アフィリエイト

アフィリエイト記事作成ツールはダメな理由

アフィリエイト記事を書くのが辛い、大変。こう感じる人は少なくありません。

何千字も書いたり、何時間もPCに向かうのを楽と思わない人は多いです。慣れてないなら猶更。

記事を自動作成してくれるツール。こんなのあると楽そうです。実際にありますが。

人はどんな時に辛さや大変さを感じるのでしょうか?

疲労度や難易度が高いと感じるもの。それに向き合った時が辛いのかもしれません。何千字も文章を作るのは、それなりに経験や練習が必要になるから。

私も初めは3000字書ければいい感じでした。今はその倍以上を書くのが普通に変わったけど。

その途中は楽では無かったと覚えている。大変なのは実感しています。楽はしたくなるのが人情。

ここに、アフィリエイト記事を自動作成してくれるツールが来ると、救世主のように思うのは無理はありません。

文章を書くのに苦手意識を持つ人は意外と多い。単に経験があるか否かの話ですが、それをやろうと思う人は割と少なくなります。

アフィリエイトは万人に出来て、出来ない。この言葉は深いと思います。

やれば誰でも出来るけど、誰もがやろうとは思えない。そこがアフィリエイトの特性だと感じます。

ツールが記事を自動で大量に作成してくれたら、自分で書かなくても厚みのあるブログやサイトが作れます。

Googleの評価には記事量も入るので、一見有効なものに見える。楽で得なら良さそう?

ちょっと待って下さい。それはGoogleの在り方とマッチしたものとは思えないのですが?

ツールを使うことで得るメリットは楽が出来る点。ではデメリットはないのか?

ここまで考えないと、記事作成ツールが本当に有益かどうかを判断出来ないと思います。

私はタイトルにあるように、記事作成ツールはダメだと考えています。理由は後述している通り。

アフィリエイト記事作成ツール。これについて掘り下げていきましょう。

アフィリエイト記事作成ツールとは?

アフィリエイト記事作成ツールは、ページにキーワードを詰め込み、文章を自動で作ってくれるものです。

書く時の軸になるのはキーワード。キーワード無しで成り立つアフィリエイトブログやサイトは存在しません。

キーワードを散りばめれば、Googleが見つけやすい文章が完成する。それを利用したのが記事作成ツールです。

自動のまとめページ作成?

記事の中身を見ると、キーワードを詰め込むという共通点がどこもあります。

転職ならそれ系の言葉が多用されるし、アフィリエイトについてならアフィリエイトという単語をよく見る形。

作成ツールは複数あれど、共通点はキーワードを収集して文章を作ることにある。

日本語として自然な感じでキーワードを散りばめた文章が出来れば、アフィリエイト記事になるのは分からなくもありません。

便利そうではあります。まとめページ作成ツールというか?

でもグレーな感は否めません。狙ったキーワードをかき集めるまではいいけど、他のサイトやブログから文章を引っこ抜いて来るようなものだから。

Googleがあまりいい顔はしなさそうな気がします。

コピぺになるのでは?

書く内容が似通るのは、同じキーワードを使うと起こり得る現象。これは別に問題ないと思います。

人が書くから思考形式が似たものになり、文章もそうなるのは理解出来る。これをダメと言うと、大半のサイトやブログはダメになります。

でもコピペはダメだと思う。引用位ならいいですが。私もデータを引用することはします。

ツールを使うと瞬時に、多くの同じキーワードを使ったブログやサイトから文章を抜いて来る。

抜き取る量が多いので、文章量も多い記事が出来上がる。時間はかけずに分厚い記事になる寸法です。

似るのはいいとしても、これはどうなんでしょう? された側は嫌なのではないか?

