ドメインとサーバー

アフィリエイトで使うドメイン。無料と有料の違いを伝えます。

アフィリエイトブログを作る上で必須なのがドメインとサーバーです。

ドメインには有料と無料のものがある。無料ドメインは無料ブログを作った時に貸与されるものです。

近年、検索エンジンのGoogleは無料ブログを評価しない傾向になっています。コンテンツの独自性や質に重きを置く姿勢を見せるようになったと言える。

以前の方法なら、まず無料ブログを開設してアフィリエイトブログを作る。ある程度実績を作ったら、それを活かして有料ブログを作る。こういったやり方を紹介している人もいました。

しかし、無料ブログでアフィリエイトをするのはよろしくない流れになっている。今から始めるなら、最初からワードプレスを有料で使ってブログを作る方がいい。

検索エンジンが自分のサイトやブログを評価するのは、一定の時間がかかります。最短でも2カ月弱はかかるようです。その時間を無料ブログのアフィリエイトで使うのは勿体無いとも見れる。

しかし、高くないとはいえ有料で始めるのって気が引けるのも分かる。最初は無料で小さく始めてみたいという気持ちもよく分かります。無料ドメイン→有料ドメインの流れにも筋はあると考えられる。

初めから有料? それとも無料→有料がいい? どっちが利があるでしょうか?

私としては「有料の独自ドメインを最初から使って始める方がいい」と思います。

無料ドメインを使うのは最初はいいのですが、長期的に見るとデメリットが大きくなります。楽だけど先行きに不安が強いのが無料ドメインだと思う。

有料のドメインはお金はかかるけど、頑張ればその不安を解消できる。アフィリエイトブログは長期的に収益を作ることに意味や価値があるので、それを成すには無料ドメインでは難しいと思う。

これだけだと分からないと思うので、無料ではなく有料ドメインを推奨する理由を書いていきます。

アフィリエイト初心者は特に参考にできる内容だと思います。

無料ドメインの特徴

無料ドメインと有料の独自ドメイン。お金がかかるか否かという違い以外にも異なる点がある。

無料ブログを作る時に一緒に無料ドメインも付いてくるパターンが多いです。ドメインは住所になるので、住所が無いと何もできない。仕事や進学で住所が尋ねられるのはこの点でもあります。

有料との違い。それを見ながら無料ドメインについて書いていきます。

運営費が無料。ブログ開設が早い

無料だから当然かもしれないけど、一番の魅力はここにある。

有料ブログにかかる運営費はサーバー代とドメイン代があります。年間で12000円から20000円弱かかる。無料ドメインを使う無料ブログはこれがタダになります。

ドメインとサーバー代は運営会社が負担しているので、ブログ著者はタダでブログを書けるのが特徴。

無料ブログのアメーバブログだと「http://ameblo.jp/xxxxx/」といったドメインになります。jp/以降のxxxxxが自分のブログを見分ける部分で、この違いでアメーバ会員の区別を行っている。

FC2ブログやlivedoorブログでも似た形式です。それぞれFC2会員やlivedoor会員として入会し、ブログ設立を行う形。有料ブログが会員ではなく独立した状態であるのと対照的。

元からテンプレートされたブログが用意されているので、開設から記事作成までが早いのも特徴です。難しいWebやITの知識も不要で、日記帳みたいな感覚でブログを作れるのが無料ドメインの強みと言える。

共有ドメインとも言えるもの

○○会員になってブログを作るので、有料の独自ドメインに対し、無料の共有ドメインとも言えるでしょう。

アメーバブログなら、アメブロの中のブログみたいな位置づけ。独自ドメインだと位置づけも独立しているのに対し、アメブロの中のランキングや評価もある。

リアルなら会社内の位置づけや評価に近いのが無料ドメインやブログです。グループ内もこれに近い。

有料ブログや独自ドメインは市場価値を指すものとも見れます。外から見てどうかという観点ですね。

アメーバブログの運営会社はサイバーエージェント。この会社の評価や信用と連動する部分もあり、初めからそれなりの知名度を持ってブログを始められるのがメリット。

検索エンジンはアメブロという単位で見るので、コンテンツやジャンルに違いがあっても、それが反映されにくい特徴もあります。良くも悪くも所属する組織や団体に引っ張られるのが無料ドメイン。

SEO的に不利

有料ドメインは初期は生まれたての赤ちゃんのようなもの。知名度も価値もまだありません。対して無料ドメインは運営会社や団体の看板を最初から借りれる点があります。

しかし、借り物なので頑張っても評価されにくいのも無料ドメイン。

どこまで行ってもそれは借りたものなので、ドメインの所有権は運営会社にあります。頑張りや時間に比例しないのが欠点。ブログパワーと言えるものが育ちにくいとも見れる。

独自ドメインは育てる苦労こそあるけど、所有権は自分にある。育て上げれば自分に利益をもたらすドメインとしてリターンが返ってくる。頑張りや時間に比例して強くなるのが有料ドメインの強みです。

