アフィリエイトで資格ってあるの? 資格があるとアフィリエイトに有利?
資格は人気ですね。就職や転職でよく聞かれるものでもある。持っているとステータスのような感覚です。
私も甲種危険物取扱者を持っている。特に必要になる場面が多い訳ではない(個人の感想です)けど、あると言えば一目は置かれる感がある資格です。
製造やものづくり系では、ガソリンや可燃物などの危険物(第4類可燃性液体)を扱う所が多くなる。
この時、1人で触っても問題ないと判断される指標に、乙種4類危険物取扱者(乙4)が使われます。
甲種は1類から6類まである危険物、その全ての物性を理解しているという建前になります。
燃える物だけでなく燃やす働きをする物。水が消火に使えない禁水性物質。自己反応性で爆薬と同じ危険物などなど。
こう見ると資格は、その分野の知識や理解を表すものと見なせます。難しい資格程、理解度や専門性は高くなる。
ではアフィリエイトに資格はあるのか? あるとして必要なものなのか?
ブログを書き、そこに広告を貼ればアフィリエイトは出来ます。ブログを書くのに資格が要るなんて聞いたことはありません。
ブログやサイトを作る上で、理解を深めていくのは必要。しかし、資格が無いとブログは作れないのは嘘です。
先に結論を言うなら「アフィリエイトブログに資格は不要」となります。
これだけだと足りないので、もう少し深堀してみましょう。
資格の意味や価値

資格の持つ意味や価値。これをまず定義づけていくのが最初です。
ざっくり言えば、ステータスや権威付けになるのかな?
あると一目置かれたり、業務に必須なものという位置付けです。凄い!と思われるもの。
なぜ資格がステータスになるのか。それをここでは書いていきます。
その分野に精通している
資格も大別すると2種類あります。知識を問うものと、技量やスキルを証明するもの。複合的なものも考えれば3種類になります。
一般に資格と言えば、知識や教養を見るタイプが多いです。
危険物や発火物の知識を聞く危険物取扱者。住宅建築に関する宅地建物取引士(宅建)。介護の導入的な介護職員初任者研修などなど。
国家資格もそうでないものも、ある程度の勉強が必要になる。知識や教養を確かめるものだからです。
その資格を有する≒その分野や範囲の知識を身に付けている。
こう見られる為の証明として利用されるイメージです。
技量やスキルを有する
単に知識を有するより、高度で難易度も高いのがこちら。
長期的な実務経験に加え、専門知識やハイスキルを要求されるタイプです。持っていればその業界やジャンルで強いとされる資格になります。
分かりやすいのは医者になる。医学部は6年制になっている所が多く、実習や研修も授業に入ります。医師国家試験をパスしないと成れない職業であり、専門ごとに細かく分かれる。
パイロットもそうです。○○○操縦士という名の資格に加え、視力や体力などの身体能力が必須になります。目が悪い人はパイロットに成れない。飛行機を飛ばす能力はあって当然と見なされます。
ステップ的に、知識を問うものの上や先に置かれていることが多い。未経験でも取れるのが前者で、こちらはキャリアや教育を積んだ人向けのものになります。
強い資格と言えばこちら側。この資格はその分野のスペシャリストである、と言えるタイプだからです。
これを持つ人は、ステータスや権威を身に着けていると考えてもいいでしょう。
無意味な資格もある
資格が持て囃される風潮は昔からある。資格は採用側にとって、魅力や即戦力を感じるかに関わるからです。
ある経験や能力を有すると伝えても、採用側がそれを確かめるのは中々難しいもの。嘘を言っても見抜けないケースもあります。資格の有無を問うと、そこを確かめやすくなる。
資格に価値を感じるのは採用側です。逆に言えば、価値を感じないなら無意味に近くなります。
介護業界に転職する際、メディア系や製造系の資格があっても評価されないのは分かるかと。
介護業界が求めるのは、介護に関する基礎知識や適した人格などです。それを証明出来ない資格はあっても無意味になる。
また、関連資格であっても評価されない場合もあります。
環境系の仕事をしたいと思ってエコ検定を取る。しかし、エコ検定は役立たない資格と言われています。
それは、エコ検定で出て来る知識を活かせる職場や職種が少ないから。
勉強したことが活かせる場所。それが無い場合に役立たないという問題が発生します。
資格ビジネスに乗せられると不味い
ユーキャンが代表的ですが、日本は資格取得に関心が高い人が多く、資格取得のサポートをやる業者も多いです。
資格ビジネスと呼ばれるこの仕事は、資格取得を助けてお金を得るモデルになっている。多くの人に資格を売るみたいな側面があります。