Googleのコピーサイト嫌いにも触れそうな感がします。良いとは思えない。

楽をしたい心理を衝く

人は楽をしたがる生物。楽をする為に道具を作りだす歴史を持っています。

太古は手づかみで漁をしていました。稲の脱穀や麦の製粉も手作業の重労働だった。これではキツいと、当時の人達も感じていたのでしょう。

だから網や釣竿を作って魚を捕まえたり、脱穀機や水車による製粉装置を開発した。これで楽をして食料が手に入る。

ツールの存在は、人間の持つ心理を衝いています。楽をして結果を得たいという怠け者の心。

そこを衝いたビジネスが、記事作成ツールの販売なのでしょう。ツールは有料で出されているものが多い。

Googleが監視するネット空間。それに反する感のあるツールを売るのって、あまり良いビジネスとは思えないな。

売る側も使う側もグレーな感がするのが、記事作成ツールのように思うのは私だけでしょうか。

記事作成ツールがダメな理由

私が記事作成ツールに反対なのは、デメリットが大きいと感じる為です。メリットやリターンに見合わない。

一言で言うと、Google(検索エンジン)の機嫌を損ねる行為になるから。検索上位どころか圏外に飛ばされて悲しみを負う結果になりそうと思います。

では記事作成ツールを使うデメリットとは何か? それを詳しく書いていきます。

ズルい&ペラサイトの量産になる

似るのは良いが、丸パクリはNG。Googleの評価基準は年々そのように変化している。

リライト作業はブログやサイトではよく聞く言葉です。記事を書き直したり、キーワードを増やす行動。また、別のブログやサイトを参考にするのもリライトに入ります。

リライトとコピぺは別物。リライトは情報の更新や内容の改善が目的で、誰かの真似をすることではありません。

コピペは真似をして利益や評価を横取りする行為になる。

どんなブログも全ての内容が独自という訳では無い。完全な独自性は、ネット黎明期に最初に出現したブログだけが持つと思います。

どこか似てたり、同じような内容が入るのは何もおかしくありません。

コピペは全てが借り物です。誰かが頑張って書いたり、見つけたものを横取りしている。だからズルい。

引用して来るのは悪くありません。引用元を示したり、許可を取る前提にはなるが。

引用と自分の主張を混ぜるのは何も問題は無い。客観性や多様性を記事内容に与える効果があるからです。

もしコピペが許されるなら、ネット空間はコピーサイトやペラサイトで溢れることになります。

誰の為にもならない?

自分が楽をしたいからとパクったコンテンツ。ユーザーの為と考えて自分で書いた記事。

どちらがユーザーの心を打つのでしょうか。少なくとも前者は無いと思う。

検索ニーズは、Googleサジェストキーワードに強く関係します。サジェストに出て来ることが、ユーザーの悩みや興味の多さを示します。

しかし、それ以外にも悩みを抱えているユーザーは数多くいると思う。まだ提供されていないコンテンツがそれを解決し得るのではないか?

例えばダイエット。ダイエットと検索する人は、食事や運動についての話題を調べたいと考えられます。

健常者なら運動は出来るし、薬やサプリメントとのバランスも取りやすいです。ダイエットと調べれば事足ります。

では難病や寝たきりに近い人が、ダイエットで悩みを抱えている場合はどうでしょう?

動けないから寝たきり。運動は難しい筈です。難病治療だと投薬があります。薬やサプリメントが有害になる危険性がある。

健常者が調べて満足するダイエットでは、彼らのニーズを満たすことは出来ません。

ここに誰かがコンテンツを入れるとどうか? それがユーザーの満足度を上げていく流れを作ります。

これを繰り返し、膨大な情報や知識がネットに集約されていきました。痒い所に手が届くみたいなケースの積み重ねがネットの歴史でもある。

コピーサイトはこれを破壊し得る。作ってもパクられるなら作り手は辞めてしまいます。作り手が消えた空間に革新や発展は生まれない。

そこに訪問したユーザーは、更新が無いネットに失望するでしょう。

自分がほしいものが供給される可能性の無い世界。価値をそこに感じるでしょうか?