ポケモンで例えると、ジムバッジのない状態でポケモンをゲットして育てていくのが独自ドメイン。友達から育ったポケモンを融通してもらうのが無料ドメインになるかな?(例えが不適切かもしれませんが)

ポケモンはジムバッジが無いと、命令を聞かせられないという仕様があります。ジムバッジが主人公やプレイヤーのレベルと見るなら、持っている数でそれを判別できると言える。

ジムバッジ無しで貰ったポケモンは、レベルが高くなる程命令を無視する。命令を聞かないポケモンは攻略には役立ちません。レベルが低くても言うことを聞くポケモンの方が役に立つ。

初期は弱いポケモンでも、時間をかけて育てていけば命令に従順で強いポケモンになる。同じレベルなら命令を聞く方が圧倒的に役立ちます。後々のリターンはここで差が出る。

時間と共にリターンで差が付いてくるのが、無料ドメインの弱みと言えるでしょう。

同じコンテンツと見られる弊害

さらに、アメブロがGoogleから低評価をくらった場合、それに引きづられて検索順位が下がる危険性もある。

あるアメーバブログが炎上したり、低評価を受けたとする。他のアメブロはそれとは関係はありません。やらかしたのはそのブログだけですから。普通はこう思う筈。

しかし、検索エンジンはこうは見ない。あるアメーバブログの失態は、その全体のやらかしと見てしまう。

アメーバブログ自体が失態を犯したので、そのペナルティとして順位を下げようと動く。検索エンジンの思考はこの点で人とは違っている。数が膨大だから仕方ない側面もあるかもですが。

こうなるとアメーバブログの全てで検索順位が下がってしまいます。これって悲しいと思うな。

共有ドメインなので、構成員の失敗は全体の失敗と見なされる。コンテンツとして「アメーバブログ」と一括りにして検索エンジンは見ている。

自分は何もしていないのにとばっちりを受ける。自分が頑張ってもその失敗は取り返せるものではない。

こういった理不尽とも見れる危険が潜んでいるのが、無料ドメイン。アメーバブログ同士で違いはあるのに、そこには注目してくれないのが検索エンジンの限界でもある。

独自ドメインだとこの点はありません。自分の評価は自分の努力や失敗と比例する。自分と強く紐付いているのが独自ドメインの強みと言えます。

ドメインの取り方。無料と有料の違い

取得の仕方でも無料ドメインは有料とは異なる。

一言で言えば、無料ドメインは無料ブログ開設時に付随する「付属品」。タダでドメインを入手できる感覚です。

有料の独自ドメインは「購入品」。自分でドメイン名を決めてサービス会社から購入し、契約したサーバーと紐付けてブログやサイトを作る。ドメインを買うと言っていいです。

もう少し詳しく見ていきます。

無料ドメイン

無料ドメインは無料のブログサービスに付随しています。

FC2ブログを例にとると、まず新規会員登録を済ませる所がスタートです。会員登録には自前のメールアドレスが要るので、GmailやYahoo!メールを作っておきます。

仮登録後に通知が登録したメールアドレスに来るので、これを確認する。送られてきた通知に貼られたURLをクリックし、本登録を済ませるとパスワードを設定できるようになります。

後はパスワードを無くさないようにし、ブログサービスを活用して記事を書く。こんな感じです。ブログ開設時点で無料ドメインも貸与されているので、わざわざ作ったり、買う必要がありません。

無料ドメインは作るのではなく、貸し出される。こんなイメージでいいと思います。

有料ドメイン

有料で取る独自ドメインは、ブログを作る前に作成する必要があります。

まずこれが無いと、ブログそのものを立ち上げられないからです。初めからサービス会社が提供しているものに乗っかるのとは全く異なる。

ムームードメインやお名前ドットコムなど、ドメイン作成を担当する会社のサービスからドメインを作成する。ドメイン名は被りはダメなので、必然的に独自の名称になるのが特徴です。

実際にドメインを取得する方法について、お名前ドットコムの例を引用します。

ドメイン名(ドメインと文字列の組み合わせ)を決める。ECサイトなら「.shop」。コーポレートサイトなら「.co.jp」など用途に合わせて決めます。

個人ブログなら多いのが「.com」でしょう。私もそうしています。ドメインが決まったら、その前につける文字列を選ぶ。

希望のドメイン名が空いているか確認する。既に登録済で空いていない場合は、文字列またはドメインを変更するなどして代わりを探します。被りがダメなのはここで弾かれるからです。

