ブログを使ってアフィリエイト。もう耳慣れた感のある言葉。
ネットには無数のホームページやブログが存在します。個人の日記帳みたいなものから、あるジャンルに特化したサイト、企業や公的施設のホームページなどなど。
欲しい情報は人それぞれ。よく検索されるワードはあるけど、検索に引っかかるならその情報に関係するものは存在している。よくアフィリエイトで言われるジャンルとして、「お金」「副業」「転職」「トレンド」「商材」などがあります。
先行きがとても不透明な今、会社以外の収入が欲しい。収益の複数化を考えている方はとても多い。
副業なら家や空き時間でできそう。アフィリエイトだけじゃなく、安く仕入れて高く売る「せどり」やギャンブル要素もあるFXや株、休日にバイトをするなど、副業に関する関心は高くなっています。
今の仕事や職場が辛い。通勤時間を減らして仕事の負担を下げたい。もっと高給が得られる仕事に転職したい。転職やお金に関する思いもまた、需要が高くなっている。
お笑いや芸能ニュースを見るのが好き。時事ネタはとりあえず見るという方は昔から多いでしょう。興味がある人にとっては、常に気になる情報であり続けている。
アフィリエイトのジャンルとしてよく上がるのは、ユーザー(検索者)の検索需要が高いからと言えます。
アフィリエイトする上でブログやサイトを使う際、目に入るのがSEOという言葉。SEOは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」という訳になる。
検索エンジンの最適化って言われても、いまいちピンときませんね。
イメージ的にはネットという図書館があって、そこに本が無数に収められている。本はカラフルで写真ばかりのものや分厚くお堅い内容のもの、漫画や雑誌のように娯楽目的で作られたものなど、多種多様である。
確かに本棚に本は入っているけど、ジャンル分けがバラバラ。新聞の横に学術書があったり、参考書の隣に漫画が入っている。欲しい情報がありそうな本を探すのが大変。
こんな図書館は使いたくないですよね?
利用者としては芸能なら芸能という枠で、社会保障や保険を1つのカテゴリーとしてまとめ、探しやすく見栄えが良いように整理してほしいはず。
検索エンジンであるGoogleやYahoo!などは、こういった図書館の整理を行い、利用者(ユーザー)が使いやすいように最適化をしている。
検索をかけるごとに上位表示(検索で最初に出てくるもの)されるページが変化するのは、図書館の整理や運営者(本で言うなら執筆者)が更新する度に、よりユーザーが検索しやすいように動いた結果を示している。
SEOはこんなイメージになるのかな。
例えばアフィリエイトについて知りたいのに、検索して出てくることが違うものばかりじゃ、検索の意味がありません。アフィリエイトに関する情報がすぐに上位表示され、情報が素早く手に入るのがいいはず。
ということは、ブログやサイト運営者は、SEOを意識して運営しないといけないことになります。
上位表示されれば検索で見つけてもらいやすい。見つけてもらったら、読んでくれる可能性が出てくる。
SEOへの対策を考えることが、運営者にとって読んでもらえる、ユーザーや広告主へ価値を提供できるブログやサイトになるのと同義です。
どれだけ素晴らしい内容があっても、見つけてくれないと意味がない。発信しても相手に届かないのは、発信者としては辛いはず。
ブログでアフィリエイトするブログアフィリエイトをやるなら、SEO対策をしっかりやるのが大切。では、何をすればいいのか。それについて掘っていきましょう。
目次
SEO対策って?ブログではよく聞く言葉だけど

SEOは検索エンジン最適化だと言いました。もう少し具体的にします。
SEOは、ホームページやサイトが表示される順位を上げる手法を意味します。GoogleやYahoo!は皆さんご存じですよね。あれが検索エンジン。
上位表示されるものは、検索をかけて最初に出てくるリンクが貼られています。ユーザーがすぐに検索をかけて見つけられるブログやサイトが、SEO対策をきちんとされていることになります。