運営者も嫌です。何の為にネット空間を作り、広げて来たのか。これが根底から崩れます。自分達の努力が水の泡になる。

故にGoogleは、コピーサイトを嫌うようになったのでしょう。誰も得しない空間にしたくないから。

楽は苦の種

楽は苦の種。苦は楽の種。この言葉は物事の真理を衝いている。

楽ばかりするとどうなるか? 人間はどこまでも易きに流れる生物です。使わない能力は衰えるのみ。

自分で考えるのは怠い。こうして文章を打っていますが、正直面倒臭いとか怠いと感じる時はあります。

でも怠けたくは無い。それは、自分で考えないと思考力は磨かれないどころか落ちるからです。

体を動かさなくなると、明確に起こる変化がある。太ったり、筋肉が落ちる経験をします。車に乗るようになれば、体の筋肉は脂肪に置き換わるのが普通です。

数カ月でもそれは起こる。年単位になれば中年太りに進化(?)します。これは良くない。

使わない能力は退化する。人間にも共通の生物の特性。人が猿人から進化する際、尻尾や体毛が退化したのは使わなくなったからです。不要と脳が判断すれば、能力は容易く失われます。

楽は苦の種。太ったり、衰えた体を若い頃に戻すのはとても辛いです。思考力も同じ。

苦は楽の種。鍛えたり、努力を重ねた体と頭は若々しいままです。トータルの苦労度は変わらないけど、得る結果は全く違うのではないでしょうか。

ツールに安易に頼るのは、楽は苦の種ルートだと思う。自分の思考や能力に磨きがかかりません。そのツール抜きでは何も出来なくなる。

もしそれがGoogleの逆鱗に触れたら? あっという間に稼げなくなります。そして挽回も不可能。

トータルで見ると、記事作成ツールによる自動作成は罠にしか見えません。

アフィリエイト記事作成の効率化は有り

でも楽をしたい! こう思うのは悪くありません。人の持つ基本的な欲求の1つだから。

ツールは非推奨ですが、効率化や省力化はOKです。アフィリエイト記事作成の労力を省くのは良いでしょう。

アフィリエイト記事作成の効率化。それはルーチンやテンプレートを進めたり、攻める所を明確にすることの2つです。それを見ていきましょう。

構成の確立によるルーチン化やテンプレート化

楽にも2種類あると思います。1つはただ易きに流れるパターン。もう1つは、自分がやりやすい形に落とし込むもの。効率化やテンプレート化ですね。

後者は誰もが日常で行っている行為。慣れるのと大いに関係があります。

車の運転は分かりやすいかな。あなたは最初と今で、車の運転に対する認識は変わっていますか?

ペーパードライバーや初心者。彼らはハンドルを握る時、緊張しまくっている。教習所で教わったことを頭に一々浮かべながら、硬い表情で運転するでしょう。

熟練者は違う。緊張しないでスイスイ走ります。表情も柔らかく、会話を楽しむ余裕さえある。

両者の違いは経験もありますが、その過程で得た効率化やルーチン化にあります。

目からの情報→脳の処理→情報の判別→判断→体や筋肉への命令→各部位の実行が、一連の動作となる。

初心者はこの過程を馬鹿正直に踏みます。特に脳内での処理で時間や労力がかかっている。だから運転後にクタクタに疲れてしまいます。

熟練者はこの過程で省力化やショートカットが起きている。脳の処理から判断までがとても早いのです。

エネルギーも時間も使わないので、熟練者は楽に車を運転出来る。判断も的確で正確なことがほとんど。

脳の構造的に、物事の処理は同じような変化を辿る。ブログ作成にも言えるでしょう。

書き方というか、何を書くかを大まかに決めてしまう。型やパターンを用意しておく。こうすると、導入が非常にスムーズになる。

導入がスムーズでも途中で詰まるケースも多いです。その場合は敢えてスルーします。後ろや最後(結論)を先に作ってしまう。

詰まった所は省くか、別の内容に差し替えます。書けるなら書くけど。

こんな感じで、一種のテンプレート化やルーチン化を予めしておく。考える過程を短くしていると言えますね。

アクセス解析で重点を探る(重点思考)