必要な情報を入力(通知を受けるメールアドレスも必要)後、料金の確認画面を確認する。必要な情報は住所や姓名など。確認して問題が無ければ申し込み手続きを完了する。

お名前ドットコム会員情報のメールアドレスに「[お名前.com]ドメイン完了通知」が受信されたら取得できたことになります。これで有料ドメインを持つことができました。

他のドメイン取得もこれと同じ流れです。お金を払って購入するのが無料との違いになる。

アフィリエイトで無料ドメインを使う危険性

無料ドメインには無視できないデメリットが存在します。これがアフィリエイトする上で大きな問題になる。

独自ドメインは新規のものにもお金がかかる。中古だとさらに高くなります。サーバー代も含めると、お金の面では無料ドメインが優秀に見える。

しかし、このメリットを大きく上回るデメリットがある。アフィリエイトブログを作るなら、なぜ有料でやるべきかがここにあります。

それを拾っていきましょう。お役に立てるかと思います。

ブログ削除の恐れ

一番大きいのはこの点です。作ったものが無くなるって滅茶苦茶ダメージが大きい。

頑張って作って大きくしたお店。これが災害で崩れ去るイメージ。確実に喪失感や絶望感で埋め尽くされるでしょうね。

上でも伝えたけど、無料ドメインは永遠に借り物でしかありません。所有権は運営会社にある。

会社がブログサービスを停止するだけで破綻します。文句を言っても聞いてもらえません。

会社員と似ているかもしれませんね。リストラされた時にそれに抵抗できないのと近いかも。

数百記事書いてもそれが全部パアになる。数年の運営実績がゼロになる。これって理不尽と感じるのも無理はない。でも所有権の問題で、それに対抗できる術はありません。

ブログサービス停止まではいかないけど、アフィリエイトを禁止したり、あるジャンルのアフィリエイトを禁ずるというケースはある。これも致命傷になり得ます。

無料ドメイン最大の弱点は「ブログ削除やアフィリエイトの禁止」。

これが他のメリットを消して余りあるデメリットになっている。

望まない広告の挿入

基本的に広告に鬱陶しさを感じるのが読み手の心理。広告がベタベタ貼られたサイトって気持ち悪い。

広告自体は企業の商品やサービスの宣伝です。これが無いと物を売り出せないのは誰でも分かる。

しかし、ベタベタ広告が貼られているとどうでしょう。

新聞を広げると分かりますが、上と中は記事やコンテンツで構成されています。新聞広告は下にまとめられている。記事の途中に広告が入ることはありません。

もし記事の中に広告が入れば、かなり見づらい構成になる。ベタベタ貼られると見栄えも悪い。下部にまとめられているから、読む時に邪魔にならない。広告への悪印象も減ります。

同じことはブログ記事でも言える。記事の途中に望まない広告が入るのって、書き手も読み手も嫌な気持ちになる。

自分はスポーツについて書いている。そこに無関係なゲームの広告が入る。さらに記事を書き進めると、今度はスポーツだけど別ジャンルの広告が入ってきた。

こうされると読み手は怪訝な顔をします。紹介したい物があってもそれが目立たくなるし、書き手のメッセージが伝わらなくなる。不必要な広告で外観も台無し。

無料ドメインでブログを作ると大抵こうなる。それは、運営会社がブログサービスを無料で出す代わりに、開設されたブログを使って自社や関連会社の商品の宣伝を行うからです。

これを防ぐのはほぼ無理です。運営費がかかる以上、会社としては広告を挿入してくるのは、ある意味当然。ドメインの所有権は会社なので、それを拒否できない背景がある。

ブログ主が望まない広告の挿入。これも見逃せない大きな欠点と言えます。

WebスキルやITスキルが身に付かない

運転するから上手くなる。ペーパードライバーとタクシー運転手なら、後者が断然運転は上手。

無料ドメインのブログは開設が簡単で日記感覚で書ける。逆に言うと、特に勉強しないままでも問題なく出来る。

独自ドメインの有料ブログはちょっと難しい。初心者には分からない用語や疑問点が色々出て来る。あっさり開設という訳にもいかないのが悩ましい所。

使えるようになるには時間と勉強が要る。私も最初はよく分からないことだらけで戸惑いました。やってみて初めて分かることって実に多いと実感した。

ワードプレスではブログの外観をカスタマイズできる。外観をいじる機能で「テーマ」があります。これで何を選べばいいかでまず迷う。テーマごとに強みや弱みが変わるからです。

CSS言語を使う機能も入っています。いじらなくてもいい場合もありますが、解析とかで使うケースもあります。この時、その知識が無いと何も分からないという問題が発生する。