数を捌く為に、本当は役立たない資格や、目的に沿わない資格をおすすめするパターンも結構見られます。
ユーキャンでおすすめだった資格。調べてみると、実は使えない資格だったなんてことも起きている。
資格を作る側や売る側の思惑。これが絡んで不透明になっている部分も多いのが資格関係です。
資格を取るなら、どこで取るかよりも大事なことがあります。
目的に沿うものか。役立つ資格で汎用性もあるか。難易度や勉強量的に釣り合うか。
これらをまずはっきりさせないと、せっかくの資格取得の頑張りが無駄になってしまいます。
アフィリエイトに資格は使えるかという疑問

アフィリエイトに資格は使えない。こう思う方が迷わずに済むと思います。
一応、アフィリエイトに関する資格はあるにはある。
但し、士業や業務に求められるような資格とは異なります。あればちょっと注目される位なものだと言える。
資格を使うというよりは、活かすが近いと思います。それを書いていきますね。
資格系ジャンルはある
自分は資格取得が好き。色んな資格を知っているという人。
この人が資格系ジャンルでアフィリエイトするのは有りです。資格の種類や難易度、勉強時間や有用性を紹介する。
簿記は人気です。フィナンシャルプランナーはメジャーですね。高齢者にはマンション管理士辺りが人気があるとか。
無数にあるので、書くネタに困ることは無いと思います。1つの分野に絞っても数はかなりある。
稼げる≠資格がある
アフィリエイトに使える資格はあるかと言えば、あるとも無いとも言える。
アフィリエイトの知識を試す検定みたいなものはあります。しかし、知識があるから稼げるとはならないのがアフィリエイト。
よく勘違いされるのが、資格を持つから有能という認識です。
協会や機関からのお墨付きをもらった人。この人が現場で役立つかは、実際に働いてみないと分からないことがある。
不良品や質のチェックをする仕事。ここに品質管理系資格を持つ人を採用したとします。
製造で上がってくる物品の品定めを行う。この時、性格や適性も密接に関わって来ます。
資格はあるけどズボラなタイプ。この人は、チェック作業が段々面倒臭くなって来る。面倒臭くなると手を抜きたくなります。そこで不良品の見逃しが起き得る。
逆に細かすぎるのも良くありません。1つが気になり過ぎて、ノルマの100個を見る作業が終わらない。
感覚が鈍いタイプも向かないと思います。異常や異変に気付かないまま、見逃しを起こす恐れがあるからです。
知識や資格が、能力や働きを保証しない。こんなケースは至る所で見られます。
アフィリエイトもその一例と考えていい。資格=稼げるにならないと思う方が正しいでしょう。
アフィリエイトに関する資格?
アフィリエイトというよりは、ウェブサイトに関する資格と言うのが正しいかな?
ウェブ解析士は取得してもいいかもしれません(私は持っていませんが…)。
ウェブ解析の知識があれば、サイトの改善を行う上で役立ちます。ブログにも流用出来る。
サイトの構成で理想的な形はそれぞれ異なる。それを見つけていくのに使えると思って下さい。
勉強時間はウェブに対する知識が無いなら200時間前後。多少ある人は150時間程で、精通しているなら100時間以内で取得出来る難易度だそうです。
他にはGoogleアナリティクスの習熟に役立つGAIQ。アクセス解析の知識が身に着く資格になります。
逆に不要なのは、アフィリエイトインストラクターや副業インストラクター。
アフィリエイトと付くのに使えないなんて、ややこしいですね。インストラクターと付く資格は外れが多い気がする。
アフィリエイトの勉強も兼ねるなら、ウェブ解析士とGAIQは考えても悪くないと思います。
アフィリエイトブログに資格は無くてもいい

上でも言っている通り、アフィリエイトに資格は要らない。無くても無問題だということ。
アフィリエイトの資格は、運営者や書き手の能力やスキルを担保する存在ではありません。
医師免許はそれ自体が、医療系スキルや知識を有することの証明になるのとは対照的。
資格にこだわるより、もっと大切な基本がある。それを徹底するのが成功への道となります。
ASPやGoogleの審査に通れば広告を貼れる
アフィリエイトに資格は要りません。物販もGoogleアドセンスも、ブログやサイトが審査に合格すれば広告を貼れます。
アフィリエイトインストラクターという資格?みたいなものもあるけど、あっても権威付け位の意味しか無い。
資格取得に精を出す位なら1記事でも書いたり、記事やコンテンツを作り込む方が余程効果的です。
ブログを自分の分身と見るなら、資格は権威や証みたいな感じでしょうか。能力やスキルとイコールでは無い。能力を見せるなら、ブログをどれだけ作り込んだかを見せる方が信用できます。