パレート図をご存じでしょうか? 知っている人にはお馴染みのものです。

パレート図とは問題の原因で大きいものを叩くのが、解決に貢献するという考え方です。図式化したものでもある。

パレート図で問題点の洗い出しと比較をやる考え方を、重点思考と呼びます。問題の半分以上を占める原因を無くせば、問題の半分は無くなるも同じと見なすもの。

記事も読まれるものと、読まれないものがあります。読まれない記事はここでは無視する。

読まれる記事は、ユーザーの検索ニーズにマッチする傾向があります。これをリライトする。

リライトによって検索順位を上げ、より多くのユーザーに見てもらうやり方。それが重点思考と結びつく。

効果が出そうな所の見極めと、その改善を行うものです。PDCAと通じる部分もありますね。

会社経営でも似たことはしている。利益率が大きい事業と小さい事業があれば、大きい事業の収益を上げようと動く考え方と同じです。その方が効果的だから。

アフィリエイト記事作成ツールは使わない方が良い

最初に言った通り、アフィリエイト記事作成ツールは使わないが結論になります。使うメリットが見出しにくいし。

今まで挙げた問題点の他に、別のデメリットも隠れている。アフィリエイト記事作成ツールで得られるものは無いと感じる背景になります。

それを書いて締めとしましょう。最後までお付き合い願います。

日本語がおかしい

日本語は表現が豊かな言語です。逆に言えば、言葉の遣い方でおかしな文章も生まれやすい。

ツールで集めたキーワードや文章。これを記事に入れる訳ですが、前後や内容が繋がらないというケースも出て来ます。

「Aは凄い」と「Aはダメ」という言葉を拾ってくるとします。どちらもAというキーワードが入っている。

しかし、文章の意味は真逆です。これが並立すると変な日本語となります。

さっきまでAを誉めていたのに、いきなり貶し始める。読者は?と思うでしょう。脈絡がありませんから。

これが多数あれば、読者は違和感を強く感じる。日本人が書いた文章とは思えない。

私も誤字脱字はあると思います。適切な言葉遣いが出来ていない部分もあるでしょう。しかし、なるべくそれが無いようにはしている。日本語として通る文章を目指している。

ツールを使う弊害は、日本語がおかしい文章が出来上がる点。これを推敲するのは使用者自身になるのではないでしょうか。

推敲しまくらないといけない文章。これって意味あるのかな?

初めから自分で書いた方がマシなのでは? そう思う文章が出来たら、ツールの価値は何も無いと思います。

同じツール使用者で過当競争になる

ツールだから、人以上に融通は利かない。ツールで作る文章は極めて似通ったものになるでしょう。

人はそれぞれ、独特の表現や言い回しになるのが普通です。私は「しかし」などの逆接をよく入れている。反対意見も認めつつ、自分の主張を出す為に使います。

砕けたり、変わった言葉や好きなキャラの言葉遣いを導入して書く人もいます。そうやって同じテーマでも、表現や感覚は異なる文章が出来上がる。

ツールだとその辺の差別化は不可能に近いです。もし使用者が何十人もいたら、テーマやジャンル被りの場合、どんな結果になるのでしょうか?

過当競争になったり、Googleにツール使用の疑惑をかけられるような気がします。

機械の業者に文章や記事を作らせている感がするのかな? いずれにせよ不審に思われそうです。

自信とは自身から生まれる

よく成功体験を得るのが、自信を付けるのに必要と言われますよね。それは間違っていません。

ただ、少し言葉足らずだと感じる。自身でやることで成功体験を得るのが、自信に繋がるのではないかと思います。

ブログで言うなら、ツールで記事を積み重ねて報酬を得るのはこれに該当しない。

自分でジャンルやテーマを選定して文章を作り、それで収益を得るのが成功体験だと思います。

ツール全てが悪いとは思わないけど、一番重要な部分を自分でやらないのは違うと感じます。親の評判で評価されるのと、自分の実績で評価されるのは意味が全く違う。

ツールを使って稼げても、長くは続かないでしょう。そして自信も生まれない。稼ぐ力や奮い立たせる心が育たないからです。自身が無いなら自信は出て来ません。

アクセス解析やデザインなどの部分はツール頼みでもいい。但し、ユーザーの利益になる文章は自分で作る必要があると思います。

面倒でもそれをやれるのが、最後は勝利を得るルートだと言える。

本記事もお読み頂きましてありがとうございます。

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