広告の貼り方や貼る画像も考えないといけません。紹介したい商品の広告を探し、審査に通れば貼れる。画像もサイズを調整したり、いじって見栄えが良くなるように取り計らう。

有料ドメインは本当に覚えることが多い傾向がある。逆に言えば、やる内に段々WebやITスキルが磨かれてくる側面があります。

後々で来るリターンの中に、自分の成長が含まれているのは見えないポイントです。

無料ドメインよりも有料ドメインが優れているのはこの点でも大きい。

有料でも独自ドメインを使う方がいい

まとめるとこんな感じです。

運営費難易度ブログや著者の成長性SEO削除の危険性
無料ドメイン永年0円易しい低い不利高い
有料ドメイン年間12000~20000円弱少し難しい高い有利低い

無料じゃないけど、安くドメインを取得する方法はある

ブログ削除やSEOの不利。こういった点が無料ドメインの大きな弱点です。長期にやる程このデメリットは大きくなる。独自ドメインを有料で取得する理由はこれが大きいです。

無料ではないけど、高いものを安く買えるというケースはある。ドメインは新規よりも中古の方が高い傾向にありますが、これを安く買えるパターンもある。

新規のドメインを安く取得するやり方もあるが、こちらは別の問題もある。価値がある中古ドメインの取得を安くする方法と見て頂いた方が良いと思います。

セールになっている中古ドメインを探す

スーパーのタイムセールみたいに、ドメインもセール品感覚で売りに出されていることがあります。

初めからそれなりの信用を持っている中古ドメインは、自分で新規に作る独自ドメインよりも値段が高い。ドメインは物品ではないので、経年劣化を起こしません。

前の人が育ててくれた分だけ価値が高まっているのが、中古ドメインの特徴。ある意味これも、価値を持つまでにかかる時間をお金で購入するのに近いと言えます。

時間短縮の為に中古ドメインがほしいという場合、これがセール品として売り出されているものを探すという手がある。

安く価値のある中古ドメインを手に入れれば、アフィリエイトブログの成功を早める効果があります。

勿論セールなので、終わったり、先に買われるといった点もあり得る。やりたいジャンルが決まっていてかつ時間短縮を図りたい場合、ちょっとでも安く中古ドメインを購入する。

こういうのは悪くないと思う。見つかればその分だけ運営費を安くできるからです。

無料や安値で中古ドメインを譲ってもらう

例は少ないけど、譲ってもらうのはより安い方法です。場合によっては無料なんてこともある。

譲ってくれるケースの多くは処分が目的です。セールは処分の意味合いと集客がある。売っても損は出ない位の価格で売るのがセール品です。譲渡は儲けは度外視でただ処分だけがそこにある。

セールよりもさらに安く中古ドメインを入手できる可能性が高い。無料なら新規ドメインよりももっと安い。

流石に無料で独自ドメインを取るのは難しいだろうが、検討してみる価値はあると思う。

ドメインを譲るなら、ドメインはネット上で使われるものなので、ネットで探すのが一番です。そこで譲ってくれる人に連絡をしてみる。目的と合意が成れば譲渡してもらえばいいでしょう。

格安ドメインを買う

.xyz とか .me とか .top で終わるドメインがあるけど、これを格安ドメインと言います。

一般的なドメインは.comや.netなどで終わる。.co.jpや.ne.jpだったら企業や法人が使っている場合が多いです。

格安ドメインはこれに比べるとマイナーで、値段も通常より安い。安さだけで見るなら、格安ドメインが有利と言える。.xyzなら30円程で購入できるようです。

しかし、安いのは初期費用の話。維持費を考えるとそうではなくなります。意外な落とし穴がここにある。

格安ドメインの維持費は一般的なドメインよりも割高なケースが多い。長期的に使うなら一般的なドメインが寧ろ安くなるなんてこともあります。

もう1つのデメリットが、使う用途が限定される点。

.topだと、頂上・頂点などの一番最上級のイメージ。これにそぐわないジャンルでは使いにくい。.clubならサークルや会員制クラブなどの印象がある。個人ブログだと普通はこれとは合わない。

.funには娯楽っぽいイメージが付く。ブログテーマによっては不向きになり得ることが分かる。.comや.netにはこういった点が無く、どんなブログテーマやジャンルでも使えるという特性があります。

まとめると

  • 長期的に安くない
  • 用途が限定されやすいので使いにくい

この2点がデメリットとしてある。これを許容できるなら選択してもいいかもしれません。

まあ普通に独自ドメインを新規に作り、ドメインを育てていくことを考える方が有益だと思います。

本記事もお読み頂きましてありがとうございます。

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