これだけ作ってある媒体なら、ウチの広告を出しても良さそう。この人はこの分野に詳しいみたいだから、自社のサービス宣伝にうってつけじゃないか。
こう思われるブログやサイトにする。そうすれば審査もすんなり通ります。
やり方をマスターすればOK
物事には共通の部分と独自の部分がある。ブログなら書き方やジャンルは独自で、手法は共通と見れば分かりやすいです。
見て分かりやすい。情報が探しやすい。こんな構成を意識して記事を書きましょう。
大見出しと小見出しで内容の切り分けを行ったり、関連記事を多くして特定の読者に刺さる中身にする。
キーワードとタイトルを工夫し、検索エンジンにこのジャンルに特化したブログだと認識してもらう。
内部リンクで関連記事を読みやすくする。紹介ページにも相互リンクを貼っておく。
SNSボタンを設置し、SNSにもツイートや投稿で認知を広めていく。
こういった、ユーザーがそのブログやサイトで、記事や商品情報を探せるような構成に仕上げます。
そのブログを見ればほしい情報がある。こう思ってもらえればPV数も購入率も上がるでしょう。
審査に通った後は、広告の貼り方にも気を遣います。記事やトップページにベタベタ貼ると、印象が悪くなる。構成を損なわないよう、位置や広告の種類を考えて貼るようにします。
独特な所もあれど、ここは大体共通している所になる。後は自分の強みや独自性を盛り込んでいくのがベストです。
アフィリエイトブログに資格を使うなら

それでも資格を使いたい。そうお考えなら、資格の捉え方を変えればいいでしょう。
資格を活かす。これは、資格をネタやツールとして見る考え方になります。
それを取ることが目的ではなく、手段にしてしまうやり方。
アフィリエイトブログのジャンルに資格を使う。アフィリエイトブログのネタに利用する。
こうすれば失敗しないと思います。
資格系ジャンルを選択
資格はツールやネタとして捉えるのが、アフィリエイトでは役立つと思います。
プログラミングの勉強をしつつ、その資格取得法を紹介する。こうすればプログラミングスキルに加え、その分野の資格を紹介して稼ぐことが可能になります。
ユーキャンやLECなど、資格紹介の案件を出している通信教育会社はいくつかある。ASPで案件を探してもいいでしょう。
資格系ジャンルを選ぶのは、ブログよりもサイト運営に多いと感じます。
介護系の情報紹介で関連資格も取り上げる。資格情報をまとめたサイト。通信教育や講座の体験記や声をコラムみたいに取り上げたものなどなど。
ブログでやるなら、個人の日記的な感性を取り入れると差別化になるでしょうか。
ある資格を取る設定での活動記録を記事にしたり、関連資格や講座を紹介する。企業や法人チックなサイトとの違いを見せる感じです。
ブログでもサイトでも、資格系は選べるジャンルだと思います。
自分の資格取得経験を活かす
資格系ジャンルを選ぶなら、特に意識するのは差別化になるでしょう。
資格系は数は多い。しかし、メジャーで人気なので、激戦ジャンルでもあります。
単に資格情報だけ書いて広告を貼っても、企業や強豪のサイトに負けてしまう。上位表示を狙うなら、あなたの独自性や優位性を示す必要があります。
あなたがパイロットなら、パイロットを志す所から記事にして語っていけばいい。なぜパイロットに成りたかったのか。どんな悩みや苦労があったか。面白エピソードはこれとか。
自分の体験記なら、あなたにしか書けない記事になります。同じ資格取得を目指す人に向けた励ましになる。
関連資格やスキルの紹介もやりやすいでしょう。その人が言うなら信じられると信用を得やすいから。
資格系を扱うなら、資格取得の専門家や、ある分野のスペシャリストなことを活かすべきです。
この資格はこう勉強する。こんな仕事で役立つけど、他の資格の方がいい。
この分野で上を目指すなら、この資格を取りなさい。資格取得にかかる費用と時間はこれ位。試験でのポイントやウェイトはこうだから、絶対押さえるべきはこれだ。
こういった込み入った、専門的で具体的な話をする。これが競合サイトとの強い差別化になるでしょう。
一例を挙げるならこんな感じでしょうか。
甲種危険物取扱者を取りたいなら、法令分野を集中して覚えるべきです。理由は法令分野の平均点数は低いから。危険物は3分野全てで、6割以上を取る必要があります。
他の分野で満点でも、法令で6割いかなかったらアウト。国家資格では難しくない部類なので、勉強すればすんなり取れる難易度です。問題集は1つあれば良い。後は解きまくれば自ずと得点できます。
これを膨らませて書くイメージ。ここで使う問題集の宣伝や、関連資格の紹介案件も入れてOKです。
資格をアフィリエイトで活かすなら、自分の専門性や独自性を活かすことが重要になります。
本記事もお読み頂きましてありがとうございます。