検索エンジンごとに上位表示されるものが違うこともあります。それぞれの独自の計算方法を用いてその結果となっているようです。
SEOでは計算に影響を与える要素を推測し、順位が上がるように各要素を最適化します。具体的にはHTMLのタグの使い方、リンクの張り方、検索に使用されるキーワードへの対応などなど。
直接GoogleやYahoo!に聞ければいいですが、それは無理です。でも自分が検索側ならイメージは湧きませんか?自分だったらこうしてくれるといいなって思える要素があるはず。
そこにSEO対策のヒントが隠れている。それを見ていきましょう。
1ユーザー(検索者)目線で見ると
インターネットは電子上の辞書のようなもの。欲しい情報や知りたいことが転がっている(かもしれない)。
学術的だったりお堅い情報なら、Wikipediaとかコトバンクとかが一番上に表示されるケースが多いです。
旅行に行きたいのでツアー会社やその会社名を打ち込んだら、じゃらんなどの大手旅行会社のホームページが上位表示される。体の悩みを検索してみると、医師会のホームページや医療関係者が作っているサイトなどが上位に来る。
欲しいものがパッと検索に引っかかるのが、インターネットの大きなメリットです。
それ以前は図書館などで文献を延々と探したり、会社まで出向いて話を聞く必要があるなど、知りたいことを知るのに手間がかかるのが普通だった。
細かいことや個人的な要望は別として、概要や特定の情報を集めたいという欲求は、インターネットの登場で大きく叶えられてきたと言えます。
ここで言えるのは「探すのは手間。手間はかけたくない」という心理が働いていること。
人は生来、面倒くさがり屋です。手間を省きたくなるのは生物として自然な反応。簡単に、素早く!というのは常に需要として存在しています。
上位表示されているということは、それだけユーザーにとって検索の手間を省けることに繋がる。
2検索に時間をかけたくない
忙しい、時間がない。多くの方はそう感じている。忙しいなら時間をかけずに済ませたくなる。
欲しい情報がパッと出てくればいいですが、出てこないと上位ではないページまで探さないといけません。それでも見つからないなら、検索するワードを変える必要がある。
検索に時間をかけたくない。すぐに情報がほしい!と思うのは、万人に共通の思いのはず。
ユーザーが求めている情報を載せたページがあっても、検索エンジンの中に埋もれているのでは価値が半減してしまいます。
SEO対策は、そのギャップを埋める為にある。
3欲しい情報がありそう
自分や家族が病気にかかった。病名は聞いたこともないようなもの。
不安になります。大丈夫なのか、悪化しないのか、完治するのか。
ふと検索をかけてみると、その病気について書かれたページを見つけた。あるページは医師による説明が綴られたもので、別のブログやサイトには患者の体験談が載っていた。
もっと探してみると、その病気の専門医について紹介されている情報があった。
その先生にコンタクトを取れないか、お話だけでも伺いたい。
そのユーザーにとって、欲しかった情報がしっかり載っているページがすぐに見つかる。
上位表示されているページに情報があれば、ユーザーはじっくり読んでくれるかもしれません。
ユーザーにとってのイイ!が、ブログやサイト運営側へのアクセスを生む。
ブログでアフィリエイトする為に。SEOの対策としてやれること

上の写真は山の上にロープウェイが設置された内容です。検索を登山で例えるなら、山頂が目的の情報やページ、ロープウェイや車、徒歩がそこに辿り着く為の手段です。
徒歩で登山するのは時間がかかる。大変です。景色を楽しんだり、体を動かす楽しさや疲労感を堪能する余裕や嗜好があるならいいですが、普通は取りたくない手段。上るなら手間暇かけずにスイスイ行けるようにしたい。
電車でもそうですね。なぜ特急や新幹線をお金を余分に出してでも使うかというと、移動時間の短縮を図れるからです。鈍行で移動すれば安くても時間はかかる。特急はその時間をお金で買うことで埋めることができる。
検索も似ていませんか?
