに出来ないか?
地熱を使って二酸化炭素と水を、でんぷんと酸素に変える。植物は光じゃないと無理なので、実用化するなら機械や装置になるでしょうか。
光合成の話の中に、「熱光合成」みたいなものを見つける。あるかは分かりませんが。
こんな感じで、まだ誰も手を付けていない場所を探し当てる。
ブルーオーシャンっぽいですが、既存の中で探す所が異なる点です。掘り下げよりライバルは減るでしょう。稼げるかはちょっと分からないが。
アフィリエイトジャンルのニッチの例

最後に、アフィリエイトジャンルのニッチ例でいくつか紹介します。
この中に関心があるなら、それを選んで構いません。どれも面白いテーマだと思いますよ。
言葉は聞いたことがある。けど、中身まで考えたことは無い。こういったものがニッチになり得ます。
アフィリエイトジャンルのニッチ。3つ挙げて終わりとしますね。
持続可能性を謳う系
再生可能エネルギーやリサイクルなど、持続可能な○○を謳う系の宣伝は増える一方です。
持続可能性を伝えるものは、科学的根拠に乏しいと思うものもあるので、一概にその効能を発揮しているかは分かりにくいです。
ただ、既存の石油製品(主にプラスチック)からの置き換えを目指す材料は候補が多く、まだ宣伝されていない製品も眠っている分野だと思う。
製品だけでなく、エネルギーも入るのがこのジャンルの面白さです。再生可能エネルギーやバイオマスエネルギーが該当します。それを扱うサービスも紹介候補となる。
成長が早い植物を集めて紙を作る。雑草や食品廃棄物を集めてメタンガスを発生させる。廃油や廃プラスチックから燃料を生み出すなどなど。
環境への意識が高まる傾向にある今、関心が高いジャンルの1つでしょう。
候補となる材料や商品、サービスを探してみると、ニッチ市場を見つけられるかもしれません。
地元を取材した系
地元の魅力を伝える。テレビで特集が組まれたりするのを、個人がやってみる系ですね。
地元の名産や名店の紹介。隠れた名所や秘境を伝える。就職や転職情報も気になる人はいるでしょう。
地域社会に根差すジャンルなので、切り口は多彩になると思う。
地元に城があれば、歴史や本と絡めて記事が作れます。川や海の開拓や工事も関心がある人には面白い。特産品と産業の関係や、他の地域との繋がりは独自性が強いと思う。
同じ地域でも切り取る内容で差が出るので、意外と差別化はしやすいのではないでしょうか。
食に限って伝えるのと、名産に限って紹介するのでは丸っきり違いますし。
刺さる人には刺さるジャンル。それが地元取材系だと言えます。
コミュニティの紹介系
人間は衣食住が生活の基本です。しかし、現代社会はそれを克服しつつある。餓死が溢れた時代は過去になっています。
本来なら皆幸福を感じる筈が、不幸を覚える人が多いのはなぜでしょうか?
1つはコミュニティの不足があると思う。社会に居場所が見つからないという孤独感。
コミュニティの紹介は、現代社会を生きる人達にマッチするジャンルになり得ます。
自分の趣味や性癖。人に知られるのが嫌というタイプは多い筈。でも同じような価値観を持った人との繋がりはほしい。
そのニーズを拾い上げるのが、それぞれのコミュニティではないでしょうか。
一般的に理解されにくい価値観を共有できる。ニーズは常にあるジャンルだと思う。
同時に荒れやすい気もします。理解出来ない感性を有する人からすれば、ポジティブには感じないでしょうし。
その辺もケアする配慮を持てるなら、ニッチな所を見つけるのは難しくない。そんなジャンルだと思います。
他にもニッチは隠れている。それを探し出せれば、長期に稼ぐルートが作れるでしょう。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。それでは!