ユーザーが欲しい情報がすぐに見つかる。探す手間が省けている。検索そのものにはお金はかかりません。ならば、いかに早く目的の情報(目的地)に行けるかが、ユーザーにとっての関心となる。
では具体的に、どんなことに気を付けてブログ記事を作ればいいでしょう? SEOの対策になる観点で見ていきます。
①記事のタイトルで探しやすいか
検索をかける時、私たちは検索したい情報と関連する言葉を使います。
例えばある店の特売日が知りたい場合、使うワードは「店の名前」「店の場所」「特売日」「特売している商品名」「時間帯」などが入るでしょう。
記事やページのタイトルに、それと合致する言葉が入っていれば、検索で上位表示される可能性が高まる。
そこに訪問すれば、求めている情報が得られるかもしれない。
ユーザーはそう判断して来てくれるでしょう。
②関連する記事や情報があるか
ダイエットについて知りたいのに、そのページには違うことしか書いていない。タイトルには「ダイエット」や「サプリメント」「運動」という言葉が入っているけど、中身と合致していない。
訪問したユーザーは、すぐにページを閉じてしまうでしょう。
対して、そのページや記事には欲しい情報が載っていた。それだけじゃなく、関連する情報を詰めた関連記事も載っている。自分が知りたいことだけじゃなく、さらに良さそうな情報がありそう。
こちらなら、ユーザーは記事を読んでくれる。関連記事も読んでくれるかもしれない。
あれこれ探すよりも、情報が載っていそうなブログやサイト内で、探す方がユーザーの手間を省ける。
ユーザーはこっちを評価してくれるでしょう。
③何かに特化したものか
ブログやサイトは、店で言えば個人商店なイメージです。
野菜が欲しいなら八百屋に行くし、ハンバーガーが食べたいならマクドナルドへ行く。肉屋に行ったのに何故か魚が並んでいたら、不自然に感じます。だって何屋か分からないから。
スーパーみたいに、幅広い商品(生活必需品とくくれるけれど)を扱うのは、個人や少数では難しい。
転職についてまとめられたブログがあるとします。今は転職も大分一般的な感覚になり、転職を経験しない人は少なくなっている。転職について知りたいと思い、訪問したブログ。見た目はそれっぽい。
確かに転職サイトや職務経歴書、面接のコツなどの情報は見つかった。でも運営者の趣味だったり、雑記帳みたいな情報も多く入っている。
これは何について作られたブログなんだ? 雑記みたいな、何屋か分かりにくいブログかな。
転職についての情報が欲しいのに、これでは情報が得られなさそうだ。もっと転職に特化したブログやサイトへ訪問した方が良さそう。私のような人向けに発信されていないのでは?
こう捉えられたら、ユーザーは訪問してもすぐ出て行ってしまう。
何かしらに特化したジャンルやテーマを扱い、それに関連する記事を作る。これがユーザーにとって価値を感じるブログになります。
④誰に向けて発信しているか
割と見落としがちなところかもしれません。
例えば化粧品について作る場合、女性向けや男性向け、ニッチな需要や幅広い年齢層向けなど、種類はいくつもあります。自分が女性で同年代の女性に向けて発信したいなら、自分が使っている化粧品やそれに関連する商品について情報をまとめるのが良い。
女性に発信したいのに男性向け商品を扱えば、ユーザーは怪訝に思うでしょう。
この運営者はどんな人?女性なら女性用化粧品に詳しいだろうけど、男性だったら違うよね。自分は女性だから、男性っぽく見える発信者よりは女性に聞きたいな。
突き詰めると年齢層や悩みの種類など、色々要素は出てくるが、ユーザーからはこう映るでしょう。
誰に向けて発信するかを明確にすると、記事やページも作りやすいです。ユーザーにとっても共感しやすくなります。自分と同性であったり年齢が近い、嗜好が似ているといった共通点がある方が、人は共感しやすくなる。
発信する対象を絞るのは、SEO対策に役立つポイントになります。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございます。